雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 10月26日(火) いま話題の「TPP」の農業と「夕鶴」のつう

2010年10月28日 05時19分57秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 10月26日(火) いま話題の「TPP」の農業と「夕鶴」のつう

 今日27日に農水省は、「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」に日本が参加して、例外を認めず関税を自由化した場合の試算を発表しました。

 試算によると、食糧自給率は現在の40%から14%に低下し、国産米は1割(10%)に壊滅、小麦も砂糖もほとんど壊滅、国産牛肉も4分の1になるとしています。

 これを聞いて、ぼくが連想したのは、演劇の「夕鶴」です。

 「夕鶴」で、つうさんの夫である予ひょうさんは、友だちにそそのかされて、つうに、「もっと布を」と強制してしまいます。
 
 管直人「予ひょう」首相は、TPPへの参加検討を表明していますが、それによって、何が永遠に失われるか、わかっていないようです。

 「おれたちの家計を維持するために、みんなの幸せのために」、「つうよ、我慢して、布を織ってくれ」ということでしょうか。

 「夕鶴」は、善意の人で、妻のつうを愛している予ひょうが、お金に目がくらんで、自分たちの存在基盤を壊してしまう、哀しい物語です。

 管直人「予ひょう}さんも、同じように、工業や金融業のお金に目がくらんで、つうの苦しみや、農業の苦しみなど、わからなくなって、しまったんでしょうか。

 哀しいですね。
 予ひょうさん、気がついてよ。


 

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