過去現在未来のメモリーノート 84 神さまとは… 20200628
アウグスティヌス『告白 Ⅲ』中公文庫、全3巻。とくに第3巻を読んで。
「この永遠の理念の中では、何ものも存在しはじめることなく、存在をやめることもない。そして、この永遠の理念こそは、あなたの御言葉(みことば)、それはまた始原でもあります。」(「Ⅲ、第11巻第8章」、p26)
「それではいったい、私たちに教えてくれるのはだれでしょうか。それは恒常不変の真理にほかならないではありませんか。」(「Ⅲ、第11巻第8章」、p26)
それはこの1つの物理宇宙(ユニバース)が始まる前に、「神さま」は存在してないと論理的におかしいし、1つの物理宇宙(ユニバース)が滅ぶのと同時に「神さま」も滅んじゃおかしいからね。
そういう意味の真面目な(?)、「神さま」についての研究はキリスト教でもたぶんおかなれてはいないと思う。
何しろ神をも怖れぬ…ですからね。
『告白』自体も、哲学界の真面目な研究論文はあるんだろうか。