人間宇宙生命社会 1 「「ジェンダーと平和運動」講義レジュメ 20210114 雨宮智彦」 20210115
いままで、いくつかに分散していた内容をすべて「人間宇宙生命社会」にひとまとめにして書いていくつもりです。
掲載した過去のものも「過去記録」として再掲載をしていきます。
第1回は、1月14日に浜松市平和委員会でおこなった学習会の講演レジュメです。実際にはレジュメの「1、2、3B」だけを話しています。
たぶん原稿化するつもりです。
「ジェンダーと平和運動 レジュメ 20210114 雨宮智彦
1 はじめに ー 平和運動と女性史サークルと私
◎① 女性史サークルでの学習、② 平和運動での公的経験、③ 私的体験などを経て
◎「人間社会をどう見るか その現在」「人間社会をどこからどうするか その未来」
2 社会的ジェンダーと生物的セックス
◎ジェンダーとは 「社会的歴史的性」「社会的に形成された性」 フランス語「ジャンル」
誰か意図的に「作った」たのではなく、「形成された」「作られた」
だから社会・歴史によって、男性ジェンダー・女性ジェンダーは驚くほど変わる
◎社会的性(ジェンダー)と生物的性(セックス)の違い
◎4つの指標 ①身体的性 ②性自認 ③性的指向 ④性表現
◎男性ジェンダー・女性ジェンダー ジェンダーは男性にも深く浸透している
「あたりまえ」あるいは「男らしく」「女らしく」
ジェンダー・バイアス(性的偏向・偏見)が不平等・差別・暴力・戦争の温床・苗床になってきた
「呪縛(じゅばく)」「呪い」と「祝福」 内田樹(たつる)さん『呪いの時代』角川文庫
◎「虹(にじ)rainbow」の世界観 虹は7色なのだろうか 男性と女性のあいだの連続
◎性的マイノリティは犯罪処罰の対象、病気治療の対象、揶揄や軽蔑の対象とされてきた
主体として扱われてこなかった性的マイノリティの一部も自ら声をあげはじめたのが今
3A ジェンダーはどう解放されてきたか 世界と日本戦後女性史のおおまかな流れ
◎戦後女性の出発点 男女同権・参政権・議員になる権利
◎1970年代から1980年代 女性解放運動・フェミニズム・マイノリティなどの努力
◎国連安保理事会決議1325号「女性・平等・安全保障」(2000年)
◎SDGsと国連の新時代 政府と民間NGOが協力しあう時代 日本原水協や新婦人
◎性的少数派(マイノリティ)(LGBTq)が声をあげはじめる
◎ハラスメントへの抵抗解放の運動 セクハラ・アカハラ・DV・・・・・・
◎1990年代以後 革新政治の性的少数派見直しの動き ◇1970年代の議論から
3B、2021年 日本の現状と「日本会議」などとの対抗右翼
◎「日本会議」のバックラッシュ
ジェンダー・フリーへの「右翼派」の抑圧 → 彼らの危機感・恐怖感
安部/菅政権・右翼的潮流は国民と矛盾、古い「家父長」「家制度」を右翼的潮流は固執
◎国会での論戦、性教育、夫婦別姓問題、ハラスメント、いじめ
4、「人間社会はどう変わってきたか その過去」 男女とオスメス
◎オスメスは地球生命の進化途中で現れた
◎ミミズやカタツムリは雌雄両性体
魚類は簡単にオスメス転換する ディズニーアニメ「ニモ」のクマノミ
ウミガメは一定の温度以上以下でオスメスが分かれる
◎人類の祖先、サルや霊長類でもオスメス間の「夫婦」関係は一様ではなく多様です
5、歴史はどうやって発展するか 私たちの前に見える道
◎歌舞伎「風の谷のナウシカ」をテレビ録画で見て 2つぐらいの感想
コロナウイルス危機、「トランプ現象」の「陰謀説」
◎平等に支配・管理・搾取・収奪されることから、さらに解放へ
◎暴力の段階的廃絶へ まず核兵器の廃止 → 軍隊の廃止 → 武器・兵器の廃止
→ 肉体的・精神的暴力が必要なくなり消滅する
< 主な文献資料 >
川田忠明『市民とジェンダーの核軍縮』新日本出版社、2020年
太田啓子『これからの男の子たちへ』大月書店、2020年
杉山貴士『聞きたい知りたい性的マイノリティ』日本機関紙出版センター、2008年
日本平和委員会、月刊雑誌『平和運動 20/3 特集 ジェンダーと平和』
学習の友社、月刊雑誌『学習の友』
日本共産党中央委員会、『日本共産党第28回大会特集 全記録』2020年」
いままで、いくつかに分散していた内容をすべて「人間宇宙生命社会」にひとまとめにして書いていくつもりです。
掲載した過去のものも「過去記録」として再掲載をしていきます。
第1回は、1月14日に浜松市平和委員会でおこなった学習会の講演レジュメです。実際にはレジュメの「1、2、3B」だけを話しています。
たぶん原稿化するつもりです。
「ジェンダーと平和運動 レジュメ 20210114 雨宮智彦
1 はじめに ー 平和運動と女性史サークルと私
◎① 女性史サークルでの学習、② 平和運動での公的経験、③ 私的体験などを経て
◎「人間社会をどう見るか その現在」「人間社会をどこからどうするか その未来」
2 社会的ジェンダーと生物的セックス
◎ジェンダーとは 「社会的歴史的性」「社会的に形成された性」 フランス語「ジャンル」
誰か意図的に「作った」たのではなく、「形成された」「作られた」
だから社会・歴史によって、男性ジェンダー・女性ジェンダーは驚くほど変わる
◎社会的性(ジェンダー)と生物的性(セックス)の違い
◎4つの指標 ①身体的性 ②性自認 ③性的指向 ④性表現
◎男性ジェンダー・女性ジェンダー ジェンダーは男性にも深く浸透している
「あたりまえ」あるいは「男らしく」「女らしく」
ジェンダー・バイアス(性的偏向・偏見)が不平等・差別・暴力・戦争の温床・苗床になってきた
「呪縛(じゅばく)」「呪い」と「祝福」 内田樹(たつる)さん『呪いの時代』角川文庫
◎「虹(にじ)rainbow」の世界観 虹は7色なのだろうか 男性と女性のあいだの連続
◎性的マイノリティは犯罪処罰の対象、病気治療の対象、揶揄や軽蔑の対象とされてきた
主体として扱われてこなかった性的マイノリティの一部も自ら声をあげはじめたのが今
3A ジェンダーはどう解放されてきたか 世界と日本戦後女性史のおおまかな流れ
◎戦後女性の出発点 男女同権・参政権・議員になる権利
◎1970年代から1980年代 女性解放運動・フェミニズム・マイノリティなどの努力
◎国連安保理事会決議1325号「女性・平等・安全保障」(2000年)
◎SDGsと国連の新時代 政府と民間NGOが協力しあう時代 日本原水協や新婦人
◎性的少数派(マイノリティ)(LGBTq)が声をあげはじめる
◎ハラスメントへの抵抗解放の運動 セクハラ・アカハラ・DV・・・・・・
◎1990年代以後 革新政治の性的少数派見直しの動き ◇1970年代の議論から
3B、2021年 日本の現状と「日本会議」などとの対抗右翼
◎「日本会議」のバックラッシュ
ジェンダー・フリーへの「右翼派」の抑圧 → 彼らの危機感・恐怖感
安部/菅政権・右翼的潮流は国民と矛盾、古い「家父長」「家制度」を右翼的潮流は固執
◎国会での論戦、性教育、夫婦別姓問題、ハラスメント、いじめ
4、「人間社会はどう変わってきたか その過去」 男女とオスメス
◎オスメスは地球生命の進化途中で現れた
◎ミミズやカタツムリは雌雄両性体
魚類は簡単にオスメス転換する ディズニーアニメ「ニモ」のクマノミ
ウミガメは一定の温度以上以下でオスメスが分かれる
◎人類の祖先、サルや霊長類でもオスメス間の「夫婦」関係は一様ではなく多様です
5、歴史はどうやって発展するか 私たちの前に見える道
◎歌舞伎「風の谷のナウシカ」をテレビ録画で見て 2つぐらいの感想
コロナウイルス危機、「トランプ現象」の「陰謀説」
◎平等に支配・管理・搾取・収奪されることから、さらに解放へ
◎暴力の段階的廃絶へ まず核兵器の廃止 → 軍隊の廃止 → 武器・兵器の廃止
→ 肉体的・精神的暴力が必要なくなり消滅する
< 主な文献資料 >
川田忠明『市民とジェンダーの核軍縮』新日本出版社、2020年
太田啓子『これからの男の子たちへ』大月書店、2020年
杉山貴士『聞きたい知りたい性的マイノリティ』日本機関紙出版センター、2008年
日本平和委員会、月刊雑誌『平和運動 20/3 特集 ジェンダーと平和』
学習の友社、月刊雑誌『学習の友』
日本共産党中央委員会、『日本共産党第28回大会特集 全記録』2020年」