雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

遠州の遺跡・寺社 68 浜北区根堅(ねがた)の根堅遺跡・浜北人発掘跡

2012年04月16日 20時50分23秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社 68 浜北区根堅(ねがた)の根堅遺跡・浜北人発掘跡

 暖かくなったので、則子さんと遺跡・寺社巡りを再開しました。

 以前に「遠州古代史2 浜北人・三ヶ日人・牛川人の年代測定 2010年02月23日 20時06分07秒」で紹介しました。

 むかし東海地方の旧石器時代の人骨として「牛川人」「三ヶ日人」「浜北人」と言っていたうち、牛川人と三ヶ日人は炭素年代測定で縄文人の骨と言うことがわかり、いまは沖縄以外で一番古い人骨が旧石器時代の1万8千年前と1万4千年前の2つの地層から出てきた浜北人と言うことになっています。

 というより旧石器時代の日本列島では沖縄と浜北だけで旧石器人の人骨が確認されていると言うことです。

 つまり、浜松市の歴史の始まりのような場所です。ここは、石灰岩を採掘していた採掘場で、1961年に初めて人の歯の化石が見つかり、1961年から1963年まで東京大学によって発掘がおこなわれました。

 場所は岩水寺(がんすいじ)の数百m西、参道へ行く道路を左へ(西へ)「岩水寺 臨時大駐車場(300台)収容」と書いてある位置へ坂を車で登っていき、駐車場と言うより大きな広場・空間に行くと「岩水寺さくらの里」と書いてある空間です。

 北側から西側に石灰岩を採掘した跡でしょうか、高い石灰岩の岩壁がそびえています。どこかでウグイスが啼いています。

 広場の西南の目立たない位置に、「浜北人骨発見の地」という柱が立っています。そのそば、広場のいちばん南に大看板が立っていますが、それ以外に何もありません。

 「洞窟」っぽい北側の岩壁を写真でお見せします。

 浜北旧石器人の人骨そのものは東京大学にあるそうです。複製はなゆた浜北で見れるそうです。

 浜北人の発掘の正式報告書が出たのか、どうか、浜松市博物館に聞いて見ようと思います。


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