雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森(第3) 30 萩尾望都『私の少女マンガ講義』新潮文庫、2021年 20210726

2021年07月26日 15時26分42秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 30 萩尾望都『私の少女マンガ講義』新潮文庫、2021年 20210726




 7月1日発行、298ページ、定価本体590円、原著2018年(平成30年)。


 ボクの大好きなマンガ家・萩尾望都さんのすてきな少女マンガ史講義と聞き書き集。したがって、客観的評価はできませんので念のため。


 「日本の少女マンガ」が世界のどこにもない独特なジャンルだとは初めて知りました。それだと戦後日本という時空の独特さに納得します。この幸せな時空ができるだけ長く続きますように。


 ボクは前半の少女マンガ史講義よりも、後半の萩尾望都さんの自作作品論が面白かった。実際には、最近の作品はあまり読んでいなかったので、読もうという気になりました。


 ひとつは具体的な画面分析で、コマ割りの大事さを強調していたのが印象的でした。


 東日本大震災と原発危機以後の作品、「なのはな」「プルート夫人」「雨の夜」「サロメ20××」「なのはなー幻想「銀河鉄道の夜」」などの紹介はよかった。


 萩尾望都さんの作品は、最近では「ポーの一族」の新シリーズを読んだだけでしたが、他の作品も見て見たいと思いました。




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