雨宮日記 1月18日(土) バテて精神的に不良、学習会を初欠席
今日は月1回の資本論学習会でしたが、精神的によくなく、会場の鍵を開けて、必要な資料を渡して、あとはまかせて帰りました。初欠席でした。
一晩、ぐっすり寝たら直りました。
雨宮日記 1月18日(土) バテて精神的に不良、学習会を初欠席
今日は月1回の資本論学習会でしたが、精神的によくなく、会場の鍵を開けて、必要な資料を渡して、あとはまかせて帰りました。初欠席でした。
一晩、ぐっすり寝たら直りました。
雨宮日記 1月17日(金)の2 ぼくと則子さんの孫と初対面
「おじいさん」と「おばあさん」と「おばさん」の3人で、長女の長男に面会に行きました。
「名前はまだない」です。
家の近くの介護施設に勤務している則子さんと、浜松駅の本屋さんに勤務している次女が帰ってきたので、住吉のS病院に、ボクの車で出発しました。
受付で手続きをして「面会人」のお札をもらって「C棟」の8階へ行きました。ナースステーションで手続きをしました。
面会所へ行ったら、すでに2組の新生児と家族がいました。
数分後、Tさんと赤ちゃんが来ました。
うわ、小さい!長女も次女もこんなに小さかったかな?
うーん、可愛いですね。
☆
次女も「赤ちゃん、すごく可愛いね」と言ってました。
どっち似、なんでしょうか?
雨宮日記 1月17日(金)の1 長女の長男誕生
プルプルプル!ぷルプルプル!
夢うつつで寝ていたぼくの耳元で携帯電話が鳴っています。なんだよ、これ。ぼくは寝ているんだ…
ハッとして目が覚めると午前4時半頃。
すぐにメールが来ました。
長女のTさんの夫のTさんからでした。「無事生まれました。元気な男の子です」と。
うわ!おどろき、もものき、さんしょのき、です。でも、嬉しいですね。ぼくと則子さんの初孫、未来につながる子孫の誕生です。
やはり満月でしたね。
雨宮日記 1月16日(木) 静岡市で浜岡原発裁判の原告団・弁護団会議
午前、出産予定日が21日に迫った長女のTさんから「お昼過ぎ、パン屋さんまで車出してくれる?」とメールが来たので「いいよ」と返しました。
上島の小さな、おいしいパン屋さんへ車で行って、曳馬の「スーパー丸滝」まで送りました。「あとはアパートまで歩くからいいよ」というので。
☆
午後は、久々に「遠く」に外出。遠くとは静岡市です。今日は、静岡市で開かれる原告団会議と、続けて開かれた弁護団・原告団合同会議なので、断れなくて、参加しました。
別に、参加するのがいやではないですが、無職無給の身なので、月◇◇◇円の「おこづかい」と、妻の則子さんに「特別給付」を「お願い」できるかなど、夫婦関係の微妙なバランスを考慮しながら参加しました。
まあ、午後4時から6時の原告団・静岡県の会会議、午後6時から7時過ぎまでの弁護団・原告団合同会議、いずれも、濃密で議論は楽しい時間でした。
変な意見がないのではなくて、自由に論議ができるのが楽しいですね。
内容的なこと、浜岡原発の地元、浜岡町への中部電力の「裏金買収」については続報します。
なにしろ、数十億円ですからね。瀬東京都知事が辞職したのは5000万円の裏金でした。浜岡は単位が2桁違います。
浜岡町の幹部のある方がお亡くなりになって、娘さんが、旧宅を整理していたら、「銀行通帳」が出てきて、そこには「◇◇億円」と書いてあったそうです。
娘さんはビックリして周囲の方に「これ、なに。どうしたらいい?」と相談したので、うわさはぱっとひろまったそうです。
そういう「もらった人」は3人いるそうです。
☆
帰り、JR浜松駅に着いて、遠鉄電車駅に行ったら、ホームの屋根の上に、明るい満月が昇っていました。
ああ、満月だなあ、となにげなく思って、家に帰り、いつもの「古代史」研究作業をしながら、呑みながら寝ました。
<明日朝に続きます>
古代史を考える 日本の神社はなぜ赤いのか、赤はどこから来たのか
日本の神社では、赤く塗っている神社や鳥居があります。なぜ「赤い」のか?なぜ「燃えているのか?」。
わが浜松市の北区三ヶ日町に住む、小説家の宮城谷昌光さんの随筆集『春秋の色』講談社、1992年を、図書館で借りて読んでいたら、みつけました。
古代中国の、殷王朝(商)や周王朝は、神聖な色は赤なのだそうです。
日本の神社の赤は、たぶん、中国伝統であろうということ。
さらに、殷王朝と倭人の共通点を、著者は数えています。
① 赤が好きであること
② お酒がすきであること
③ 動物の骨を焼いて吉凶を占うことが同じなこと
④ 人体にイレズミを入れていたのが共通すること
殷王朝のなかにいて朝鮮へ逃れた「箕子(きし)朝鮮」の伝説は、かなり事実と歴史のうえに作られた気がします。
いま日本古代史学界では、「朝鮮渡来人」については、かなり論争がおこなわれるようになりましたが、「中国渡来人」については、あまり論争もないように思います。
「徐福」の評価も含めて全面的に検討し直すべきと思います。
雨宮日記 1月15日(水) 病院へ2つも行きました
急遽、家族でインフルエンザ予防注射をすることになって、昨日に顔なじみの(ただし患者として行ったことは20年数年間で1回くらいです)佐藤町診療所へ電話して「インフルエンザ予防接種できますか」と聞いて、今日、午前9時の予約を入れました。
同居の次女と2人で行きました。体温を測るのに、脇にはさむ体温計ではなくて、おでこに近接して測る、すごい高機能の体温計でした。
ぼくは36度でした。次女が「お父さん、ああいう体温計、欲しいね」と言ってました。
1人2000円でした。
☆
午前10時に、父の定期的診療の予約を遠州病院に入れていたので、9時20分に帰ってほっとしました。次女は今日は遅番なので、11時過ぎに出勤します。
ぼくは父を車に乗せて遠州病院へ。帰宅は11時頃でした。さすがに疲れました。
☆
今日は「小正月」。つまり陰暦では、1年最初の「満月」で、日本中、いろんな行事があります。奈良の若草山の山焼きの夜ですね。
関東では「どんど焼き」、関西では「左義長」、新潟では「サイト焼き」というそうですが、火祭りです。
浜松では、中区高町の秋葉さんに正月のものを焼きに行く日です。むかしはすぐ近くの松城町に住んでいたので、高町の秋葉さん(歩いて数分の所にありました)に焼きに行ったような、幼い日の記憶があります。
どんど焼き どんどん 雪の降りにけり 小林一茶
本と映像の森 267 内田樹『邪悪なものの鎮め方』<文春文庫>、2014年
この本で内田さんが語る「邪悪なもの」とは、むろん悪魔とかゾンビーとかエイリアンとかそういうものではありません。内田さんいわく「どうしていいかわからないけれど、何かしないとたいへんなことになるような状況」です。
その「どうふるまっていいかわからないとき」に適切にふるまうことができる人がいる。
「「邪悪なもの」をめぐる物語は古来無数に存在します。そのどれもが、「どうしていいかわからないときに、正しい選択をした」主人公が生き延びた話です。主人公はどうして生き延びることができたのでしょう。
私自身のみつけた答えは「ディセンシー(礼儀正しさ)」と、「身体感度の高さ」と、「オープンマインド」ということでした。どうしてそういうことになるのか。それについては本文をお読みください。」【雨宮注 たぶんそうだろうと思います。たとえば「ゲド戦記」、アニメ映画はそれが監督がそれを理解できなくて、ひどい話になってましたね】」
以下、内田語録です。本文全体を読んで欲しいです。
「「システム」はもともと「人間が作り出したもの」である。それがいつのまにかそれ自身の生命を持って、人間たちを貪り喰い始める。」(p19)
「私が今あるような人間になったことについて私は誰にも責任を求めない」(p25)
「年齢や地位にかかわらず「システム」に対して「被害者・受苦者」のポジションを無意識に先取するものを「子ども」と呼ぶ。「システム」の不都合に際会したときに、とっさに「責任者出てこい!」という言葉が口に出るタイプの人はその年齢にかかわらず「子ども」である。」(p43)
「現代日本は「子ども」の数が増えすぎた社会である。もう少し「大人」のパーセンテージを増やさないとシステムが保たない。‥‥「そういうのだったら、私やってもいいです」という奇特な方が若い人の中から少しばかり出てきていただければ、それで頭数としては十分である。」(p44)【雨宮注:小松左京さん原作・コミック『日本沈没』全20巻、はまさしく「私やってもいいんです」という物語である】
「宗教的経験は「よくわからないもの」の宝庫である。それはさまざまな仮説の生成をうながす栄養豊かな培養器のようなものだと私は思っている。」(p82)
「以前精神科医の春日武彦先生から統合失調症の前駆症状は「こだわり・」プライド・被害者意識」と教えていただいたことがある‥‥ご本人はそれを「個性」と思っているだろうが、実は「よくある病気」なのである。統合失調症の特徴はその「定型性」にある。‥‥健全な想念は適度に揺らいで、あちこちにふらふらするが、病的な想念は一点に固着して動かない。その可動域の狭さが妄想の特徴委なのである。」(p93)
「こういうのはある種の身体的感覚のようなものだと思う。ときには「全体を俯瞰し、最適解だけを選び続けるスマートネス」を断念しないと身体が動かないという局面があること。どこで、誰が自分を必要としているかを直感する力、頼れる人と頼りにならない人を識別する感受性がこういう状況ではたいへん高くなるということ。そういったことを私は震災経験から学んだ。」(p122~123)
「道徳律というのはわかりやすいものである。それは世の中が「自分のような人間」ばかりであっても、愉快にくらしていけるような人間になるということに尽くされる。それが自分に祝福を与えるということである。世の中が「自分のような人間」ばかりであったらたいへん住みにくくなるというタイプの人間は自分自身に呪いをかけているのである。この世にはさまざまな種類の呪いがあるけれど、自分で自分にかけた呪いは誰にも解除することができない。」(p153~154)
「「詰め込み勉強」‥これは知性の実相とはほど遠い。知的パフォーマンスの向上というのは「陽気の中に詰め込むコンテンツ【内容】を増やすこと」ではないからである。ぜんぜん違う。容器の形態を変えることである。変えるといっても「大きくする」わけではない(それだとまだ一次方程式的思考である)。そうではなくて、容器の機能を高度化するのである。問題なのは、「情報」の増量ではなく、「情報化」プロセスの高度化なのである。」(p183)
「逆に、想像力の弱い人間は、個体としての自分の死さえうまく想像することができない。‥でも、「死んだ私」という想像的視座に立つことなしには、「今、この瞬間のリアリティ」を形成することはできないのである。」(p198)
「小成は大成を妨げるというのは甲野先生のよく言われるところであるが、それはほんとうで、局所的に機能する方法の汎通性を私たちは過大評価する傾向にある。「原則的に生きる人」はある段階までは順調に自己教化・自己啓発に成功するが、ある段階を過ぎると必ず自閉的になる。そして、どうしてそうなるのか、その理路が本人にはわからない。‥‥そして、知識があり、技能があり、言うことがつねに理路整然とした「幼児」が出来上がる。
若い頃にはなかなか練れた人だったのだが、中年すぎになると、手の付けられないほど狭量な人になったという事例を私たちは山のように知っている。彼らは怠慢ゆえにそうなったのではなく、青年期の努力の仕方をひたすら延長することによってそうなったのである。
これを周囲の人の忠告や提言によって改めることはほとんど絶望的に困難である。本人が自覚するということも期しがたい。そういう人を見たら、私は静かに肩をすくめて立ち去ることにしている。」(p266~267)
古代史を考える 九州・福岡県・久留米市の「高良神社」と「高良山」
日本古代史の総論では、「高良神社」や「高良山」は、ほとんど無視されていると思います。「無視してない」「有視している」例がもしあったら、教えてください。
無視していない歴史学者は、古田武彦さんや古賀達也さんです(注:古田さんや古賀さんのすべての著書・ブログを信頼せよとは言っていません。古田さんや、古賀さんの言説の中には、ぼくが自分で精査して取り上げるべき事実と論理があると言っているだけです)。
詳しい紹介は、別シリーズにしますが、今日は、自分で地図を見て発見した事実を一つだけ紹介します。
以前に買っておいた『県別マップル道路地図40 福岡県 広域・詳細 県内全域3万分の1』昭文社、2001年、を見ました。
「筑後一の宮」である「高良大社」は、この地図で測ると、あきらかに「高良山」から夏至の日没が沈む位置です。確度で、約28度。
言い換えると、高良神社から高良山は、冬至の太陽が昇る位置にあるということです。
冬至の太陽が高良山から昇る位置に、高良神社が建てられたということです。
これは明らかに、太陽信仰です。どうして、こんな大事なことに、みんな、気づいていなんでしょうか。
この高良大社に祭られた神さまは、3神。
① 高良玉垂命 ② 八幡大神 ③ 住吉大神
一番の問題は、最初に出てくる「高良玉垂命」ですが、これは別途書きます。
ネットで「高良大社」「高良神社」「高良山」「九州王朝」などで検索すると、かなり多い事実がひっかかってきます。
ぜひ、自分で事実と論理を考えて、判断しましょう。
本と映像の森 266 佐藤優さん著『甦るロシア帝国』<文春文庫>、2012年(原著2009年)、460ページ、定価本体771円+消費税5%
前に2冊を紹介しましたが、3冊目のこの本は「思想的自叙伝の形で、、ソ連崩壊について考察」した本です。私は、この本を読んで、リアルにソ連政府の高官や若者たちのリアルな行動と実際の思想を読み取ることができました。それは、日本人にとってもきわめて貴重なドキュメントだと思います。
主な内容は3つです。1つはソ連で知識人や政府高官たちはどう考え、どう生きていたか、という人間ドキュメント。
もう1つは、ソ連という大国がいかなるプロセスで崩壊したかというドキュメント。
最後の1つは、ひごろ、日本のマスコミでも学界でもほとんど話題にされない、地政学やユーラシア主義などの問題と、ロシア正教・カトリックなどのキリスト教神学などの問題です。
目次を以下に掲げます。
1 モスクワ大学哲学部
2 アフガニスタン帰還兵アルベルト
3 閉鎖秘密都市出身の女子学生
4 ソ連科学アカデミー民族学研究所
5 エトノクラチヤ
6 バクー事件
7 主権宣言
8 境界線上の人間
9 もう一度マルクスへ
あとがき
プーチン論 甦った帝国主義者の本性
書名リスト
人名索引
8章、9章が1991年8月の「クーデター」に至るプロセスとその「失敗」のプロセスをリアルに描いています。
さて、佐藤優さんが真に心配するのは、当然のことですが、「チェルノブイリ爆発」後に「瓦解したソ連帝国」のことではありません。
佐藤優さんが心配するのは「福島爆発」後に、いまだ瓦解の危機を自覚していない「日本国」のことだと思います。
戦後自民党政治の「右翼的徹底」で事態を打開しようとしている安部首相は、ソ連共産党の「守旧派」に等しいのでしょうか?
雨宮日記 1月10日(金) 「北風吹き抜うく寒い朝は」という歌を口ずさみました
「最強寒波」で東京都心で最低気温1.4度、日比谷公園の噴水が凍ってました。北海道ではマイナス23.8度でした。
浜松で「寒い」なんて言ったらばちがあたりますね。
今日は則子さんは夜勤なので、午後1時半頃から2時間ほど仮眠して3時半過ぎに職場へでかけました。つまり、今夜は、冷えた手を温めてくれる則子さん湯たんぽがないので寒いです。
アメリカを襲っていた猛烈寒波が、東アジアへも飛び火(火じゃないです、氷です)してきたそうです。
☆
昼間は、則子さんが家にいてくれたので、曳馬地域と駅南へ、ボランテイア配達に行きました。
夜は寒いので、昼間、風呂を追い炊きしてのんびり入りました。体重を量ったら前月より1kg減って59kgでした。「減糖効果」が、すこしはあるようです。
夕食は、則子さんが作ってくれた「野菜・魚鍋」を父と2人で食べました。則子さま、おいしかったです。ごちそうさまでした。
☆
今日は、父がカゼ気味で咳をしているので、「お風呂、入らない方がいいよ」と言ったら「入らない」というので、ぼくのお風呂掃除はやめました。帰って来た次女に「ぼくは昼間、お風呂入ったから、入るなら、自分で洗って入ってね」と通告しました。
遠州古代史ニュース 浜松市が都田の郷ヶ平6号墳で鹿の埴輪雄雌を復元
中日新聞や静岡新聞で報道していますが、1月8日浜松市文化財課は、都田町の郷ヶ平(ごうがひら)6号墳で出土した埴輪破片から、オス・メス1対の鹿の埴輪の頭部を復元したと発表しました。
2本のツノのある鹿はオスと解釈され、ツノのないのはメスと解釈されました。
写真を見ると、鹿らしく、目がやさしいです。メスの目は太いしずく型で、しずくの頂点が耳の側にあります。つまり、しずくはほぼ水平です。
オスとメスの鹿の埴輪にして古墳に立てたのは、当然、生殖期待祭儀だと考えられます。弥生時代の銅鐸に1対の鹿を描くのと同じです。
古代豪族にとって、自らの死と子孫への再生は、同時に鹿の生殖と誕生であり、稲の毎年の豊作を意味していたと思います。それらが渾然一体となっていたのだと考えます。
いまでいう信仰というより、呪術といった方がいいかもしれません。
☆
郷ヶ平6号墳は古墳時代後期、6世紀前半と推定されている古墳で、現存していません。これまでの雨宮報道を参照。
浜松市公式HPに文化財課の発表が掲載されています。ここから古墳群の地図もあるPDFファイルへ飛べます。 http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/shise/koho/koho/hodohappyo/h26/1/2014010803.html
これまでの雨宮報道は以下の通りです。
① 遠州古代史ニュース 2011年9月 浜松市北区都田町「郷ヶ平古墳群」の発掘 2011年09月21日 07時16分40秒 | 遠州古代史
② 遠州の遺跡・寺社・地名 87 浜松市北区都田町の郷ヶ平3号墳から馬や琴の埴輪出土 2012年08月16日 06時31分25秒 | 遠州古代史
③ 遠州古代史ニュース 2013年6月 郷ヶ平古墳群で新たに前方後円墳 2013年06月14日 15時41分21秒 | 遠州古代史
④ 遠州の遺跡・寺社・地名 106 北区都田町の郷ヶ平4号墳 2013年07月04日 21時46分29秒 | 遠州古代史
たぶん、これで全部だと思います。
鹿信仰については、浜松市立中央図書館にある『谷川健一著作集(全10巻)』に載っている論文が参考になると思います。
『万葉集』にも鹿の歌はたくさんありますね。
雨宮日記 1月9日(木)の2 誰が敵か味方か、おまえが自分で決めろ
今日のテレビアニメ「ワンピース」の主人公「麦わらのルフィー」のセリフ「オレが敵か味方か、おまえがきめろ」、すごい思想ですね。
ぼくも、いつも言っていることと同じですが、誰かがどこかで、自分の敵や味方が誰かを決めてくれるのではない。
自分で決めるしかない。
だから、一人ひとりが、自分の全責任で、自分の判断で進め、というのがルフィーの思想ですね。
所属する組織に頼るな。上司に頼るな。仲間に頼るな。自分ひとりで判断せよ。
それが「ルフィーの助言」だと思います。
雨宮日記 1月9日(木) 電脳時代は油断も隙もない、気をつけようネット社会
検察庁から逃亡した容疑者が逮捕されましたが、なんと「携帯電話の位置情報」でというニュースが出ていました。たぶん、逃亡者の協力者が携帯を渡したのでしょうが、それを警察が察知したということですか?
特定の電話ではなく、特定の地域のすべての携帯電話の会話を盗聴した、あるいは会話記録をファイルにして調べたという可能性もあるように思います。
なにしろ真横に警察官がいたのに逃がした、警察の大失態で、警官を4000人動員したと書いてありましたから。何でもやりかねません。
表面の発表を一方的に信じてはいけません。
☆
数日前の報道で、中国のソフト会社の中日翻訳ソフトで日本の購入者がキーを打つと、そのキータッチ記録がすべて、その中国会社の日本支社に自動送信されるようになっていたという記事がありました。
そのソフトにはそういう機能があると明記されていましたが、その機能をオンにしなくてオフにしてあってもすべてのキー記録が送信されるようになっていたという記事でした。
当然、その送信先のラストはその会社ではなくて、1会社ができることではありません。中国共産党政府のスパイ部門です。
実は「ワード」や「一太郎」もすべてそうなっていたりして。送信先はアメリカ政府か、日本政府か。技術的には十分可能ですよね。秘密回路があるかどうかなんて、見たってわからないですからね。
自分の使っている主なパソコンはネットにはつながない方が賢明だと思います。ネットにつないだパソコンには主な資料を入れないか、ダミーや混乱させる偽資料を入れる。
当人の性格や行動を欺瞞させる資料を入れる。それが賢明だと思います。でも、めんどうくさいですね。
あ、こんなこと書くとやばいですね。明日、ボクが行方不明になったらこ、みなさん、ぼくのこの文章が原因だと思って、マスコミに通報してください。
犯人は中国政府か、アメリカ政府か、日本政府です。
☆
則子さんは早番でしたが、「ずっと高齢者をお風呂に入れていて疲れた、早く寝る」と言っていて、今、お風呂に入りに行きました。
則子さん、お疲れさま。お休みなさい。と、ここで書いても聞こえないか。
☆
夕方5時25分からのテレビ「ワンピース」、昨日と今日見ました。「人魚島」を乗っ取ろうとする悪の悪質な乗っ取りにたいし、人魚姫は「あなたが母を殺したことはずっと知っていた」と言う。
悪は「なぜ、それをみんなに言わなかった」と聞く。人魚姫は「母はわたしに、わたしを誰が殺したにしろ、復讐はするな」と言った、という。それを嘲笑して、人魚姫の父・国王の首を切ろうとする悪。
人魚姫は叫ぶ「ルフィー!助けて!」
その言葉に、突然、そこに縛られたクジラの口から「麦わらのルフィー」がはき出されて、悪の大将を猛烈な力で吹っ飛ばし、さらに「ルフィー一味」全員がそこに現われます。
外れない予言で「人魚島を滅ぼす」というルフィーの出現に、悪たちにおののいていた人魚島の住民たちさえも、助けてほしいけど、どっちなのか動揺する。
それに対するルフィーの決めぜりふ「オレが敵か味方かって?そんなこと、お前らが決めろ!」
☆
とりとめもない日記ですみません。しょせん、現実は、とりとめもない、明日も未来もわからない混沌です。
いや、「とりとめもない」方がいいです。決定論未来は、貧弱な、先細りの現実です。
誰が敵か味方か、最初から決めてしまったら面白くないですね。敵と味方が混沌として、そこから立ち上がる未来を信じます。
途中で、どんどん変わっていく、転換していく未来。おもしろいですよ。
原発反対なら、かって「敵」だった小泉さんといえど、だいじな味方です。小泉さん、東京都知事選出るんなら、応援しますよ。
雨宮日記 1月8日(水) 寒波で湯沸かしが少し変調に…
午前中は父を遠州病院に、定期的な血液検査と尿検査です。
午後は、真珠湾戦闘の研究のため予約していた「世界の艦船 別冊 アメリカの戦艦」とヘロドトス「歴史」の解説地図(といっても付録CDに地図は入っています)の本が来たので買いに。
夕方、則子さんが台所のお湯をつけたらすぐ途中で消えてしまい、お風呂の方も不安定でした。まあ、なんとか使えるので、だましだまし使ってみることにしました。
寒さで変調したのでしょうか。アメリカは猛烈な大寒波で凍死者が20人とかいってました。温暖化の時代なのに、こうなんですね。
本と映像の森 265 川瀬七緒さん著『シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官』講談社
浜松市図書館で予約本を借りに行ったとき、偶然、司書さんの後ろで返却本の棚で、背表紙が「私を読んで」と「呼んで」いたので、司書さんに「それ、借りれますか?」と聞いて借りた本です。
ウソです。年末の日曜日の新聞の新刊本コーナーで紹介されていたので、タイトルを覚えていました。
読み始めて、おもしろくて一晩で読み終えました。
メイン主人公は、3人組で、東京都南葛西警察署の月縞刑事(27才)とたぶん・警視庁の岩館警部補、そして生物学者で「法医昆虫学捜査官」の赤堀涼子(36才、「年齢不詳のあどけなさ」)です。
昨年は、「男性物理学者ガリレオ」と女性刑事の2人コンビでしたが、今回は女性生物学者と男性刑事2人の3人コンビです。
しかも赤堀さんは湯川さんと同じ「准教授」です。
東京での事件は南葛西署管内の貸倉庫から女性の腐乱死体が発見され、その司法解剖がおこなわれた9月4日午後3時20分から始まります。
この女性は、いつどこで殺されたのか?前の事件()で赤堀准教授の生物学的推理で事件を解決できた岩館警部補は、今回もこの生物学者の頭脳とカンに頼ることになります。
赤堀が推測した「死体にたかる生物の生態系」によって、赤堀は近くの蟻の巣を捜索し、「ヤゴのカラ」を発見します。
赤堀が顕微鏡で推定したそのヤゴは、なんと「ハッチョウトンボ」、うわ!ぼくは喜んでしまいました。懐かしいハッチョウトンボ。もちろん浜松にも居ますよ。その生息地は極秘です。だって「虫マニア」が来て乱獲しちゃいますから。
もう今は、ぼくは「ハッチョウトンボ」の飛ぶ里山は、縁もゆかりもない過去の世界です。胸が痛みますが、またいつか、あの世界に戻りたい、というのは、誰にとっても「見果てぬ夢」「けっして成就することのない夢」ですよね。
このハッチョウトンボが事件を解決する鍵であり、道程です。
この道筋を刑事2人と生物学者の3人コンビが追いかけます。
☆
平行するもう一つの田舎のサブ主人公3人が、都会から逃れてF県「青波(あおば)郡枯杉(こすぎ)村、人口800人の村にやってきた「生身の女が苦手な」、人形作者・芸術家・藪木青年(29才)と、藪木に離れを貸したタエおばあちゃんと、旧家の美女・日浦瑞希(24才)です。
☆
いったりきたりする「大都会」と「田舎」の2つの世界が最終盤で、都会の3人組が「昆虫マニア」をステップにして、田舎に向かい、クライマックスを迎えます。
そして「シンクロニシティ」の意味も明かされます。
シンクロニシティとは、心臓を持たない人形を作る藪木青年と、別の心臓との鼓動の一致です。
キーワードは「心臓」で、心臓を巡る歓喜憎悪が、この事件を引き起こしたのです。
☆
それにしても36才の赤堀准教授、魅力ありすぎ。できましたら月縞刑事(27才)と次回作か、次々回作で、夫婦にシテ欲しいです。
11才年上?そんなこと問題じゃないです。ぼくは結婚前に則子さんの年齢を聞いて「3才上?」、「13才上でもいいです」と思いましたから。
年齢不詳の則子さんは、たぶん人魚を食べて不老不死になった伝説の「八百比丘尼」のように、普通の人間の夫と結婚して夫が老衰して死ぬまで寄りそい、次の夫を捜すのでしょうから。