ガソリンの高騰が長いこと続いています。
毎日の生活の中で車というモノが大切な要素を占める
僕の様な人間にはちょっと厳しい部分もあるし、
不安もあります。
中国、インド、ブラジル......
爆発的な人口増加を伴う新興国の石油やガソリンの需要を考えると、
この流れは最早止まるものではないのでしょう。
「富」の分散化は自然の摂理としては必然の流れですし、
現在のような既存の先進国経済と新興国経済が交わる
「過渡期」においては、
バランスを取る為の様々な調整が上手く利かないのかもしれません。
「富」同様にコレからは新たなる規律や価値観.....
それは今より高度発展したものになるのだと思いますが......
といったものの新興と分散化もシッカリと成されて行かなければ、と、
切に思ったりもします。
近所のガススタンドで給油している時に脳裏に浮かぶのは、
「リオ会議の宝石」で記したウルグアイ、ムヒカ大統領の演説。。
「通貨戦争」で記した深き考察無き場合の円安誘導策の不安点。
先日、J-WAVE(首都圏のFM局)の夜の情報ワイド番組で
「オーランチオキトリウム」という「藻」を特集で紹介していました。
最近のFM夜ゾーンの情報ワイド番組というのは
先端的で有益な情報も多く取り上げたり、
扱ったりしていて面白いのですが、この「藻」の話しも、
またタイムリーで興味深く、とても面白い話しでした。
「オーランチオキトリウム」というのは、
沖縄のとあるマングローブの林から発見された
「藻」のことなのだそうです。
その成分からは、現在研究されている特定の加工プロセスを経ると
「石油そのものと何ら変らないオイル」
が生成出来るそうです。
所謂バイオ燃料の一種ですが、
有名なトウモロコシやサトウキビ等を原料とした方式と比べると、
比べ物にならないくらいの高効率と高品質のようで。
少なくとも10倍以上の量の高品質オイルが作れるのだそうです。
その品質は発電に使う原油となれるのは勿論、
プラスチック原料やガソリンなどにもちゃんと出来るということでした。
更には、既存の石油精製システムもそのまま使えるということもあり、
新たなインフラ構築なども殆ど要らないというメリットもあるそうです。
しかも、その藻は、
水と太陽光だけあればタンクのような施設で幾らでも培養が出来るので、
既存のバイオ燃料のような広大な農地が必要ということもなく。
未来のエネルギー源として、また、
日本の新たなる資源産業としても大きな可能性を含んでいるとのことでした。
初期段階で問題になっていた培養における「コストの問題」も、
最近ではかなり研究が進んで来ていて。
実用化にもかなり近づきつつあるとのこと。
「世界を変えられる藻」
研究のリーダーで、
第一人者でもある筑波大学生命環境系、
渡邊信(わたなべまこと)チーム助教授の吉田昌樹さんは、
そうおっしゃってました。
当然ですが、吉田さんのところには世界各国の企業......
時には各国の政府関係機関などから、
その藻の精製と培養の技術研究をコチラでやらないか......
という引き抜きが数多(あまた)来ているようです。
そんな状況なので、自然保護の観点もありつつ、
その藻の採取された場所や培養方法の詳細情報等に関しては
今の所極秘裏に進められていて、公開はされていないようです。
吉田さんは
「研究は日本の皆さんからの税金でやらせて頂いているので、
魅力的なお誘いは沢山ありますが、当然全ての誘いは断って、
先ずは日本に貢献出来るレベルに技術を完成させてから、
次の段階を考えたい......」
とおっしゃってました。
IPS細胞の山中教授と同じようなコメントですが、
聞いていてなんだかとても心強かったし、
誇らしい気持ちもしました。
このプロジェクトが成功する、しないに関わらず、
僕は改めて2つの事を思うのです。
一つは、
現人類文明の未来に関しても、
研究者や発明者の「倫理観」に依る部分が
とても大きく存在しているのだな、ということ。
この国で近年薄まりつつある、
もしかしたら世界でも最も高度に磨き上げられたものかもしれない......
とも思える日本的な道徳観や倫理観といったものの教育は、だから、
改てトテモ大切なものなのではないか、ということ。
もう一つは、
文明の進化、発展というものは、
常に既に自然界に在るものや法則を「発見すること」
で進んで来たのではないかな、ということ。
神様というのは常に
「自然界に在るものの中に、
困難に対応出来る道を必ず用意してくれている」
ということ。
人間「個人」という部分においても、
ソレゾレの個体や人生に困難と思える事態が生じた時、
その解決の糸口はソレゾレが既に手にしているものの中に
「必ず」用意されていて、
後は個人個人が、
各自が、
「ソレに気付けるか、気付けないか......」
......という、そんな事なのかもしれないな、と......
そんなふうに思ったりもします。
頑張れ!筑波大学!
頑張れ!じぶーーーん!(><)

沖縄、南城市、知念にあるニライカナイ橋。
遠くには琉球神話の聖地、九高島(くたかじま)が見えます。
「ニライカナイ」とは「ニライ」と「カナイ」とに分かれる言葉で、
理想郷とか神の国とか、そんな意味。
ココを走り抜ける気分は爽快ソノモノ。
しかし、オーランチオキトリウムといい、沖縄というのは......
本当に不思議な島です。
大好きです。
毎日の生活の中で車というモノが大切な要素を占める
僕の様な人間にはちょっと厳しい部分もあるし、
不安もあります。
中国、インド、ブラジル......
爆発的な人口増加を伴う新興国の石油やガソリンの需要を考えると、
この流れは最早止まるものではないのでしょう。
「富」の分散化は自然の摂理としては必然の流れですし、
現在のような既存の先進国経済と新興国経済が交わる
「過渡期」においては、
バランスを取る為の様々な調整が上手く利かないのかもしれません。
「富」同様にコレからは新たなる規律や価値観.....
それは今より高度発展したものになるのだと思いますが......
といったものの新興と分散化もシッカリと成されて行かなければ、と、
切に思ったりもします。
近所のガススタンドで給油している時に脳裏に浮かぶのは、
「リオ会議の宝石」で記したウルグアイ、ムヒカ大統領の演説。。
「通貨戦争」で記した深き考察無き場合の円安誘導策の不安点。
先日、J-WAVE(首都圏のFM局)の夜の情報ワイド番組で
「オーランチオキトリウム」という「藻」を特集で紹介していました。
最近のFM夜ゾーンの情報ワイド番組というのは
先端的で有益な情報も多く取り上げたり、
扱ったりしていて面白いのですが、この「藻」の話しも、
またタイムリーで興味深く、とても面白い話しでした。
「オーランチオキトリウム」というのは、
沖縄のとあるマングローブの林から発見された
「藻」のことなのだそうです。
その成分からは、現在研究されている特定の加工プロセスを経ると
「石油そのものと何ら変らないオイル」
が生成出来るそうです。
所謂バイオ燃料の一種ですが、
有名なトウモロコシやサトウキビ等を原料とした方式と比べると、
比べ物にならないくらいの高効率と高品質のようで。
少なくとも10倍以上の量の高品質オイルが作れるのだそうです。
その品質は発電に使う原油となれるのは勿論、
プラスチック原料やガソリンなどにもちゃんと出来るということでした。
更には、既存の石油精製システムもそのまま使えるということもあり、
新たなインフラ構築なども殆ど要らないというメリットもあるそうです。
しかも、その藻は、
水と太陽光だけあればタンクのような施設で幾らでも培養が出来るので、
既存のバイオ燃料のような広大な農地が必要ということもなく。
未来のエネルギー源として、また、
日本の新たなる資源産業としても大きな可能性を含んでいるとのことでした。
初期段階で問題になっていた培養における「コストの問題」も、
最近ではかなり研究が進んで来ていて。
実用化にもかなり近づきつつあるとのこと。
「世界を変えられる藻」
研究のリーダーで、
第一人者でもある筑波大学生命環境系、
渡邊信(わたなべまこと)チーム助教授の吉田昌樹さんは、
そうおっしゃってました。
当然ですが、吉田さんのところには世界各国の企業......
時には各国の政府関係機関などから、
その藻の精製と培養の技術研究をコチラでやらないか......
という引き抜きが数多(あまた)来ているようです。
そんな状況なので、自然保護の観点もありつつ、
その藻の採取された場所や培養方法の詳細情報等に関しては
今の所極秘裏に進められていて、公開はされていないようです。
吉田さんは
「研究は日本の皆さんからの税金でやらせて頂いているので、
魅力的なお誘いは沢山ありますが、当然全ての誘いは断って、
先ずは日本に貢献出来るレベルに技術を完成させてから、
次の段階を考えたい......」
とおっしゃってました。
IPS細胞の山中教授と同じようなコメントですが、
聞いていてなんだかとても心強かったし、
誇らしい気持ちもしました。
このプロジェクトが成功する、しないに関わらず、
僕は改めて2つの事を思うのです。
一つは、
現人類文明の未来に関しても、
研究者や発明者の「倫理観」に依る部分が
とても大きく存在しているのだな、ということ。
この国で近年薄まりつつある、
もしかしたら世界でも最も高度に磨き上げられたものかもしれない......
とも思える日本的な道徳観や倫理観といったものの教育は、だから、
改てトテモ大切なものなのではないか、ということ。
もう一つは、
文明の進化、発展というものは、
常に既に自然界に在るものや法則を「発見すること」
で進んで来たのではないかな、ということ。
神様というのは常に
「自然界に在るものの中に、
困難に対応出来る道を必ず用意してくれている」
ということ。
人間「個人」という部分においても、
ソレゾレの個体や人生に困難と思える事態が生じた時、
その解決の糸口はソレゾレが既に手にしているものの中に
「必ず」用意されていて、
後は個人個人が、
各自が、
「ソレに気付けるか、気付けないか......」
......という、そんな事なのかもしれないな、と......
そんなふうに思ったりもします。
頑張れ!筑波大学!
頑張れ!じぶーーーん!(><)

沖縄、南城市、知念にあるニライカナイ橋。
遠くには琉球神話の聖地、九高島(くたかじま)が見えます。
「ニライカナイ」とは「ニライ」と「カナイ」とに分かれる言葉で、
理想郷とか神の国とか、そんな意味。
ココを走り抜ける気分は爽快ソノモノ。
しかし、オーランチオキトリウムといい、沖縄というのは......
本当に不思議な島です。
大好きです。