雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

がんだるふ 2

2013-04-22 00:05:10 | 不思議
—————このお話、も少しあるので......「続く」かな。。
お気に入りのビールでも飲みつつ、
ユターリとお待ちいただきたくうぅーー!(><)
何卒!




「爺ちゃんに相談て言うのはさ、実はココからなんだけど......
......なんか俺、
その松の木の龍神さんとか背負って来たりしてないかな?
変な話しなんだけど、なんかそんな気がしてしょうがないんだ......
すげーー強い!?龍さんがついている様な?
なんかさ、そんな感じがして......爺ちゃんに見て欲しかったの。
間違いかもしれないけど、どうかな?
やっぱりそんな感じ?後ろ、龍さんいる???どう?」



「......RURUな。確かに背負ってるよ。憑いてるよ。。」



「w( ̄Д ̄;)wワオッ!!やっぱり!? 
凄くない?強力でしょう?その龍さん!?違う?
なんかスゲー気がすんの!!」



「。。。」



「え?違う?
綺麗に掃除もしたからさ、もしかしたらそのせいかと思って......
違うかな?」



「。。。」



「な、何???ち、ちがうの??」



「RURU。。ダメだ。。」



「ふぇ!?(◎_◎;) 」



「お前背負ってるのな、龍さんじゃなくて、、、狐さんだ。
確かにつよぉーーい、とても強い狐さんじゃ。
それも、めちゃくちゃ怒ってるぞ。
言いたい事があるらしい。怒ってるぞ。。」



「えぇ!?工エエェ(゜〇゜ ;)ェエエ工ーーーーーーぇ???
どして?なんで??
龍さんじゃないのぉーーっ!?!?
えええええーーーーーっ!???」



「あのな、良く聞け。RURU。
あのな、お前の入ったとこな、確かに龍さんがいる。
松の木にいる。
だけどな、それはな、
もうお前なんかマッタク想像もつかない様な、な、
まったく違う次元にいる神様だから。
その龍さんは蒼くて、本当に凄い龍神さんだから。
おまえなんか目に入ってないよ。まったく。
それでな、龍さんはな、
ちゃんとあっこに意味があっていてるんだよ。
強く護ってるものがあるんだよ。

......それは、扉、、、かな。
アチラの世界への扉があるんだな。きっと。そこは。

それとな、
今お前がしょってるモノとはな、全く違う。
それはな、あの龍さんと一緒にその林を護ってる大きな狐さんだよ。
お前が見たという台座はな、、昔お稲荷さんがあったところや。。
お前はな、そのお稲荷さんがジッと護っていた場所に
土足で入ってしまったんだよ......」



「ええ??、、ぜっ、絶句、、、( ̄□ ̄;)、、」



「そのな、お前の後ろの稲荷さんな、
正神の使いの稲荷さんだから、、とても強いで、本当に。
大変だ。。
でもな、言いたい事があるから聞いて欲しいんだ。
ええか?RURU」



「は、はい。はい。。r( ̄_ ̄;)。」



「RURUな、あそこの土地はな、
今、町の緑が開発でドンドン無くなってるだろ?
その開発で無くなっていった緑の大地に住んでいた
沢山の木々や草花の精霊さん達がな、
居場所が無くなってしまってな。それでな、、、
あの林があの辺では唯一残された、
人の手がマッタク入っていない自然のままの林でな。
そこに皆で集まって、寄り添って住んでらっしゃるんだよ。
RURUはな、そこに足を踏み入れてしまったんだよ。
分かるか?
コノ意味がわかるか?」



「(* ̄□ ̄*;。。。」



「......狐さんはな、こう言っとるぞ。
お前は掃除したからいい気持ちでいるようだが、それは違う。
お前の掃除は我らの地を掃除することによって
何かいい事があるやも知れぬ、
そういう気持ちで掃除をしている。
それは自己満足であり、それこそ偽善だ。
そんな掃除などいらぬ。

あの地は確かに普通の人から見たらタダの林だ。
木は木にしか見えない。
それがお前にはちゃんと違って感じられるのだろうが、
だからといってコノ地に立ち入るのは何も分かっていないことと一緒だ。

しかもお前はその靴で入った。

古来、人々は我らの地には裸足で入り来ていたのだ。
何故だかわかるか?
お前が掃除と称して踏み出したその靴の下で
どれだけの小さな生き物達が踏みつぶされ命を失っていると思うのだ?
わかるか?
お前のその踏み出した一歩でコノ地の生命の連鎖が微妙に変ってしまうのだ。

その微妙な変化は、その先の虫達や小動物、大きな動物から草木、
あの松に至るまで、全てに大きな変化をもたらす事になるのだ。
それは自然のままに回っていた生命の循環を乱すことになるのだ。

もし、お前が太古の人々の様に裸足で踏み出せば、
その事の重みが、
お前の足の裏の感覚を通して少しはわかるであろう。
しかし、その厚い底がついた現代の靴では、
そんな命の重みを感じる事など出来まい。
分かるはずなど無い。

よいか、
神の前で、神の為と言いながら己の為に掃除をしていて、
その踏み出す一歩一歩の靴の下で、
その神が護り通しきている自然の息吹と循環とを、
お前は乱してしまっているのだ。
壊しているのだ」



「......す、すいません。。
ぼ、僕は、、
その貴重で綺麗な所が汚されてしまっているのを何とかしたい、、
とも思いまして、、」



「よいか。
お前が踏み入ったあの地は、
人々が己の思うままに開発をしているこの地に、
元々住んでいた多くの生き物や精霊たちにとって、
最後に残された、人の手が入っていない、
ありのままの自然の姿が残る地なのだ。
貴重で大切な地なのだ。

それでも人々はこれからも土地の開発をやめないであろう。
それをお前の力で止められるのか?
お前が我らの地を護る事が本当に出来るのか?

出来まい。
それが出来ないお前が、我らの地を本当に護りたい、
大切にしたいというのであれば、
お前の力ではどうとも出来ないあの地でお前が出来る事はタダ一つだ。

何もしないことだ。
一切の余計な関わりをしないことだ。
ほっとくことだ。ほっとくのだ。

お前は黄色い棒も片付けたという。
しかし、あの棒が投げ込まれようと、なんだろうと、
そのままにしておくことだ。
その棒を片付けようと歩き回る
お前の靴の下で失われる命の方がはるかに大きな損失なのだ。
わからんのか。

我々は覚悟と意味を持ってあの地を護っている。
やがてあの地も失われるやも知れぬ。
しかし、それでも我々は護るのだ。

お前がそれを助けられるというのであれば、この話しは無い。
だが、そうでない限り、ほっておくのだ。
関わるでない。

お前は、お前の力の及ぶ範囲で出来る事を精一杯やっているのか?
本当に我々や自然の為に何かをしたいというのであれば、
その自分の力の及ぶ範囲でゴミを捨てない、出さない、
減らす、無くす、片付ける、綺麗にする。
お前に出来る事は沢山あるであろう。
それをしっかりやる事だ。
そちらが先のことだ。
それも出来ていない様なものが
我らの地を護ろうなどというのは大きな間違いだ。
我らの地はほっておいて、己に出来る事を精一杯やるのだ」



「(´_`。)グスン、、ご、ごめんなさい。。」



お爺さんによると、
RURUさんはその時涙ぐんでいたそうです。
後ろにいた狐さんは、その後、
RURUさんが狐さんの話しを「心から」理解した時にスッ......と消えて、
その身を削って護っている貴重な原生林の中に戻って行ったそうです。



「あっ!(゜o゜;) 、、い、いま、いなくなったよね? 
ね?爺さん?」



「うむうむ。今帰って行ったぞ。
お前、今、、ちゃんと理解したようだの。
あのな、お前は好奇心が強すぎる。
好奇心も程々に、と、そうも言っておったぞ」



その日、
ガンダルフのようなお爺さんから僕が聞いたお話しはこんなお話でした。
以前記したコノ記事に少し似ているところもあるかもしれませんが、
なんだか不思議で。
人によっては信じがたく、よっぱらぁーーい!?
的な話しにも思えるかもしれません......が、
僕は、聞いていて......何だか自分が叱られているようで、
お爺さんは自分の為にお話をしてくれているようで......
そんな感じで聞いていました。
そして、あらためてこんな風にも思いました。



—————世界というのは、
本当に深くて、広くて、深遠なるものなんだな。



—————まだまだ、
学ばなければいけない事ばかりなんだな、と。



考え事をする時に良く行く川沿いのお気に入りの場所。
今僕が住んでいるこの街も、
どことなくお爺さんの住む町と似ている所があるような気がします。
駅前の再開発工事ももうかれこれ5年以上も続いてます......



今一度、
自分が住む......住まわせてもらっている......
コノ地に深い感謝を捧げようと思います。


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4 コメント

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Unknown (Lica★)
2018-12-23 20:32:16
まずは自分の身の周りからですね。
上を見上げそうになっていました。
身につまされます(´;ω;`)
返信する
Lica★さんへ。 (amenouzmet)
2018-12-23 23:00:43
(^^)
返信する
言葉のチカラ (イソフラボン)
2019-07-12 08:22:34
uzmetさん、おはようございます*

元気そうなのでよかったです^)b
伝わってしまう方たちはほんとに大変なんですね。。
ここ数日、このがんだるふさんの記事が
頭に何度も浮かびます(;_;)

お前は、お前の力の及ぶ範囲で出来る事を精一杯やっているのか?

の言葉はズサっときますね。
ろくに何も出来ていないので、少し意識してみます。
m(__)m

返信する
イソフラボンさんへ。 (amenouzmet)
2019-07-12 09:45:27
ほんとーに、そのとうりでございますねー。
この「ガンダルフ」は、僕もとても大切にしているお話なのです。
なにかと胸に沁みるのです。。
返信する

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