あまり知られていないようですが、
日本の神社全ての本宗(ほんそう)である三重県、
伊勢神宮の内宮、外宮の本殿中央には、
床下の地中より
「心御柱=しんのみはしら」
と呼ばれる太い木の柱が突き立てられているそうです。
その柱は一本とも、三本とも......
今年の伊勢は20年に一度、
神殿の全てを建て替えるという一大イベント
「式年遷宮」
が控えている特別な年ですが、
その本殿移築先の敷地においても、
先ずはこの「柱」が地中から建てられて、
そして神殿が建て始められます。
この「心御柱」の件については
神宮神官達の間でも口外は許されておらず。
関係祭事も秘中の秘で、
「心御柱」の神木採取の儀式である「木本祭=このもとさい」も、
遷宮の際にその採取した柱を埋める「奉建祭=ほうけんさい」も、
全て神宮内で「夜間」にヒッソリと執り行われ、
祭事の時間や場所さえも秘密で非公開にされています。
また、この建替えられる柱とは別に、
古来より秘されて来た「本当の心の御柱」も
敷地の何処かに埋められているとか、いないとか。
神様の数を表す際、
その人称は一柱、二柱......と、
「柱=ちゅう=はしら」という言葉を使いますが、
こんな所にもその由縁の一旦が絡んでいるのかもしれません。
少々話は変わりますが、
今日、家で流れていたTVで
「美味しいお好み焼き勝負!」
なんてバラエティー番組をやっていて、大阪、
鶴橋を拠点とする人気お好み焼きチェーン店の「風月」さんと、
現在、毎日予約で一杯という、
東京、銀座にある大人気のお好み焼き店
「どれ味」さんとの対決がありました。
TV的演出がなされたショーですから、
そのまんま受け止めるようなモノではないのですが。
それでもアル部分とても興味深く見ている自分がいました。
東京、銀座「どれ味」さんのお好み焼きというのは
小麦粉を一切使わず、
代わりに擦り下ろした「山芋だけを生地にする」というもの。
画面で見ていても、
明らかにその素材の美味しそうな感じや斬新さ、
さらには鉄板前に座るお客さんを魅了するであろう
派手な料理パフォーマンスと、
それらのドレをとっても風月さんのスタンダードな
大阪風お好み焼きの要素に勝っている感じ。
そんな雰囲気を見ているうちに、
僕に湧いて来た興味というのは
「どれ味さんのメニューは、
果たしてお好み焼きと呼べるモノなのだろうか?」
ということと、
「お好み焼きという “線” を、
皆はどのあたりに引いているのだろう......」
ということ。
スタジオにズラリと並ぶ多くの有名人や一般人の審査員が、
そんな「線」をどこにどう引いて勝敗をつけるのか?
そんなところが僕の好奇心をそそりました。
僕は「お好み焼き対決」としたら、
「どれ味」さんは最早違うテーブルにのっているのではないか?
と思ったので、やたら美味しそうだけど......
「風月さんが勝てばいいな......」
と、そんなことを思いつつ見ていました。
そうしている内に頭に浮かんできたことが、
冒頭に記した伊勢神宮の
「心の御柱=しんのみはしら」
の話し......
「風月が負けたら、
俺の中のお好み焼きの柱が揺らぐな、、」
「全国ネットでゴールデンの番組でそんな感じは、、、
なんか、やだな、、」
なんて!
くだらなすぎる!?(@.@)好奇心でもって、
思わずTVに見入ってしまった次第でございます。ハイ。
やっぱくだらないな......(^▽^;)へへへ。お許しを。
何かの判断をする際に必要なのは、
何らかの「基準」ではないでしょうか。
その基準というのは人や物事、状況、環境、
文化などによってマチマチなものではありますが、
それでも評価や判断を行うということに際しては、
基準というものは必ず必要な「要素」であると思います。
そんな基準というのは実は「真ん中」のことでもあって。
それは「芯」......「心」......
「心」にある、
そびえ立ち、揺るがない「柱」のようなものではないでしょうか。
神を「柱」と数える時。
もしかしたら、
そんな柱の在り方こそが時に神のことであって。
そんな「芯」があってこそ周りの諸々の事象、
事物の位置、価値、意味も測れる、
といったことを表しているのかもしれません。
善悪という部分はさておいて、
アレは本道、ソレは邪道、アレは亜流......
「そこまでいくと、それは "お好み焼き“ なのか?」
なんていう、そんなことの判断も
「真ん中の柱=心の御柱=物差し!」
があってこそ出来るものなのだ、と、
そういうことなのかもしれません。
果たして番組では、
「どれ味」さんは味、技術、全てにおいて大絶賛!されつつも.
「お好み焼き」という線からはもしかしたら出ているかもしれない......
という判断で風月さんの勝ち!となっておりました。
とりあえず僕が思った事と同じような結果になっていたので、
僕の中にある「お好み焼きの柱」は揺らぐこともなく良かったなぁ......
などと思いつつ、こんな様々な物事、事象、
判断の中心となる「柱」のようなモノや、
そんな存在の大切さに改めて思いを巡らせていました。
真ん中に聳え立つ柱というのは、
そんな風にとても大切なものであるのかもしれないのに。
僕はというと、時折、
少々天の邪鬼で斜め目線の眺め方をする様なことがあって。
真ん中では無いということの方に強く心が惹かれ。
真ん中を見失うことがあるのかもなぁ......と。
ホンの数分でしたが、そんなことを考え、
自らのこともなんとなく少し見つめ直したりしてしまいました。
巨人、大鵬、卵焼き?......柱?
今相撲界って、野球界って、柱ある?
音楽チャートに今柱って無いよな。。
F1全盛期。
僕はアイルトン・セナさんが大好きだったけど、
柱はアラン・プロストさんだったかもしれない。
イチローさん大好き!だけど......
長島さんやジーターさんのような柱ではないかもしれない。
フェラーリやポルシェには惹かれるけど......
トヨタやメルセデスが柱なのかもしれない。
中道とは?
王道とは?
今更ながら、
自分の中にはそういう「柱」はちゃんと立っているのだろうか?
立っていても、
それは揺らいでないだろうか?
伊勢神宮の「心御柱」
諏訪大社の「御柱=おんばしら」
三本の大木を一つに束ねて柱とした
古代出雲大社の「心の御柱」
神様......ね......か......と.......
「古代出雲歴史博物館」にある、
発掘された古代出雲神殿の巨大な「心の御柱」と、
発掘当時大きさ比べで巫女さんと撮ったと思われる資料写真。
コレは以前、
伊勢「おかげ横町」の記事を書いた時に、
コメント欄でmuraさんからお勧めしてもらった
伊勢萬「おかげさま」の生原酒(^^)
そのコメント欄で約束もしてしまったので、
今年の伊勢神宮初詣ではいそいそ......
と初めて飲みに入ってみました。
お猪口一杯300円!でした。
なかなかのお味。
ただ、この......鍋島「ニュームーン」の衝撃が未だ覚めやらずで。
コメントくれたmuraさんにも飲ませたい!
日本の神社全ての本宗(ほんそう)である三重県、
伊勢神宮の内宮、外宮の本殿中央には、
床下の地中より
「心御柱=しんのみはしら」
と呼ばれる太い木の柱が突き立てられているそうです。
その柱は一本とも、三本とも......
今年の伊勢は20年に一度、
神殿の全てを建て替えるという一大イベント
「式年遷宮」
が控えている特別な年ですが、
その本殿移築先の敷地においても、
先ずはこの「柱」が地中から建てられて、
そして神殿が建て始められます。
この「心御柱」の件については
神宮神官達の間でも口外は許されておらず。
関係祭事も秘中の秘で、
「心御柱」の神木採取の儀式である「木本祭=このもとさい」も、
遷宮の際にその採取した柱を埋める「奉建祭=ほうけんさい」も、
全て神宮内で「夜間」にヒッソリと執り行われ、
祭事の時間や場所さえも秘密で非公開にされています。
また、この建替えられる柱とは別に、
古来より秘されて来た「本当の心の御柱」も
敷地の何処かに埋められているとか、いないとか。
神様の数を表す際、
その人称は一柱、二柱......と、
「柱=ちゅう=はしら」という言葉を使いますが、
こんな所にもその由縁の一旦が絡んでいるのかもしれません。
少々話は変わりますが、
今日、家で流れていたTVで
「美味しいお好み焼き勝負!」
なんてバラエティー番組をやっていて、大阪、
鶴橋を拠点とする人気お好み焼きチェーン店の「風月」さんと、
現在、毎日予約で一杯という、
東京、銀座にある大人気のお好み焼き店
「どれ味」さんとの対決がありました。
TV的演出がなされたショーですから、
そのまんま受け止めるようなモノではないのですが。
それでもアル部分とても興味深く見ている自分がいました。
東京、銀座「どれ味」さんのお好み焼きというのは
小麦粉を一切使わず、
代わりに擦り下ろした「山芋だけを生地にする」というもの。
画面で見ていても、
明らかにその素材の美味しそうな感じや斬新さ、
さらには鉄板前に座るお客さんを魅了するであろう
派手な料理パフォーマンスと、
それらのドレをとっても風月さんのスタンダードな
大阪風お好み焼きの要素に勝っている感じ。
そんな雰囲気を見ているうちに、
僕に湧いて来た興味というのは
「どれ味さんのメニューは、
果たしてお好み焼きと呼べるモノなのだろうか?」
ということと、
「お好み焼きという “線” を、
皆はどのあたりに引いているのだろう......」
ということ。
スタジオにズラリと並ぶ多くの有名人や一般人の審査員が、
そんな「線」をどこにどう引いて勝敗をつけるのか?
そんなところが僕の好奇心をそそりました。
僕は「お好み焼き対決」としたら、
「どれ味」さんは最早違うテーブルにのっているのではないか?
と思ったので、やたら美味しそうだけど......
「風月さんが勝てばいいな......」
と、そんなことを思いつつ見ていました。
そうしている内に頭に浮かんできたことが、
冒頭に記した伊勢神宮の
「心の御柱=しんのみはしら」
の話し......
「風月が負けたら、
俺の中のお好み焼きの柱が揺らぐな、、」
「全国ネットでゴールデンの番組でそんな感じは、、、
なんか、やだな、、」
なんて!
くだらなすぎる!?(@.@)好奇心でもって、
思わずTVに見入ってしまった次第でございます。ハイ。
やっぱくだらないな......(^▽^;)へへへ。お許しを。
何かの判断をする際に必要なのは、
何らかの「基準」ではないでしょうか。
その基準というのは人や物事、状況、環境、
文化などによってマチマチなものではありますが、
それでも評価や判断を行うということに際しては、
基準というものは必ず必要な「要素」であると思います。
そんな基準というのは実は「真ん中」のことでもあって。
それは「芯」......「心」......
「心」にある、
そびえ立ち、揺るがない「柱」のようなものではないでしょうか。
神を「柱」と数える時。
もしかしたら、
そんな柱の在り方こそが時に神のことであって。
そんな「芯」があってこそ周りの諸々の事象、
事物の位置、価値、意味も測れる、
といったことを表しているのかもしれません。
善悪という部分はさておいて、
アレは本道、ソレは邪道、アレは亜流......
「そこまでいくと、それは "お好み焼き“ なのか?」
なんていう、そんなことの判断も
「真ん中の柱=心の御柱=物差し!」
があってこそ出来るものなのだ、と、
そういうことなのかもしれません。
果たして番組では、
「どれ味」さんは味、技術、全てにおいて大絶賛!されつつも.
「お好み焼き」という線からはもしかしたら出ているかもしれない......
という判断で風月さんの勝ち!となっておりました。
とりあえず僕が思った事と同じような結果になっていたので、
僕の中にある「お好み焼きの柱」は揺らぐこともなく良かったなぁ......
などと思いつつ、こんな様々な物事、事象、
判断の中心となる「柱」のようなモノや、
そんな存在の大切さに改めて思いを巡らせていました。
真ん中に聳え立つ柱というのは、
そんな風にとても大切なものであるのかもしれないのに。
僕はというと、時折、
少々天の邪鬼で斜め目線の眺め方をする様なことがあって。
真ん中では無いということの方に強く心が惹かれ。
真ん中を見失うことがあるのかもなぁ......と。
ホンの数分でしたが、そんなことを考え、
自らのこともなんとなく少し見つめ直したりしてしまいました。
巨人、大鵬、卵焼き?......柱?
今相撲界って、野球界って、柱ある?
音楽チャートに今柱って無いよな。。
F1全盛期。
僕はアイルトン・セナさんが大好きだったけど、
柱はアラン・プロストさんだったかもしれない。
イチローさん大好き!だけど......
長島さんやジーターさんのような柱ではないかもしれない。
フェラーリやポルシェには惹かれるけど......
トヨタやメルセデスが柱なのかもしれない。
中道とは?
王道とは?
今更ながら、
自分の中にはそういう「柱」はちゃんと立っているのだろうか?
立っていても、
それは揺らいでないだろうか?
伊勢神宮の「心御柱」
諏訪大社の「御柱=おんばしら」
三本の大木を一つに束ねて柱とした
古代出雲大社の「心の御柱」
神様......ね......か......と.......
「古代出雲歴史博物館」にある、
発掘された古代出雲神殿の巨大な「心の御柱」と、
発掘当時大きさ比べで巫女さんと撮ったと思われる資料写真。
コレは以前、
伊勢「おかげ横町」の記事を書いた時に、
コメント欄でmuraさんからお勧めしてもらった
伊勢萬「おかげさま」の生原酒(^^)
そのコメント欄で約束もしてしまったので、
今年の伊勢神宮初詣ではいそいそ......
と初めて飲みに入ってみました。
お猪口一杯300円!でした。
なかなかのお味。
ただ、この......鍋島「ニュームーン」の衝撃が未だ覚めやらずで。
コメントくれたmuraさんにも飲ませたい!