もう、どーでもいいくらいに!?
次から次へと出て来るコロナの変異株情報。
権威的に進められるワクチン証明システムと、
マスメディアを通した「その方向」への一方的社会通念醸造。
長々と続くコロナ禍のストレス。
景気の後退感。
多くの人の気持ちの停滞。
人気タレントの死。
電車での無差別殺傷事件。
大阪のビル放火。
利欲しか感じられない雑居ビルの構造と土地の形。
深刻化する2050年問題。
権力者達の汚らわしいスキャンダル。
沖縄県の苦悩。
海底火山の噴火と軽石被害。
アメリカで起きた巨大竜巻の大災害。
フィリピンの台風被害。
中国の強引な覇権行動。
こんな世情でも、
世が少しでも良くなるために、
苦悩している人々の為に、
お金って、もっと尊い使い方があるのでは?
とも思わされてしまった宇宙に行って帰って来た人......
......
......
......
この年末に世間から伝わり感じることは、
皆がとても疲れているということ。
とても傷ついているということ。
みんな傷ついてる。
みんなすごく傷ついてる。
景気が悪くなって。
自己保身や支配欲、
威勢の為だけに動く人も多くなって。
世界中でそんな国も多くなってきて。
皆、傷だらけ。
お金もやることもなくて。
やりたいこともやれなくて。見えなくて。
周りの人と自分を比べて。
自分がゴミの様に思えてきて。
それで、気が立って。
怒って怒って蹴散らして。
自分にはそんなことがよくわかるのです。
確かに、自分もそんな人ではあったので。
これから先も、いつそんな人になるか分からないから。
東京、青山の地に立つ、
日本が誇る世界的企業の一つ
「本田技研工業株式会社」さんの本社ビル。
通称「ホンダ青山ビル」
創業者の本田宗一郎さんがリードして建てたビル。
僕の働いている所からも歩いて数分のご近所さん。
1985年竣工のやや古めかしい、
一見、何の変哲もなさそうなビルですが、
見上げた時によくよく見ると、
各階の窓の前に不可思議なデザインにも見えるバルコニー?
的なものがあります。
なぜ?こんなデザインになっているのかというと、
それは世界のHONDAの創業者であり、
このビルの施主でもあった本田宗一郎さんの考えとのことで。
大きな地震や災害などが起きた時に、万が一、
ビルの大きな窓ガラスが割れ落ちて、
下を通る人々に当たることなどが無いように......と、
そういう思いで宗一郎さんは全ての窓の下に
バルコニーをつけさせたのだそうです。
そして、大きな交差点の角地にあるビルが、
広い道や歩道からまたさらに広い空白スペースを取り、
かなり奥まった場所に建てられているのにもワケがあって。
交差点を行き交う人々や車のドライバーが
先を良く見通せるように、と。
そういう考えで作られているのだそうです。
一階の交差点に面している部分にしても、同様に、
見通しが良くなるように削られています。
そんなビルを眺めながら、
メイン・エントランスを入ろうとすると、
そこには二本の柱がそびえています。
この二本の柱は、
建設当初は巨大で綺麗な円柱だったのだそうです。
それが、完成時には、
こんな感じで半円形のカマボコのような形にされてしまいました。
何故こうなったのか?
このビルの建設に関わった、現、ARX建築研究所の
松家克(まついえまさる)さんの手記によれば、
ある日、宗一郎さんが竣工前の現場会議室に
「バカヤロー!」
と凄い剣幕で怒鳴り込んで来て。
会議室の椅子に座るなり、
皆にこんなことを言ったのだそうです。
「入口の丸い二本柱は何だ!
神殿や銀行ではないぞ!ホンダは。
俺は権威が大っ嫌いだ。
神殿のパンテオンの柱、銀行の柱、鳥居など、
権威の象徴が “丸い柱” だ。
ホンダの入口の柱が、その丸い柱になっている。
考え直せ!」
そんなメイン・エントランスを抜けると、
ビルの一階は誰でも入れるショールーム
「Honda ウエルカムプラザ青山」
となっています。
「MILES Honda Cafe(マイルズホンダカフェ)」
という名前のカフェなども。
「MILES」という言葉には、
「お客様と共に旅する距離を重ねていきたい」
というホンダの想いが込もっているのだそうです。
僕さんはレモネード好きなもので。ええ。
旅もしたいっす。(`・ω・´)ええ。ええ。
このカフェで出される飲み物に使われている水というのが、
実は、コチラ。
「宗一郎の水」
説明文はこんな感じ。
============================
このビルの地下には
樹齢200年以上の米ヒバを使った大樽があります。
ヒバにはカルキ臭を抜く効果があり、水をまろやかにします。
「みんなに美味しい水を飲んでほしい」
という本田宗一郎の想いから、
ビルの飲料水は全てこのヒバ樽を通しています。
この水は、
災害時における地域の皆様の飲料水という役割も担っています。
============================
大樽は70トン!もの水が入る大きさだそうで。
勿論、様々な非常用食品やグッズも常備しているとのこと。
水の様に綺麗な!?おねーさんにお願いすると、
その美味しい水を一杯だけ飲ませてもらえます。
貴重なヒバの木樽で寝かされた、
甘く、まろやかな水。
美味しい。
社員から「オヤジ」と呼ばれた、宗一郎さんの味!?
でしょうか......
このビルで働くホンダの方々は、きっと、
こんなビルの物語を毎日感じているのだとも思います。
我らのオヤジは何を創って、何を残したのか。
世に誇れるメッセージや哲学のあるオフィスで働くということ。
その意味や意義。
日頃、よく通るこのビルを見上げるたびに、
僕は色々なことを思います。
近頃のこの国の成功者の姿を思い、考えてしまいます。
成功者とは如何にあるべきか。
いかなる人が成功するべきか。
人間性と社会的成功とが一致していって欲しいという哀願。
パナソニックの創業者の松下幸之助さんは
「水道の水のように、
良質なものを大量供給することにより、
タダに等しく安く皆の手に行き渡るようにしたい」
という「水道哲学」と呼ばれるものを掲げていました。
出光興産を創業した出光佐三さんは、
終戦の二日後に、敗戦国や会社の未来に対し
不安に慄いて(おののいて)いる大勢の社員に向かい
「愚痴をやめよ。
世界無比の三千年の歴史を見直せ。
そして今から建設にかかれ」
と言い放ち。
その直後、約1千名もの従業員を
「一人も切らない!」
と言ったといいます。
日本という国の成功者とはこういう人なのだ、と。
いつも世界に誇れるように。
世界をリードできるように。
自分の生まれ育った国に誇りを持てますように......
そんなことまで考えてしまします。
強いコンプレックスに裏打ちされた、
自己承認欲求と顕示欲の為にだけ使われるエナジーやお金を
他にも回せていけないものか......と。
新しき世や世代の考えと、
ただ単に古いということではなく、
時代をも超えていく哲学と。
そんなモノを合わせて創造していく未来。世界。
多くの人を導くリーダーとなっている様な方々には、
ゆとりある多くの資産を持ち得ている方々には、
今一度、
そんな未来を見つめていもらえないだろうか、なんて。
年末の寒空の下、
ホンダビルの前を通ったりすると、
時折そんなことを思ったりもするのです。
色々と恥ずかしい、
利己的で小さすぎる自分の姿を恥じてしまったりもするのです。
「I Still Haven't Found What I'm Looking For/U2」
————高くそびえる山々を登ってきた。
いくつもの戦場を駆け抜けてきた。
走って、這いつくばり、街の壁をよじ登った。
いくつもの壁を。
でも、俺はまだ探しものを見つけられない—————
次から次へと出て来るコロナの変異株情報。
権威的に進められるワクチン証明システムと、
マスメディアを通した「その方向」への一方的社会通念醸造。
長々と続くコロナ禍のストレス。
景気の後退感。
多くの人の気持ちの停滞。
人気タレントの死。
電車での無差別殺傷事件。
大阪のビル放火。
利欲しか感じられない雑居ビルの構造と土地の形。
深刻化する2050年問題。
権力者達の汚らわしいスキャンダル。
沖縄県の苦悩。
海底火山の噴火と軽石被害。
アメリカで起きた巨大竜巻の大災害。
フィリピンの台風被害。
中国の強引な覇権行動。
こんな世情でも、
世が少しでも良くなるために、
苦悩している人々の為に、
お金って、もっと尊い使い方があるのでは?
とも思わされてしまった宇宙に行って帰って来た人......
......
......
......
この年末に世間から伝わり感じることは、
皆がとても疲れているということ。
とても傷ついているということ。
みんな傷ついてる。
みんなすごく傷ついてる。
景気が悪くなって。
自己保身や支配欲、
威勢の為だけに動く人も多くなって。
世界中でそんな国も多くなってきて。
皆、傷だらけ。
お金もやることもなくて。
やりたいこともやれなくて。見えなくて。
周りの人と自分を比べて。
自分がゴミの様に思えてきて。
それで、気が立って。
怒って怒って蹴散らして。
自分にはそんなことがよくわかるのです。
確かに、自分もそんな人ではあったので。
これから先も、いつそんな人になるか分からないから。
東京、青山の地に立つ、
日本が誇る世界的企業の一つ
「本田技研工業株式会社」さんの本社ビル。
通称「ホンダ青山ビル」
創業者の本田宗一郎さんがリードして建てたビル。
僕の働いている所からも歩いて数分のご近所さん。
1985年竣工のやや古めかしい、
一見、何の変哲もなさそうなビルですが、
見上げた時によくよく見ると、
各階の窓の前に不可思議なデザインにも見えるバルコニー?
的なものがあります。
なぜ?こんなデザインになっているのかというと、
それは世界のHONDAの創業者であり、
このビルの施主でもあった本田宗一郎さんの考えとのことで。
大きな地震や災害などが起きた時に、万が一、
ビルの大きな窓ガラスが割れ落ちて、
下を通る人々に当たることなどが無いように......と、
そういう思いで宗一郎さんは全ての窓の下に
バルコニーをつけさせたのだそうです。
そして、大きな交差点の角地にあるビルが、
広い道や歩道からまたさらに広い空白スペースを取り、
かなり奥まった場所に建てられているのにもワケがあって。
交差点を行き交う人々や車のドライバーが
先を良く見通せるように、と。
そういう考えで作られているのだそうです。
一階の交差点に面している部分にしても、同様に、
見通しが良くなるように削られています。
そんなビルを眺めながら、
メイン・エントランスを入ろうとすると、
そこには二本の柱がそびえています。
この二本の柱は、
建設当初は巨大で綺麗な円柱だったのだそうです。
それが、完成時には、
こんな感じで半円形のカマボコのような形にされてしまいました。
何故こうなったのか?
このビルの建設に関わった、現、ARX建築研究所の
松家克(まついえまさる)さんの手記によれば、
ある日、宗一郎さんが竣工前の現場会議室に
「バカヤロー!」
と凄い剣幕で怒鳴り込んで来て。
会議室の椅子に座るなり、
皆にこんなことを言ったのだそうです。
「入口の丸い二本柱は何だ!
神殿や銀行ではないぞ!ホンダは。
俺は権威が大っ嫌いだ。
神殿のパンテオンの柱、銀行の柱、鳥居など、
権威の象徴が “丸い柱” だ。
ホンダの入口の柱が、その丸い柱になっている。
考え直せ!」
そんなメイン・エントランスを抜けると、
ビルの一階は誰でも入れるショールーム
「Honda ウエルカムプラザ青山」
となっています。
「MILES Honda Cafe(マイルズホンダカフェ)」
という名前のカフェなども。
「MILES」という言葉には、
「お客様と共に旅する距離を重ねていきたい」
というホンダの想いが込もっているのだそうです。
僕さんはレモネード好きなもので。ええ。
旅もしたいっす。(`・ω・´)ええ。ええ。
このカフェで出される飲み物に使われている水というのが、
実は、コチラ。
「宗一郎の水」
説明文はこんな感じ。
============================
このビルの地下には
樹齢200年以上の米ヒバを使った大樽があります。
ヒバにはカルキ臭を抜く効果があり、水をまろやかにします。
「みんなに美味しい水を飲んでほしい」
という本田宗一郎の想いから、
ビルの飲料水は全てこのヒバ樽を通しています。
この水は、
災害時における地域の皆様の飲料水という役割も担っています。
============================
大樽は70トン!もの水が入る大きさだそうで。
勿論、様々な非常用食品やグッズも常備しているとのこと。
水の様に綺麗な!?おねーさんにお願いすると、
その美味しい水を一杯だけ飲ませてもらえます。
貴重なヒバの木樽で寝かされた、
甘く、まろやかな水。
美味しい。
社員から「オヤジ」と呼ばれた、宗一郎さんの味!?
でしょうか......
このビルで働くホンダの方々は、きっと、
こんなビルの物語を毎日感じているのだとも思います。
我らのオヤジは何を創って、何を残したのか。
世に誇れるメッセージや哲学のあるオフィスで働くということ。
その意味や意義。
日頃、よく通るこのビルを見上げるたびに、
僕は色々なことを思います。
近頃のこの国の成功者の姿を思い、考えてしまいます。
成功者とは如何にあるべきか。
いかなる人が成功するべきか。
人間性と社会的成功とが一致していって欲しいという哀願。
パナソニックの創業者の松下幸之助さんは
「水道の水のように、
良質なものを大量供給することにより、
タダに等しく安く皆の手に行き渡るようにしたい」
という「水道哲学」と呼ばれるものを掲げていました。
出光興産を創業した出光佐三さんは、
終戦の二日後に、敗戦国や会社の未来に対し
不安に慄いて(おののいて)いる大勢の社員に向かい
「愚痴をやめよ。
世界無比の三千年の歴史を見直せ。
そして今から建設にかかれ」
と言い放ち。
その直後、約1千名もの従業員を
「一人も切らない!」
と言ったといいます。
日本という国の成功者とはこういう人なのだ、と。
いつも世界に誇れるように。
世界をリードできるように。
自分の生まれ育った国に誇りを持てますように......
そんなことまで考えてしまします。
強いコンプレックスに裏打ちされた、
自己承認欲求と顕示欲の為にだけ使われるエナジーやお金を
他にも回せていけないものか......と。
新しき世や世代の考えと、
ただ単に古いということではなく、
時代をも超えていく哲学と。
そんなモノを合わせて創造していく未来。世界。
多くの人を導くリーダーとなっている様な方々には、
ゆとりある多くの資産を持ち得ている方々には、
今一度、
そんな未来を見つめていもらえないだろうか、なんて。
年末の寒空の下、
ホンダビルの前を通ったりすると、
時折そんなことを思ったりもするのです。
色々と恥ずかしい、
利己的で小さすぎる自分の姿を恥じてしまったりもするのです。
「I Still Haven't Found What I'm Looking For/U2」
————高くそびえる山々を登ってきた。
いくつもの戦場を駆け抜けてきた。
走って、這いつくばり、街の壁をよじ登った。
いくつもの壁を。
でも、俺はまだ探しものを見つけられない—————