雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

Snow Monster

2025-02-09 07:54:19 | 感動
金峯山寺徒然(きんぷせんじつれづれ)
という記事に記した通り、
少し前に奈良県、吉野山の巨大秘仏
「金剛蔵王大権現(こんごうざおうだいごんげん)」
さんにドドーーン!と伺っていたもので。
となると。やっぱり。
今季の雪山ゲレンデは山形県の
「蔵王温泉スキー場」
には行っておかねばならぬ!なんて。
ええ。ええ。
僕さん、スキー板を担いで山形蔵王に登場するの巻。



蔵王というのは蔵王連峰のことでして。
山形県と宮城県にまたがる山々の集まりの総称であり、
実際は蔵王山という単独峰があるというわけでもなく。
その「蔵王」という呼称に関しては、
大昔に奈良県、吉野の蔵王権現さんを
この連峰に分祀したことに由来するようなのです。
伝承では分祠したのは役行者(えんのぎょうじゃ)さんで、
飛鳥時代のことだったとか、
いや、平安時代に役行者さんの叔父さんが祀ったのだとか、
なんだとか......

そして、蔵王といえば樹氷。
今季の樹氷はここ10年でも最高の育ち方!
などという情報も。
ただ、樹氷とは極寒の猛吹雪の日々が続くからこそ
出来るものであるわけで。
となると、
今年はそれほどそんな日が多いということであり、
悪天候ばかりの毎日ということでもあって。
ただでさえ風が吹き荒ぶ晴れにくい場所でもありますし。
今年は行ったとしても良い天候に恵まれることは
なかなか難しいのではないかと。
でも、ホンの30分ほどでも、
気まぐれなひと時の晴れ間でも、
綺麗な樹氷を見れたらラッキーでしょ!
なんていう気持ちでお出かけしてみたのでした。

ただし!

僕さんわわわ!

金峯山寺さんの超強力お守りを!

持っているわけでして☆( ̄ー+ ̄)キラーン

必殺の「五嶽神鏡(ごがくしんきょう)」を懐に忍ばせつつ、
天気予報もチェックしながらの蔵王温泉エントリー♪



先ずはお酒を買って。リフトに乗って。
山の中腹にある「蔵王大権現堂」へ。
蔵王大権現さんに吉野の神鏡をお届けなのです。





「どかどか......
ほんの少しで良いので、
美しき樹氷の絶景を見れますように......
お力添えをお願いしまするぅぅ......」





続いて、
地蔵岳の山頂直下で雪に埋もれまくっている
お地蔵さんにもお酒を。
この日の山頂は猛吹雪で全く人を寄せつけない感じ。
気温もマイナス10度ぐらい。
一瞬で凍りつく僕さん。
ちょっとした風雪の隙間を狙って......



「どかどか。
貴重な樹氷原をみれますよーにぃぃ......
楽しい時間をすごせますようにぃぃ......」



吹雪の中の樹氷さん達は亡霊オバケさんのよう......
となると、今日のところは大人しく山を降りて、
穏やかな下の方でスローな雪見温泉スキーライフなぞを。
ええ。ええ。
また明日来れますよーにー、と山頂の鐘を打ち鳴らし、
荒れ狂う山頂コースには出ずに素直にゴンドラでUターン。



夜には蔵王温泉街に繰り出して、
温泉街を守る
「酢川温泉神社(すかわおんせんじんじゃ)」
さんにご挨拶。
スサノオさんもおられまする(^^)





「明日は良き樹氷をみれますよーにぃぃーー。。」



参拝して、夜の蔵王温泉街散歩なぞを。
全てがほど良い寂れ感。
侘び寂び(わびさび)グルーヴ。







翌日。
再び蔵王権現さんに手を合わせ。
真言も唱え。
頂上に登って行ってみると......





あれ?



あれれれ!?



もしや!?
太陽さん出ちゃうわけ!?



ええええ!?
まじ!?



かんどぉぉーーーーーー!(^^)





この時からは、もう、
滞在中はずっとパラダイス。
雲海も現れる異世界絵巻。
これぞスノースポーツの醍醐味。







そして、もちろん!?の日輪さんも。
最初は権現堂を出た時に出てくれて......





地蔵岳の真上やゲレンデでも。
涙こぼるる......



蔵王大権現さーーーーーーーーーんん!
ありがとうですー!(^^)/







樹氷の育ちっぷりも過去最高クラス。
空と雲と光と雪と樹氷と......一生モノの風景。思い出。
今回の記事は自然と写真絵巻になっちゃいまつ......











海外では
「Snow Monster(スノーモンスター)」
と呼ばれる樹氷。
樹木の種類も含めて、
幾つかの自然条件が重なるところでしか見られないもの。
貴重な風景であり、現象とされています。
それがこの規模で見られるような場所は世界でも僅かしかなく。
この国は小さいけれど、何かと貴重なものがありまする。









お地蔵さんのいる山頂直下からは日本海も。





樹氷原コースは100番から1番までの標識看板を
カウントダウンしていくのでつ。











近くに月山
遠くには鳥海山も。





昼食はいつもここ。
「三五郎小屋(さんごろうごや)」さん。





山小屋らしい雰囲気が最高っす。
昔、K様ポン吉くん

「蔵王で食べるならここ。ラザニア最高だから」

と言われて入った思い出の場所。
クラムチャウダーもポークジンジャーも
プリンも美味しいのです。









山頂カフェでは樹氷原を見ながら食べれる、
ゆで卵付きの玉コンニャクなぞ......
通り名は「タマタマコン」(^^)



ちなみに、
こちらが本来の玉コン。





蔵王堂で唱えていた、
今年覚えた金剛蔵王大権現さんの真言。

「オン バサラ クシャ アランジャ ウン ソワカ」

忘れえぬ最高の景色と時間を恵んでいただき、
ありがとうございました。
感謝感激♪(^^)




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コメント (4)
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