雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

ハンカチ理論

2013-07-18 00:09:34 | 面白い
いやいや、焦りますわ......
前回記事のコメントに、
大先輩の「ST」さんから突然のコメントが......(; ̄ー ̄A アセアセ...
いやいや、心の臓に悪いっすわ。ほんま。
まぁ、こんな地味なヘッポコブログなんぞに
そんな偉大なる大先輩がパトロールに来て頂いているということだけでも
トテモありがたく。
書けることと書けないことが......



イヤイヤ......( ̄。 ̄;)...いやおや、あたふた......



なので、僕の社会人としての師の一人でもある
そんなST先輩に昔された説教......いや!
お話を!
一つばかり記そうかと。ええ。
STさんの事は以前この
チャンス
という記事でも記しましたが、
本当に色々な事を教わった方なので、
そんな話しをココにもう一つ記し残しておこうかと思います。
本人は「そんな話しをした」なんていうことは
きっと忘れているとは思いますが。ええ。
間違いなく......



以前務めていたレコード会社で、
「宣伝会議」なるものが終わった後。
当時常務取締役だったSTさんと、
まだ若造社員で生意気盛りの僕さん達数人は



「ふぃーーっ(@.@)、、疲れまちタナぁーーー。。」



と、その会議室からワサワサ......っと出て行きました。
会議をしていた大きめの部屋の扉を開けてロビーに出ると、
目の前にはちょっとしたスペースがあって。
そこにはちょっと洒落てる!?
四角いテーブルとチェアが置かれてました。
たしか、僕の記憶では......「アルフレックス=alflex」製。



「まったくもう。バブリーやな。
俺の仕事椅子をイタリア製に変えてくれればいいのに......
ったくもう......ブツブツ......」



という感じで、
そのテーブルに僕も含めた生意気系社員数名が腰を下ろすと......
そこに同じ会議室から出て来たSTさんも、
ちょこんと、お座りになられまちた。



「おおぉ!?STさん!(゜ロ゜ノ)ノ」
「どしたんすか?」
「説教っすか!?」
「体おっきいすね!?横方向に!」



......なんてたわいの無い、
可愛気の欠片も無いやり取りがあった後、STさんは



「いやいや、、どうだったよ? ん? 会議は?」

「会議っすか、、うーーーんん。。疲れまちた。。」

「そうか、疲れるよな。会議は。
ヒット出すのは本当に難しいよなぁ(^^)」

「そうっすねぇ......」



と、その時、STさんはオモムロに
パンツのポケットから自分のハンカチを取り出すと......



「あのな、これ、、、」



と言いながら、
そのままイタリア製テーブルの上にフワリと拡げました。
こんな感じ......



「これ、ハンカチ。な。これ」



とSTさん。



「(・∩・)???」



「あのさ、このハンカチ、
今テーブルの上に四隅を付けて広がってるだろ?な」



「ええ。。」



「このハンカチの4隅をさ、
この今着いているテーブルからサッ!と離して、
一瞬で空中の高い所に持ち上げたいんだよ。
出来るだけ高い所に、一瞬で。
しかも “4隅同時に” だ。
一緒に4隅を全て持ち上げるんだ。
お前等ならどうする?」



「????」
「むーーんん。。。」
「4隅をこう、、両手でつまんじゃったりして、、、」
「上手くつまめんな、、4っつは、、」
「うーーーんんんんん。。」



するとSTさんはこう言いました。



「いいか、聞き方が悪かったかもしれないけどな、
簡単だよな、、、ほら、、こうして、、
ハンカチのど真ん中をチョット摘んで、、ぱっ!と。
上に持ち上げるだけだ。(´з`)ナノダヨ」



「うえぇぇーーーっ!?」
「なんかインチキくせーーっ!」
「ずりーーっ!」
「もっと痩せろーーーっ!」
「お地蔵さんに似てるーーーっ!」



「アホ!オマエラ気付かなかったくせに。(^^*)
いいか、
このハンカチの真ん中は楽曲で言えばその曲の一番良い所だ。
凄いと思える一点だ。
アーティストで言っても同じだ。
人間でも同じ。お前等もだ。

その曲、そのアーティスト、
その人の一番良い “一点” を見つけてな、
ソレダケを掴んで高い所まで一気に引っ張り上げる。
それがヒット作りだ。

いいか、
どんなものにも必ず良い所があるんだ。
それを見つけ、
その一点を高く引っ張り上げてあげれば、
その他の部分もこうやって、自然にテーブルから離れて、
高い所へ一緒に引っ張り上げられるモンなんだよ。

一点を伸ばせれば、
ソレにつられて他の部分も高い所に自然に引っ張り上げられるんだ。
そんなもんだ」



......この話しは、
その後、多くの場で使わせてもらっているということは......
STさんには内緒でございます。Ψ( ●`▽´● )Ψ ケケケ


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