あるロックバンドの凄腕ドラマーだったJ君から
LINEにメッセージが来ました。
「今朝、◯◯◯が自宅のマンションで自殺したそうです。
uzmetさんには伝えておきたくて連絡しました。
長年彼とは会っていないので詳しいことはわかりません。」
◯◯◯君はまだ30代半ばを過ぎたぐらい。
J君と組んでいた4人組のロックバンドでは作詞作曲とボーカル、
ギターまでも担っていた才人。
溢れる才能と繊細な感性は、
それ故に彼自身持て余すようなところもあって。
バンドの仲間にも外の人間に対しても、
時折激しく接することも多かったような感じで。
ビジネス部分も担うプロデューサーという立場であった僕とも
色々なことでよく衝突していたりもしていました。
そんな彼の激しさと、メンバーそれぞれの人生の歩みや考え方は、
長年活動を共にしていたバンドを分解していきました。
......もう......
かれこれ10年以上も前のことです。
「、、、そうか、
わざわざ教えてくれてありがとう。
精一杯の冥福を祈るしかないのかな。。残念すぎる」
そんな返信をJ君にした直後に、
また別の友人から電話がかかってきました。
彼はこんな説明を僕にしてくれました。
「......ちゃんと警察も入って、
鑑識もシッカリ調べて、
それでね、明らかに自殺ではないって。
常用していた睡眠薬を少し飲み過ぎてしまっていて、
横になった状態も悪くて、
喉に詰まって呼吸困難になってしまったらしい」
僕はまたJ君にLINEで連絡をしました。
「......で、、ね、、自殺ではないようだね」
「朝倒れていたと聞いて、、、まだ実感できません」
「......が、、で......ね、、窒息してしまったらしい」
「そうでしたか...
彼には恨みもありますが、全てを許し、
あの頃をたくさん思い出そうと思います。
死ぬまでには和解したいと思っていました」
ドラマーの彼と◯◯◯君との間で、
僕などにはとても想像できないような深い葛藤があり、
もう長いこと会っていないということはなんとなく「知って」はいました。
僕はまたJ君に返事を入れました。
今日ここに記していることは一字一句、
ほぼ、この時の言葉そのままです。
「......もう五年ぐらい前のことかな。
◯◯◯から会いたいと連絡をもらってね。
ご飯を食べたんだよ。
その後の彼の歩みの中で、
色々と自らについて考えることが沢山あったようでね。
俺には、、
“あの頃の俺は間違ってました。
今、やっとuzmetさんの気持ちがわかります”
と、そんな話をしてくれていてね。
その後俺は△△さんにもそのことを伝えてね。
◯◯◯も大人になって、成長していて、
何より、とても頑張っていたよ、と。
だから、ね。。
だから、、、ね。
みんなとの間でどれほどのことがあったかは想像もつかないけど、
きっと、◯◯◯はJにも色々と詫びる気持ちも、
後悔の気持ちも、
君とまったく同じように仲直りしたいと思うような気持ちも、
きっと持っていたと思うな。
アチラの世界に行くとね、
人の気持ちが手に取るようにわかるんだ。
Jの、、純粋なる気持ちはちゃんと伝わってるよ。
大丈夫。
もう、和解してるよ。大丈夫」
暫くしてJ君から返事が来ました。
「すみません。
言葉が何も出てきません。
ありがとうございます。
uzmetさんの言葉がなければ消化出来なかったかもしれません。
忙しいと思いますが、いつか思い出話に付き合って下さい。
俺達は戦友のようなものですから」
「みんなそう思ってるよ。
◯◯◯も同じだ。
これから先、
君が見るもの、手にするもの、失うもの、無くすもの、、
全て◯◯◯も一緒に味わってる。
戦友とはそういうものです。
君が成長すれば◯◯◯もそうなる。
君が幸せであれば◯◯◯も幸せ。
あの世とこの世はそう出来てる。
大丈夫。
◯◯◯が好きだったものを、思い出しながら食べてあげな。
きっとあいつもJを通して味わってるから。
そういうもんだ。
これからも粛々と一緒に生きよう。
俺は幸せだぜ。
Jもそうのハズだ。
一緒に生きよう」
「その通りですね......
uzmetさん、本当にありがとうございます。
いま、うまく言葉が出てこなくて、
うまく感謝を伝えられません。
俺も幸せです。
今度、一緒に奴に乾杯しましょう。
久しぶりにuzmetさんにも会いたいし」
「改めてスケジュール出して、皆も呼んでご飯食べようね。
落ち着いたら仕切るよ」
「すみません。
ありがとうございます。」
「こちらこそ!
君らには昔も今も、これからも、感謝してる。
ありがとう。」
「俺もです。
最後に家に来てくれて泣いてくれたこと。忘れません。
そして、
会った時に直接謝りたいことと、感謝を伝えたいことがあります。
今日、混乱してたんですが、
uzmetさんのおかげで少し素直になれました(^_^; 」
————————今日の通夜には、
J君も、他のメンバーも、メイン・エンジニアだった仲間も、
当時懸命に流通営業をやってくれていたスタッフの方も、
皆久しぶりに集まりました。
沢山の溢れる思いが集まりました。
葬儀壇の遺影は、
昔みんなであーだこーだ言いながらデザインした
メジャーデビュー盤のジャケット写真でした。
今日の記事は不快に思われる方も、
色々な捉えられ方をされるかもしれません。
ただ、
このブログは、
書き出す時に幾つかの決意を自らの内に明確に刻み、
そうして記し出したブログです。
これ迄も幾度か記して来ましたが、
タイトルやサブタイトルの言葉に偽りはありません。
僕の大切な、愛する人へ。
今日の記事も、
強い意思と意味、
明確な覚悟を持って記しておこうと思います。
天国の◯◯◯に。乾杯。
な。好きだろ!?バーボンだぜ。ブッカーズだぜ。
一緒に飲もうな。
これからも、一緒に。
一緒に生きような。
LINEにメッセージが来ました。
「今朝、◯◯◯が自宅のマンションで自殺したそうです。
uzmetさんには伝えておきたくて連絡しました。
長年彼とは会っていないので詳しいことはわかりません。」
◯◯◯君はまだ30代半ばを過ぎたぐらい。
J君と組んでいた4人組のロックバンドでは作詞作曲とボーカル、
ギターまでも担っていた才人。
溢れる才能と繊細な感性は、
それ故に彼自身持て余すようなところもあって。
バンドの仲間にも外の人間に対しても、
時折激しく接することも多かったような感じで。
ビジネス部分も担うプロデューサーという立場であった僕とも
色々なことでよく衝突していたりもしていました。
そんな彼の激しさと、メンバーそれぞれの人生の歩みや考え方は、
長年活動を共にしていたバンドを分解していきました。
......もう......
かれこれ10年以上も前のことです。
「、、、そうか、
わざわざ教えてくれてありがとう。
精一杯の冥福を祈るしかないのかな。。残念すぎる」
そんな返信をJ君にした直後に、
また別の友人から電話がかかってきました。
彼はこんな説明を僕にしてくれました。
「......ちゃんと警察も入って、
鑑識もシッカリ調べて、
それでね、明らかに自殺ではないって。
常用していた睡眠薬を少し飲み過ぎてしまっていて、
横になった状態も悪くて、
喉に詰まって呼吸困難になってしまったらしい」
僕はまたJ君にLINEで連絡をしました。
「......で、、ね、、自殺ではないようだね」
「朝倒れていたと聞いて、、、まだ実感できません」
「......が、、で......ね、、窒息してしまったらしい」
「そうでしたか...
彼には恨みもありますが、全てを許し、
あの頃をたくさん思い出そうと思います。
死ぬまでには和解したいと思っていました」
ドラマーの彼と◯◯◯君との間で、
僕などにはとても想像できないような深い葛藤があり、
もう長いこと会っていないということはなんとなく「知って」はいました。
僕はまたJ君に返事を入れました。
今日ここに記していることは一字一句、
ほぼ、この時の言葉そのままです。
「......もう五年ぐらい前のことかな。
◯◯◯から会いたいと連絡をもらってね。
ご飯を食べたんだよ。
その後の彼の歩みの中で、
色々と自らについて考えることが沢山あったようでね。
俺には、、
“あの頃の俺は間違ってました。
今、やっとuzmetさんの気持ちがわかります”
と、そんな話をしてくれていてね。
その後俺は△△さんにもそのことを伝えてね。
◯◯◯も大人になって、成長していて、
何より、とても頑張っていたよ、と。
だから、ね。。
だから、、、ね。
みんなとの間でどれほどのことがあったかは想像もつかないけど、
きっと、◯◯◯はJにも色々と詫びる気持ちも、
後悔の気持ちも、
君とまったく同じように仲直りしたいと思うような気持ちも、
きっと持っていたと思うな。
アチラの世界に行くとね、
人の気持ちが手に取るようにわかるんだ。
Jの、、純粋なる気持ちはちゃんと伝わってるよ。
大丈夫。
もう、和解してるよ。大丈夫」
暫くしてJ君から返事が来ました。
「すみません。
言葉が何も出てきません。
ありがとうございます。
uzmetさんの言葉がなければ消化出来なかったかもしれません。
忙しいと思いますが、いつか思い出話に付き合って下さい。
俺達は戦友のようなものですから」
「みんなそう思ってるよ。
◯◯◯も同じだ。
これから先、
君が見るもの、手にするもの、失うもの、無くすもの、、
全て◯◯◯も一緒に味わってる。
戦友とはそういうものです。
君が成長すれば◯◯◯もそうなる。
君が幸せであれば◯◯◯も幸せ。
あの世とこの世はそう出来てる。
大丈夫。
◯◯◯が好きだったものを、思い出しながら食べてあげな。
きっとあいつもJを通して味わってるから。
そういうもんだ。
これからも粛々と一緒に生きよう。
俺は幸せだぜ。
Jもそうのハズだ。
一緒に生きよう」
「その通りですね......
uzmetさん、本当にありがとうございます。
いま、うまく言葉が出てこなくて、
うまく感謝を伝えられません。
俺も幸せです。
今度、一緒に奴に乾杯しましょう。
久しぶりにuzmetさんにも会いたいし」
「改めてスケジュール出して、皆も呼んでご飯食べようね。
落ち着いたら仕切るよ」
「すみません。
ありがとうございます。」
「こちらこそ!
君らには昔も今も、これからも、感謝してる。
ありがとう。」
「俺もです。
最後に家に来てくれて泣いてくれたこと。忘れません。
そして、
会った時に直接謝りたいことと、感謝を伝えたいことがあります。
今日、混乱してたんですが、
uzmetさんのおかげで少し素直になれました(^_^; 」
————————今日の通夜には、
J君も、他のメンバーも、メイン・エンジニアだった仲間も、
当時懸命に流通営業をやってくれていたスタッフの方も、
皆久しぶりに集まりました。
沢山の溢れる思いが集まりました。
葬儀壇の遺影は、
昔みんなであーだこーだ言いながらデザインした
メジャーデビュー盤のジャケット写真でした。
今日の記事は不快に思われる方も、
色々な捉えられ方をされるかもしれません。
ただ、
このブログは、
書き出す時に幾つかの決意を自らの内に明確に刻み、
そうして記し出したブログです。
これ迄も幾度か記して来ましたが、
タイトルやサブタイトルの言葉に偽りはありません。
僕の大切な、愛する人へ。
今日の記事も、
強い意思と意味、
明確な覚悟を持って記しておこうと思います。
天国の◯◯◯に。乾杯。
な。好きだろ!?バーボンだぜ。ブッカーズだぜ。
一緒に飲もうな。
これからも、一緒に。
一緒に生きような。
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