銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

各町長の決断の違い、・・・・・原発からの距離が、差を生む

2011-03-27 03:26:51 | Weblog
副題1、『双葉町の町長と、大熊町の町長と、南三陸町の町長の違い』
副題2、『ベントは、菅首相が命令した?』?????
副題3、『住民もさらに、利口になって欲しい』
副題4、『加藤コミッショナーはなぜ、判断ミスをしたのか?』?????
副題5、『鉄のはさみは、ぼろぼろに錆びていた』

特別・副題・『銀座の画廊でチャリティ展が、あります』

 昨日上げた文章の最後に、夜の11時過ぎに、以下の文章を付け加えました。それに気がついてくださらない方もあると思い、重複しますが、ここに入れます。
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 ただし、何度でも言います。世界は固唾を呑んで見守っています。が、一方で、知識人は笑っているでしょう。きっと、あざ笑っています。なんと、ばかげたことをしているのだと。どうして、早くそこから、撤収をしないのだと・・・・・きっと、笑っているでしょう。

 ほめているというニュースが多く伝わっていますが、それは、大爆発の来るのが遅れれば遅れるほど、理由を他のところへもっていきやすくなるからです。で、世界を真に支配している連中、つまり、核燃料を売りつけている側が、得をする事となります。

 24日に『これからは、人為的ミスを恐れないといけない』などというニュースが出てきました。グー(または、OCNニュース内で)それこそ、核燃料そのものが持つ、どうしようもなさを、別の問題へすり替える論理です。その手の記事は本当に残念です。
   
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 これほど、多数の日本人が、追い詰められていても、さらに、諜略を捨てない連中が居るという事に驚きます。それは、こんな大変なさなかに、またもや大相撲のごたごたを、責め立てるニュースが出たという事です。元、高等検察庁長官と、島村代議士の顔がウエブサイト上で出ていました。

 それが、なぜいけないのかを話すことができるのは私一人でしょうが、今は、もっと、大切なことがあるので、それには触れないで先へ進みます。
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 というのも、もっとも大切な事について、国民のコンセンサスがまとまっていないからです。ただ、被害の実態がだんだん明らかになってきて、それで、少しはまとまり始めています。

 そのひとつが海水の汚染です。普段の1200倍以上の放射能が、排水場所あたりで検出されたというニュースは、私などは、そうでしょうね」と最初からわかっていたし、東北の漁業もこれから、壊滅的打撃を受けると思います。12日の爆発からそれは、わかっておりました。

 でも、そのときにそれを医っても、こちらが排除されるだけだから言いませんでした。
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 我が家では、15日ごろから、海水を冷却用に使うと聞いて、「おや、錆びるだろうに」と心配していたのです。それは、基本的な知識です。金属は海風でも痛みます。

 今日土曜日のNHKニュース内で、震災前まで美容師をしていた人が、自宅のあった場所で、商売道具のはさみ類を見つけました。津波に出会った後で、は、海水につかっておらず、11日に一回だけ、海水につかっただけなのに、はさみ類はぼろぼろに錆びていました。
 もちろん、原発内の金属は、はさみ類とは違って純粋な鉄ではないはずです。パイプ類はステンレスでしょう。はさみはメッキはしてあるが、切れ味を確保するためにステンレスは使っていないはずです。

 で、原発の諸設備の方が錆びないとは言っても、それでも、一週間ほど、海水を、使って冷却をしたのはまずいです。

 ただし、これは、これから、全世界中で、参考になる事実です。つまり、津波が来なくても老化し、金属が疲労した場合はどうなるかの実験となってしまっています。私が長らく原発に反対してきたのは、映像としての、核燃料の被害を見てのことではないのです。

 それも恐ろしいです。イラクで使われた劣化ウラン弾(私はこれは、原発の使用済み核燃料を原料にした爆弾ではないかと思いますが)がもたらす奇形児の誕生の恐ろしさは写真で見ていますが、それで、反対しているわけではありません。

 それから、来ているのではなくて、放射能と言うものを出す核燃料を使って居る、原子力発電所というものは、一箇所でも、破損が起きると始末におえないものだし、その破損が、100年後とか、150年後には確実におきるものだからです。

 今でも、一般の人は、核燃料を、コークス(石炭)とか、灯油とか、天然ガスみたいなものと、誤解をしています。

 今日(土曜日)も、NHKの夜のニュースで青山さんと、大越さんを相手にして対話をした関西学院大学の教授と言う学者さえ誤解をしていました。

 そのひとは、専門は、被災者のリハビリと言うか、罹災後のケアが専門の学者で、核燃料とか、原発の専門家ではないから、間違えても仕方がないとはいえます。

 だけど、福島第一原発の地元である双葉町の集団避難を、話題にしていたときに、「避難者に、希望を持たせるのが大切だ」と言う論理で、「二年後とか、半年後に帰宅できると言う希望を与えないといけない」といっていました。

 『二年後に双葉町に帰れるだろうか? 帰れない』と私は思います。家は壊れていません。そして、放射能とは、目には見えません。が、どんどん、放射線量は高くなるはずなので、そこで、生産した物が、二年後も、今以上に売れません。双葉町の主体は農業や漁業でしょう。と成ると、それに付随した産業も生きることができません。

 悲観的なことを言っているようですが、別に福島県の人をいじめたくて、言っているわけではなくて、真実を知らないと、人々が、将来の方針をあやまってしまうからです。

 本日も大熊町の町長が、今よりさらに遠い場所に避難先を移したいと、町民に説明をしたら、「冷蔵庫やテレビを取りに、自宅へ帰りたい」という人が出て、カメラの前でそれをシャーシャーと言う感じで、主張しました。町長の苦労も知らぬ気に。

 もちろん、その気持ちはわかります。で、政府の方針が、間違っていると思います。危険度が10年以上の長期にわたって続くことを、正確に知らせていませんので、住民は覚悟が足りないまま、最初の避難をしています。

 で、大爆発が起きる可能性がありましたが、それが、抑えられているまま、二週間が過ぎてしまったので、住民には「こんなに安全なら、家財道具を取りに帰りたかった」という不満がおきているわけです。特にこの地域は、陸地として、海からは、地平が高い模様ですので、津波の被害に出会って居ません、家は崩壊したかも知れませんが、その屋根の下に、家財道具が移動をせず、無事に保管をされているのを知っています。

 こういう際には、本人の自己責任で自宅へ返した方がよかったですね。ただし、誓約書を書かせて、国に以降の健康被害の補償を求めないこととか、決める必要があります。

 ただし、町長や、県などの行政は、この件に関しては、一概には、責められません。ガソリンがなく、道路も寸断されていて、車の数も少なかったので、まずは、食料や水の確保で精一杯だったからです。今、それが満たされていて、その次の段階としての、冷蔵庫であり、テレビであります。が、テレビカメラの前で、それを、主張した若い女性に言いたいです。
 「あなたは、芥川龍之介の小説、『蜘蛛の糸』に出てくる強欲な、人間みたいに見えましたよ」と。

 他の町で、「命が助かったのだから、それだけは、感謝しないと。家がながされても仕方がない」といっている、・・・・・お風呂に入れないために、髪の汚れた・・・・・おばさんたちに、比べて、お化粧ばっちりで、髪もきれいでしたが、より恐ろしくもあり、汚い顔だも感じました。こういう映像を見ると、素人は、絶対に、テレビカメラには、写らない方がいいと感じます。本人の思っているのとはまったく違った効果を呼んでしまいますから。世間の人が、その意見に、味方をするとは限らないのだから。
 
 ところで、お役目上、急にテレビに出ることが増えた人たちが、います。それは、町長や知事たちです。特に話のできる、きちんとしたタイプの町長は、テレビカメラには、引っ張りだこです。

 その中で、26日に誠実一番だったのは、大熊町の町長です。

 その次に賢かったのは、南三陸町の町長でしょう。避難所の移転を提案していました。そこは原発から遠いはずですので、純粋に復興がありえます。ただ、福島原発で、連鎖反応を伴う大爆発が起きたら、そこに貯蔵をされている核燃料の総量が、チェルノブイリよりも多いので、南三陸町も復興が難しくなりますが、それは、私の住んでいる鎌倉でも同等となります。・・・・・

 ともかく、ある意味で、次の避難所を確保できるかどうかも、早い者勝ちでしょう。ぐずぐずしていたら、相手の好意が薄れてきて、チャンスを失うと言うのもどうりです。決断を迫られたら、さっさと情報開示して、住民に意見を問うのは正しいです。後は、「ついて来るなり、ついて来ないなり、勝手にしろ」でいいと思います。
 
 その次に上手なのが、双葉町の町長です。この人は大・人数1200人を引き連れて、まず、埼玉アリーナへひなんしました。モーゼのごとき人材です。

 しかも商業施設であるアリーナからの退去を求められると、次には加須市へ移動するとのことです。廃校になった高校にシャワー等の施設を埼玉県から作ってもらい、そこで、長期に生活し、新しい地域社会を作り出そうとしています。

 これは、とても賢い選択です。それを、ニコニコしながらやる市長は偉いです。私は、最初は、その原因を、『覚悟が決まっているからだろう』と推察していました。この人はいろいろなことを、ほぼ正確にわかっていると、感じました。

 つまり、これから、大爆発が起きる可能性があること。だから、戻ることが長期にできないこと。それから、今まで、原発のおかげで得をしてきたこともあるから、これから先は、一種の運命だとして、それに従う覚悟があること。などなどが、この小柄な男性を、生き生きと、業務や任務に携わらせているのだと。

 で、80%に近い好意を抱いて、リーダーとしては、適格だと判断していたのです。ところが、本日土曜日のNHK、青山・大越、ニュース内で、驚いたことに、双葉町の住民が、6900人もいて、そのうち、町長と一緒に避難しているのが、1200人に過ぎないと知って、ちょっと、考えが変わりました。

 ただし、手のひらを返すように、評価を下げるわけでもないのです。1000人程度は、自己責任で避難しているかもしれません。本当に頭がよい人で、原発の特性がわかっている人なら、最初の2回の爆発が、雷鳴がとどろくほどの大音響だったと聞いていますから、『これはただ事ではない』と信じて、半永久的な、避難場所へ逃げた可能性はあるのです。東京に居る子供のところへ、同居すると言うような形でね。

 それが、一千人だったと仮定しても、後、5千人がどうしたかがわかりません。もし、その人たちが屋内退避の言葉を信じて、その町内で、自分の家屋内で、じっとしている可能性はあります。

 そういえば、東京都は、今度は消防庁の所員を、その手の人々救出に向かわせたそうです。だけど「逃げたくない」という人が、未だに多いかもしれません。特に停電をしていると、何も情報が入りませんので、余計に、「普段と同じだ」と信じているかもしれません。放射能は人間の目には見えませんので。これは、悲劇ですが・・・・・・

 ここで、疲労困憊したので、中断をさせてくださいませ。明日日曜日に続きを書き、誤変換も直します。その完成は、午後二時を見込んでおります。そのころ、もう一度ご訪問をいただけますと幸いです。 
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 と、土曜日の深夜、実際には日曜日の明け方に書きました。そして、実は、副題の2と4について、日曜日の今日触れるつもりでした。が、それを後回しにします。そちらは、新しく文章をおこします。

 ここで、まったく別のことをお知らせしたくなりましたので。

 それは、東北と、茨城県以外にお住まいの方は、よくご理解をいただけると思いますが、誰にとっても、同情やら共感とは別にその人本来の生活があるわけです。

 それについて、銀座のK's ギャラリーというところで、先頭を切ったチャリティ展があります。先週見てきましたが、大変充実しています。

 で、そのご案内を画廊からのメールを、許可を得て、まず、転載をさせていただきます。
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題名: K’s Galleryより増田沙織展のご案内
日時: 2011/03/23 21:18:56 東京 (標準時)
FROM: kgallery@eagle.ocn.ne.jp
TO : kgallery@eagle.ocn.ne.jp
インターネットメール<ヘッダーを見る>

毎日、余震にドキドキ。

でも、家の中に閉じこもっているわけにも行きません。

できることはやらなくては、、、

K’s Gallery明日からは、チャリティ展をします。

先週呼びかけて、今日までに55名の作家さんから

約130点の作品が集まりました。

値段を付けてくださった方も、いつもよりうんと安いです。

そして、いくらでもいいから少しでも役立ててくださいという方も。

とびきりのお買い得です。

是非、この機会に素敵な作品をお部屋に飾りましょう。

そして、少しでも多く、

被災地の方々に義捐金をお送りすることができたらと、

願っております。


ここからは、その画廊の次の週のご案内ですので、中略とさせていただきます。(雨宮)

画廊の住所他


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K's Gallery  増田きよみ
kgallery@eagle.ocn.ne.jp
ホームページ http://ks-g.cool.ne.jp
ブログ http://ameblo.jp/ginzaksg/
ウェブショップ  http://artfile.jp/ks
電話 03-5159-0809
携帯 090-9687-4085
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 この展覧会は、小品がおおいですが、画廊めぐりを続けている私が見ても、非常にレベルが高かったのです。で、おせっかいですがお勧めいたします。今日は日曜日です。それに、停電もありません。久しぶりに都心へお出かけになって、ここのチャリティ展をご覧頂ければ、幸いです。

 なんと、とてもレベルの高い作品(ただし、紙に描いてありますが)を、1000円で提供している画家が居ます。

 この画廊へ、行く道ですが、一番わかりやすい順路としては、JR有楽町駅・京橋口を降りて、そこから、東京方面に向かいます。すると、高速道路に突き当たりますので、その手前で、道を右折します。銀座の中央通りに向かうと、左側、最初の右侵入路の傍に、第3太陽ビルと言うのがあり、その6階に画廊はあります。

 番地としては、銀座1-5-1です。

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 さて、これからは、画家、としての私が語ります。本名川崎千恵子で、一点出品しています。油絵なので、三万円のお値段をつけてありますが、すでに、2万円をチャリティ用に、画廊へお渡ししてありますので、あと、一万円を出していただければ、お宅へお持ち帰りいただけます。
 自分の方では、(お金に換算すれば、20億円に上るだろうと言う損失をこうむりながら)、ずっと、ひたすらに、核燃料の輸入に反対してきた私の、まだ、弾圧に気がつかないでいた、のんびりした時代1997年の、穏やかな作品です。

 私のブログは、『美術関係者中に、読者が多い』と感じていますが、この件は、他の世界の人、つまり、美術界の人間(特に作品がよく売れている画家)が、「おしろうとさん」、と呼ぶ、自分は油絵を描かない人に求めていただければ幸いです。

 では、この部分は、今日から、水曜日まで、繰り返し文末に入れさせていただきます。では、            2011年3月27日       雨宮舜
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