さて、2つ目の記事を書きます。
最初に・・・・
先日、とても驚いたことがあります。
というか、皆に「もっと早く気がつけよ」と言われました。
先日病院の自動販売機でコーヒーを買いました。一応自動で豆をひいてお湯を注ぐ…というタイプのやつですね。
2日に一回くらい飲んでいるのですが…
「あれ?コーヒー薄いな・・・」
カップにはふたが付いているので中が分かりません。
「う~ん、薄いな~」
呟きながら飲んでいました。
疲れていたので砂糖を入れていました(僕はブラックのほうが多いんですよ)。ですから砂糖の味はわかりました。
しかし・・・
「薄すぎる!!」
パカッ
・・・・・・
「おぉぉぉぉ」
コーヒーのはずが…砂糖水になっている!
大爆笑!
「もっと早く気がつけよな」
周りは笑いながら突っ込みますw
と、ちょっと笑い話を書いたところで、本題の記事に行きます。
血液内科は血液腫瘍などを多く扱いますので、この記事に反応しました。
「がん医療のトータルケア、巻き返しが必要」
3月10日19時11分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100310-00000001-cbn-soci
日本医療政策機構は3月10日、同機構が実施した「がん患者意識調査」に関するメディアワークショップを開いた。同機構の市民医療協議会がん政策情報センターの埴岡健一センター長は、「なかなか現場には、がん医療のトータルなケアが届いていない。それを急いで巻き返す必要がある」と述べ、今回の調査結果を参考にしながら、政策を立案していく必要性を強調した。
「がん患者意識調査」は、がん関連の患者団体に所属しているがん患者・経験者とその家族・遺族を対象に、昨年11月13日-12月末に実施。がん患者の声ががん医療政策に反映されているかや、がん患者が必要と考えるがん施策などについて質問し、有効回答数は1618件だった。
この中で、昨年3月に厚生労働省のがん対策推進協議会が取りまとめた「平成22年度がん対策予算にむけた提案書~元気が出るがん予算~」に掲げられた70本の施策について、「あなたが必要性が高いと思われるものを10項目まで選んでください」と質問したところ、最も多かった回答は「がんに関わる医療従事者の計画的育成」(629人)。以下は「副作用に対する支持療法のガイドライン策定」(562人)、「長期療養病床のがん専門療養病床への活用(モデル事業)」(555人)などと続いた。
調査結果は、11日に開かれるがん対策推進協議会のワーキンググループの提案書の参考資料として提出される予定だ。
埴岡氏は、同日のがん対策推進協議会に、同じ70本の施策について医療従事者などを対象に行った別のアンケートの結果が提出されることを明らかにし、「それを突き合わせると非常に面白い」と指摘。両方で上位に選ばれているもの、片方のみで選ばれているものを検証し、両者が対話することの必要性を強調した。
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癌診療・・・僕は「時間をかけて患者さんの不安や痛み、そして病気を取り除き一緒に戦う」他はないと思っています。
けど、それを行う時間が限られてきます。
患者さんの数が毎週40名前後の予約の患者さんが来ます。何もない人なら良いですが、外来で治療を行っていて変化がある人や、緩和ケアを行っている人などは大変です。
そう言った患者さん達には時間がどうしても必要です。そういう患者さん達に対応する僕達医療従事者もしっかり患者さんの話を聞く時間が必要です。
しかし、医療従事者の数は絶対的に足りていませんので「一人一人の患者さんと向き合える時間」が限られてきます。
先週初診の若い骨髄腫の患者さん(一応今日ですべての検査結果は出そろいました)とどう向き合っていくか、最初にしっかりと話をするのが重要ですのでどうしても時間がとれる他の曜日になってしまいます。
自分の外来日に話が長くなる患者さんを「予約患者」として入れられない。本当なら「予約」としてそういう患者さん達も見れるようにできる体制が本来必要で、時間に追われていてはトータルケアは困難だと思います。
僕は外来と病棟を行き来しているとはいえ、病院内に基本的にいる医師ですので、各曜日に患者さんを振り分けています。これは病棟守備力は低下するかもしれませんが、患者さんをしっかり見るためには必要不可欠と判断して行っています。
本当はそういうことを行う必要性がない医療体制になるのが理想なのだろうと思います。
トータル的なケアをできる医師の育成も重要ですが、それができる医療環境の整備も重要ではないかと思います
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さて、明日は忙しい一日です。頑張ります。
それでは、また。