7月3日です
僕は内科医であって、皮膚科の先生でも整形外科の先生でもないのですが時々閉鎖療法などを行うことがあります。
よく職場の方が僕の治療のチョイスを見て、いろいろ質問されるのですが・・・よくおおざっぱに言っております。
「閉鎖療法って、傷口がきれいだったら閉鎖療法を選択しているよ。閉鎖療法は傷口がきれいに治る可能性を高めてくれるけど、細菌にとっても繁殖しやすい環境になるから。感染症のリスクが少ないと思えば閉鎖療法をしているし、そうでなければ閉鎖はしないかな・・・。」
など、大雑把に言っております。
というよりは人に教えるときに本筋をまず言っているだけかもしれません。あと、自分も本筋をまず理解しに行くから、自分の覚え方と同じことを人に教えるときも使っているということでしょうか。
あとは・・・自分自身でリカバーできる自信がなければやらないし、何かあったときの対応を考えて治療を行う。まぁ、医者はみんなやっていることですけどね。
だいたい治療を開始する前に道筋を皆さん建てていると思います。
ちなみに同じ方に皮膚の疾患に対するステロイド外用剤のチョイスも聞かれました
「基本的に1回や2回で終わらせうる、強く一気に抑え込んだ方が有利なものは強めのもの(蜂に刺されたなどはデルモベートで一気に抑え込み)を使用している。慢性的に使用するなら弱くする。首より上は皮膚が弱いのでキンダベートなどの弱いやつ。他にも細かい使い分けはあるけど、大雑把に言ったらそんな感じ」
他の人に教えるときに大雑把に教えて、あとは細かいのは一つ一つ切り分けるべきだと思っています。まぁ、皮膚科領域は専門ではないのであまり大きなことを言うつもりはないのですが・・・。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。