さて、もう一個だけ続けます
この記事に関してです。
菅首相(民主党代表)が東日本巨大地震と東京電力福島第一原子力発電所での事故を受け、自民党の谷垣総裁に原発問題担当相としての入閣を要請していたことが18日、明らかになった。
谷垣氏側は拒否した。
これに関連し、民主党の岡田幹事長は同日、国会内で開いた「各党・政府震災対策合同会議」で、閣僚の3人増員を柱とする内閣法改正を提案した。3ポストは原発問題担当と復興担当、被災者支援担当が念頭にあるとみられ、野党側も大半は増員には賛成する方向だ。
谷垣氏への入閣要請は、首相周辺から関係者を通じて自民党幹部に伝えられた。谷垣氏側は「入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ」として拒否した。
これを受け、首相は与党から新ポストへの起用を目指す意向だ。仙谷由人官房副長官や国民新党の亀井代表らの名前が取りざたされている。
岡田氏は合同会議で、副大臣、政務官、首相補佐官を増やすことも提案した。
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3人寄れば文殊の知恵とも言いますが、船頭多くして船山に上る…とも言います。
このことわざ二つで大きく分かれるのは「船頭」はまさにリーダーです。リーダーシップを発揮する人が多くてはまとまるものもまとまらない。
この非常時であればどちらかというと「強力なリーダーシップ」が発揮できる人が「多くの人の意見を聞き」、それを統括して決定し、物事を迅速かつ正確に行っていくことです。
時間が遅くなればそれだけ後手に回ります。
医療従事者が大きな意味を持つ医療現場も同じだと思います・・・・
先日、敗血症性ショックの患者が出たと言いましたが、その時に研修医の先生にいいました(普通の研修医の子です)。
「患者さんのVital、身体所見でほとんどプレショックであるのは確実。血液検査BGA、乳酸…その他でまだ血圧が下がっていない段階と言うだけにすぎない。この段階なら救命できるが、明らかになってから動き出しては助けられるものも助けられない。」
この時に言ったか言わなかったかは忘れましたが良く言うことは
「医者という職業でもっとも重要なことは、症状・身体所見だけで患者の状態をかなり把握できる能力。その段階から検査を行うことでより確実に診断に近づける。コンピューターがどれだけ発展しても、診断能力は高い能力の医者にはかなわないと思う」
致命的な段階に入る一歩手前に動き出すことができれば、どうしようもなくなることは少ないと思います。
自分で言うのもなんですが「原疾患」がコントロール不能になっている患者さんを除いて、合併症での死亡率はかなり低いと思う。
ただ、うちの場合は緩和ケアも同時にやっているのがきついのよね。
閑話休題
ということで、今回は自民党などの野党に協力を要請しています。この協力要請は非常に良い姿勢だと思いますが、その代表を中に取り込むことで
メリット
「自民党の協力のもと速やかに対策の基本法案ができる」
「自民党と民主党両方がかかわっているから、政治的な問題では民主党のメリット」
デメリット
「いろいろなことが決まりにくくなる可能性」
ですかね。
だれでもこれは良い話だろうと思うことに反対することはないでしょう。反対することで野党の評判などを下げますので、僕は今のままで「協力する」姿勢を続けていけばよいのだろうと思いますが、
えいやっ
ということが、野党を入れてしまうとやりにくくなる。
そういうことなんだと思います。
野党を取り込んでもそれができるリーダーシップを発揮できる人材であれば、それもまた…でしょうが、自分の党内をまとめきれない人がそれをやってしまっては迅速性がより下がってしまうでしょう。
だから、人材により適材適所、的確なやり方があるのだろうと思います。
さて、朝食から少したって少しおなかがすいてきました。
昼食+マッサージなどに行こうかしらと思っています。
では、また。