Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

名古屋・明治村へ

2010年03月09日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(中日本)

 

 

 

 

 

週末は、私の両親と、弟夫婦と一緒に1泊2日で旅行に出かけました。
関東と関西の中間あたりで、みんなが楽しめそうな・・・など
弟と、いろいろ考えていたのですが、
母が「一度も名古屋に降りたことがないの~!」(え~そうだったの!?)と言うことで、
名古屋に決定♪


1日目は代表的な観光地、明治村へ行って来ました。
あいにくのお天気でしたが、寒い中頑張って歩きました
画像もどんよりしています。

この明治村、想像していたよりも、素晴らしい場所でした♪


明治時代、日本が世界に目を向けるようになって、
日本古来よりの木造建築技術に、欧米の様式・技術・材料を取り入れ、
芸術上、歴史上価値ある石造・レンガ造の洋風建築が
多く建てられましたが、震災・戦災などで多く失われ、
また戦後の産業の 高度成長期の開発事業により、
取り壊されてしまうものも多く、
そういう文化財的な建築物を惜しんで、保存をしていくために、
同窓生だった、 谷口吉郎博士 ( 博物館明治村初代館長 ) と
土川元夫氏 ( 元名古屋鉄道株式会社会長 ) が 明治村を創設したそうです。

素晴らしい建築物を保存していくという趣旨に、多くの賛同があり、
今年は開村して45年にもなるそうです。
名前は知っていましたが、なんとなく単なるテーマパークのように
思っていたので、この趣旨と歴史を知って嬉しくなりました。
明治村では、今後も文化財的な、貴重な建築物を
移築保存していくのだそうです。

建物は、すべて、明治期に建てられていたものをそのまま解体修復移築しているので
当時の豊かさがちゃんと感じられます。

そういう建築物が、広大な敷地に、大きな池や起伏のある敷地に、
空間を活かして配置され、

たくさんの緑、木々やお花が、たくさん、自然な状態で植栽されていて、
また、昔のSLや市バス、市電などが、村内移動に使われているので、
建築、植物、鉄道、などそれぞれの好みで楽しめると思います♪

今回は寒さもあり、全部を見ることは出来ませんでしたが、
家族全員、「いい所だったね~♪」と大満足でした

それでは、いつものようにたくさんの画像ですが・・・
宜しければ、お付き合い下さいね。
しばらく名古屋日記が続きます


まず明治村の正門です。明治41年(1908)に設立された、
名古屋の旧制第八高等学校の正門として使われていたものです。
赤いレンガと白い花崗岩(画像では、グレーの帯状の部分)の組み合わせは
明治洋風建築の特徴だそうです。
確かに、京都で良く見るレンガ建築に多いです。




三重県尋常師範学校・蔵持小学校  明治21年(1888)
本来は左右対称2階建てだったそうですが、昭和48年(1973)に
明治村に移築保存する時に、特徴的な中央玄関部分と右側の2教室分のみが残されました。




坂道を少し上がって、木々の間から見えてきたのは、
聖ヨハネ教会堂 《重要文化財》。
旧所在地 京都市下京区河原町通五條 建設年代 明治40年(1907 )



この教会は京都にあったのですね。
明治時代の京都は、今までにもたくさんの洋風建築を見ましたが
本当に素敵な街並みだったのでしょうね。




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