ちょうどお茶をしたいな、という時間にこちらに到着♪
内部の喫茶室でコーヒータイム
帝国ホテル中央玄関
旧所在地 東京都千代田区内幸町 建設年代 大正12年(1923)
みなさんご存知の20世紀を代表する建築家、
アメリカのフランク・ロイド・ライトによる設計。
建築当時は、この中央玄関を中心に両翼がどっしりと構えていたそうです。
東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル、と言われていた
ライトの弟子が手掛けた、西の甲子園ホテルが近所にありますが、
本当に、良く似ている、というか、材料もほとんど同じものが使われていて
ライトの影響力のすごさを感じます。
この初代帝国ホテルは、ライトの完璧主義によって、
ものすごい予算オーバーで造られたそうですが、
営業を始めて数年で東京を襲った、関東大震災でも、被害が微細だったそうです。
東京大空襲の被害も受けながらも、その都度、本来の姿に戻されたそうですが、
昭和42年、(1967)に閉鎖され、その後明治村に移築されたということです。
私の大好きな、ヴォーリズの建築、曲線を使った優しい優雅な建築とは
対称的な、ライトの直線的な建築ですが、
不思議と、見ていて落ち着いて、惹かれます。
旧甲子園ホテルや、芦屋ヨドコウ迎賓館(山邑邸)で、ライトやその弟子が多く使った大谷石が
柔らかな印象を醸し出しているようです。
また、壁を良く見ていたら、使われているレンガが、
ヴォーリズが好んで使ったスクラッチタイル(縦に筋を細かく入れている)に
とても似ているものでした。
それにしても、硬い重い石を、球形や曲線の多い装飾を施すのに
どのようにしていたのかしら~といつも不思議に思います。