1.序
当gooブログ「現代医学的鍼灸」を発表し始めたのは2006年3月10日のことで、今日まで約5000日が経過しました。発表した記事は377編(削除したものはカウントせず)となっている。13年前から行っている。若い読者にとっては、とくにはるか昔のことのように感じるのかもしれません。
私は、この2年近く、少人数性の現代鍼灸実技講習会<奮起の会>を継続しているが、平成元年末の第3期終了をもって一休みすることにしました。半年後をメドに再開したいとは思っています。2週に1回のペースで行ったので、現在は少々疲労困憊の状況です。疲れるのも無理ないことで、私も本日令和元年11月19日満66才になりました。指導員として講習会をお手伝いして下さった小宮猛史先生・小野寺文人先生・吉村英先生にも、多大な苦労をかけました。
一昨日の平成元年11月17日の奮起の会も満員盛況のうちに講習会を終えることができましたが、奮起の会には何度も参加しているのに「現代鍼灸臨床論」を執筆しているのを知らない先生がいたのには驚きでした。現代鍼灸臨床論テキストの存在は当然知っているものとして奮起の会参加者にはあえて説明していませんでした。 この著作は<あんご鍼灸院ホームページ>の中で紹介していますが、これも数年前の情報です。本著作は、三十数年前鍼灸学校の学生指導用としてまとめた薄いテキストでしたが、改訂を重ね、現在では現代鍼灸治療者のテキストに変化するとともにボリュームも増しました。現在の内容は次の通りです。
2.現代鍼灸臨床論(2019年版)目次
(令和元年11月19日現在)
現代医学的鍼灸のブログをご覧いただければ鍼灸治療を説明しているが、ブログも内容が膨大になっている。ブログは要点を整理したものであって、初学者にとっては理解しづらい部分もあるかもしれない。現代鍼灸臨床論では順序だてて説明しているので体系的に学習できるという利点がある。
◎現代針灸臨床論Ⅰ 第15版 (本文 計p313) →第16版(令和2年8月31日時点)本文p323
整形外科・末梢神経障害・歯科
第1章 頭痛 p23
1節 針灸不適応の頭痛の除外 2節 針灸適応となる頭痛の概要 3節 頭痛の鑑別診断 4節 頭痛の針灸治療
第2章 頸腕痛 p32
1節 頸腕痛疾患の概要 2節 頸肩腕症状の鑑別診断 3節 頸肩腕痛の針灸治療 4節 肩こり性
第3章 肩関節痛 p26
1節 肩関節の動きと作用筋 2節 結帯動作制限・結髪動作制限と治療 3節 肩関節疾患と針灸治療 4節 いわゆる五十肩
第4章 腰痛 p26
1節 腰痛疾患の概要 2節 腰痛の不適応の判定 3節 効かせるための針の技法 4節 殿部痛
第5章 腰下肢痛 p32
1節 腰神経叢症状 2節 仙骨神経叢症状と腰椎椎間板ヘルニア 3節 脊柱管狭窄症 4節 股関節疾患
第6章 膝関節痛 p31
1節 針灸不適応の膝痛疾患 2節 膝関節痛の鑑別診断 3節 針灸適応の膝関節痛の針灸診療 4節 変形性膝関節症の針灸診療
第7章 顔面症状 p23
1節 顔面痛 2節 顔面神経麻痺 3節 顔面部の痙攣
第8章 上肢部症状 p35
1節 肘関節痛 2節 手関節痛・手指痛 3節 上肢の神経麻痺と神経絞扼障害
第9章 下肢部症状 p36
1節 下肢の常見疾患 2節 足部の常見疾患 3節 下肢の神経麻痺と神経絞扼障害
第10章 歯科症状 p23
1節 歯の基礎知識 2節 歯科の主要疾患 3節 歯科領域の針灸治療 4節 口内炎 5節 顎関節症
第11章 総論的知識 p26
1節 神経線維と運動制御 2節 MPS(筋膜性疼痛症候群) 3節『鍼治新書』の要点
◎現代鍼灸臨床論Ⅱ 第22版 (本文 計367ページ)→第23版(令和2年8月31日時点)本文p371
内科・眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・産婦人科・皮膚科他
第1章 上中腹部消化器症状 p37
1節 腹痛の代表疾患 2節 針灸院における診察手順 3節 内臓体壁反射と針灸治療パターン 4節 横隔神経と体壁反応 5節 胃疾患と針灸治療 6節 肝炎患者の扱いと慢性肝炎の針灸治療 7節 胆道疾患と針灸治療 8節 膵炎と針灸治療
第2章 下腹部消化器症状 p27
1節 下腹痛と体壁反応 2節 針灸院での下腹診察と針灸治療 3節 下痢 4節 便秘 5節 下痢・便秘の針灸治療 6節 虫垂炎と針灸治療 7節 痔疾と針灸治療
第3章 鼻科・咽喉科症状 p31
1節 鼻の疾患 2節 咽頭の疾患 3節 喉頭の疾患 4節 くしゃみ・しゃっくり 5節 かぜ症候群
第4章 胸部症状 p26
1節 胸痛の針灸診療 2節 動悸・息切れ 3節 咳嗽・喀痰の針灸治療 4節 気管支喘息の針灸診療
第5章 末梢循環器症状 p32
1節 冷え症 2節 ほてり・のぼせ 3節 末梢動脈閉塞性疾患 4節 メタボリックシンドローム 5節 低血圧症
第6章 精神症状と全身症状 p40
1節 不眠症 2節 疲労倦怠および貧血 3節 不定愁訴症候群・神経症・更年期障害 4節 肥満
第7章 腎・泌尿・生殖器症状 p32
1節 腎・泌尿器と体壁反応 2節 主な腎疾患 3節 疼痛を生ずる尿路疾患 4節 頻尿・尿失禁・排尿困難 5節 夜尿症 6節 ED
第8章 産婦人科症状 p29
1節 性周期とホルモン 2節 婦人科の主要疾患 3節 婦人科疾患の体表反応と針灸治療 4節 月経異常 5節 月経随伴症状と針灸治療 6節 不妊症 7節 産科の主要疾患 8節 乳房症状
第9章 眼症状 p32
1節 眼の構造と機能 2節 代表的な眼症状と鑑別診断 3節 代表的な眼科疾患 4節 全身疾患の一部としての眼科症状 5節 眼科の針灸治療
第10章 耳科症状 p38 1節 耳の構造と機能 2節 難聴・耳鳴の診察 3節 めまいの診察 4節 耳痛と針灸治療 5節 耳科疾患の概要 6節 難聴・耳鳴の針灸治療 7節 めまいの針灸治療
第11章 皮膚科症状 p23
1節 皮膚腫瘤 2節 アトピー性皮膚炎 3節 毛髪の異常
第12章 その他の主要疾患 p20
1節 関節リウマチ 2節 脳血管障害 3節 パーキンソン病
巻末資料:体性神経デルマトーム図
◎同梱の資料(令和2年8月31日時点)
1.經絡経穴学 37ページ
2.医学語呂1100(基礎、応用、東洋医学) 67ページ
3.東洋医学臨床論(中医学)P92ページ+舌診5ページ+腹診3ページ+脈診3ページ
3.「現代針灸臨床論」の御購入方法
1)「現代医学臨床論」はPDFファイルで配布します。記録媒体はCDです。 内容が多いので、一度にプリントアウトしようとせず、必要に応じて章ごとに印刷して いただければと思っています。どのパソコンでも閲覧やプリントアウトできます。
2)現代鍼灸臨床論Ⅰは5,000円、現代鍼灸臨床論Ⅱは6,000円です。 同時にⅠⅡ御購入の場合、合わせて10,000円とします。
(過去に購入済みで、新版をご希望の方は、上記の半額)
3)御購入手続き
①以下の内容のメールをお送り下さい。アドレスはnitadakai825@jcom.zaq.ne.jp 似田敦 まで
もしくは<あんご鍼灸院ホームページ>内のお問い合わせ欄から御連絡ください。 https://nitadakai825.wixsite.com/angoshinkyu
購入希望の現代鍼灸臨床論(Ⅰのみ、Ⅱのみ、ⅠとⅡ)を記載。
お送り先の住所・御名前・電話番号を明記。
御名前と領収書宛名が異なる場合、領収書宛名も知らせて下さい。
②当方より了解した旨のメールを差し上げますので下記の当院指定の銀行口座に代金をお振り込みください。代金振込完了後は、「振り込んだ」旨のメールを頂くと、素早い対応ができますので宜しくお願い致します。 恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。
三井住友銀行 国立(クニタチ)支店 普通預金口座5389422 似田敦(ニタダアツシ)
③御入金確認後、迅速にテキストCDをお送り致します。領収書も同封します。