令和6年12月1日夜、ネットでNHKニュースを開いたら、次のような見出しが目に飛び込んできた<しんきゅう院など施術所 マイナ保険証導入に戸惑いの声も 長野 2024年12月1日 20時54分> 以下は記事の要約。
12月2日から健康保険証の新規発行が停止され、針灸院でも、マイナ保険証を利用することが増えるが導入には困難も多く、戸惑いの声も聞かれる。
針灸院でも、保険で施術を行うところは、原則マイナ保険証などを利用した仕組みの導入が義務づけられるが、その導入は2割未満と進んでいない。
全国3万5000余りのあん摩マッサージ指圧師・針灸師の施設における導入は、令和6年10月17日時点で、16.6%にとどまっている。なお柔道整復師は全国4万7000余りの施設で54%。
当院でも昨日11月30日をもって、30年続けた保険施術を中止した。業務形態が零細で、71歳と古希を越えた現在、新たにPCを買い替え、マイナンバーカード読み取り装置を導入してネットにつなげるといった一連の取り組みは、億劫である。機械ものなので調子が悪くなることもあるだろう。これが病医院ならば電話一本でサービスマンが修理に駆けつけることだろうが、当院では「本日は保険施術中止」となってしまう。
厚生省は「施術者が全員70歳以上か、視覚に障害がある場合は、義務化の対象外とする」との通達を10月になって出したというが、通達が遅すぎる。患者への周知をはかるため当院ではすでに半年前から院内に案内板を表示している。マイナンバーカード義務化の対象外としても、患者が保険証を持参せずマイナンバーカードを持参した患者に保険施術を行うことはできないである。
話は変わるが、私も一人の患者として、以前から所持しているマイナンバーカードを保険証に紐づけしてもらうため、かかりつけの医院を訪問した。しかしカードリーダーにセットしても<期限れ>と表示された。私のカードは来年の11月に有効期限なので、期限切れにはなっていない。困っていると受付の方に「市役所に相談してみてください」といわれ、その日のうちに市役所のマイナンバーの窓口に行った。「5年ほど前に、市役所から書類が届かなかったか?」と質問され、そういえば昔、そうした封書が届いたが、いくつもの暗証番号を記入する欄があり、内容も理解でなかったので放置していた。それでもこれまで何の不自由もなかった。
「以前の暗証番号がわかりますか?」と問われるも9年のことでしかも暗証番号は5~6個あって記憶になかった。すると新たな暗証番号を登録しますといわれ、同一の暗証番号をPC画面に打ち込んだ。これでマイナンバーカードが現役状態となったという。有効期限はあと1年あり、その時は新たな顔写真を持参して、再度市役所で手続きが必要だともいわれた。
次回、病院に行った際、このマイナンバーカードを持参して、備え付けのカードリーダーにセットし、暗証番号を入力すれば保険証との紐つけが完了するらしい。
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