笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

可能性

2010-07-09 21:04:52 | Weblog
 きょうは、いつもと違うモーションバランストレーニングやコーディネーショントレーニングを行った。例えば、うつ伏せになって、ボールを持ち、バウンドをして、それをすかさずアンダーで上げて、背面でキャッチするというもの。4、5月に行ったときには、そできない子どもがほとんどだったが、きょう久しぶりにやってみると、できるようになった子どもが数人いたし、もう少しでできるようになりそうな子も数人いた。
 毎回そのドリルをやっていたわけではない。むしろ、できないものだと思って、私の方でも敬遠していたドリルである。ところが、数ヶ月のうちに子どもの神経回路が徐々にできつつあることをはっきりと感じた。
 その他にも、ボール上げて、ヘディングして、背面キャッチ。ボールを上げて、ももにバウンドさせて、すかさずアンダーして、背面キャッチなど、今まであまりやっていなかったものを多く取り入れてみたが、「できました!」と喜んで宣言している子が多くなっている。
 私は、目の前にいる子ども達はいろいろなことをさせてもあまり身につかないのかなと半ばあきらめかけているところもあった。先日、子ども達には「あきらめるな」「無理」「できない」などと言わないで、とにかく挑戦しなさい、失敗から学びなさいと言ったが、私自身にもそういうところがあったと反省である。
 子ども達はできるのである。できないのは指導者の指導が悪いからである。それから、やる気にさせる雰囲気づくりというのも大切だと思う。とにかくいろいろな子に声をかける。「おしい!」「もう少し」「やればできる」「すごい!」「やったね」などなど。
 それから、オーバーの最終形のウサギパスを徹底させた。3年生でもできるのである。それがまたかわいくも美しいのである。もちろんボールは飛ばないが、形がきれいである。オーバーに限らず、スパイクにしてもレシーブにしても正しいフォームは、無駄がなく美しい。どこかに無理があったり、力が入っているとぎこちなさを感じる。
 子ども達の可能性を信じることと指導の力量を高めることが大切だと改めて感じた。日々努力。 
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