笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

自主性を重んじることと場にあったあいさつ

2009-01-21 22:18:10 | Weblog
 きょうは、卒団生が2名来た。今まで何度か来ているけれども、いつもは私が声をかけて、この練習をやってごらんなどと言って、彼女たちを動かしたり、乱打の時にメンバーに入れたりしてもらっていた。しかし、そういう対応が彼女たちに対して本当にいいのだろうか思った。つまり、自主的に練習に来ているのだし、ましてバレー部なのだから、何をしたいのか、どういう練習をしたいのか、彼女たちから何か言ってくるまで待とうと思った。だから、一切声をかけなかった。すると、言ってきたのは「サーブ打っていいですか」だけだった。後は、2人で対人をやったり、コーチと対人をしたり、壁に座って小学生のやっているの見ているだけで終わってしまった。
 全ての練習が終わった時に、私から声をかけた。きょう声をかけなかったのは上に書いたような理由だからだよなどと話した。私は、自分なりに考えや目的を持って、体育館に来ているのだから、どんなことをしたいのか伝えてほしいと話した。お互い納得のいく練習をしたいと思った。そのときに、まずは私のところにあいさつに来て、こういう練習をしたいから練習をさせてくださいというあいさつがほしかったということも話した。彼女たちの自主性を尊重したいし、そのためにどういうことをしなければならないのかをわかってほしかった。話が終わった後に、「金曜日に来ます」と言って帰っていた。金曜日にどういう態度で私のところに来るのだろうか。

 きょうの練習の最後に私から、「場にあったあいさつをしよう」ということを話した。どういうことかというと、卒団生が帰る時に、お決まりのように片づけを途中でやめて、みんな整列をして「ありがとうございました」「さようなら」と言っていた。きょうは中学生は、みんなと全く交わっていない。お礼を言うようなことは何一つしていない。にもかかわらず、何も考えずにいつもの習慣のようにあいさつをしていることを指摘して、もっと考えてあいさつをしないと相手にとても失礼なことになるということを話した。今までにも何度かこういうことがあったが、決まったあいさつしかできていない。それでは、社会に出ては通用しない。
 今に時代は、臨機応変に機敏に対応することが望まれているように思う。子ども達は今まさにゴールデンエイジのまっただ中にいる。この柔軟な神経回路のときにいろいろなことを子ども達に伝えたことは、将来きっと何かの形で生きてくると思う。それは周りの大人の責任だし、まさに教育の本質だと思う。これからも気がついたことはどんどん伝えていきたいと思う。日々努力。
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土壇場に強い人間

2009-01-20 19:50:13 | Weblog
 きのうの練習では、歌を歌うことを練習の中に入れた。歌うことになった子達は、最初恥ずかしそうに歌っていた。声が大きく出ているか、笑顔で楽しく歌っているか、チームワークがいいかという審査基準で歌ってもらった。聞いている方がなかなか合格を出してくれない。もっとこうしたらいいという点を言ってもらうと、恥ずかしがらずに笑顔で楽しく歌ってほしいということを言っていた。そこで、歌っている方も工夫を凝らして、ようやく合格をもらった。
 私は、歌の練習を通して、伝えたいことがあった。歌った子達は試合の場面で緊張してふだんの力を発揮できないことが多い子達だった。意図的に選んだわけではないが、そういう子達だった。最初は、嫌々だったに違いない。嫌々の時の顔は笑顔でもなく、楽しい表情でもない。みんなが目標にたてた「笑顔で100%楽しむ」というのは、例えばこういう時にでも通じることやどんな時でも自分の力を発揮するということでは、バレーの試合でも歌でも同じだということを伝えた。また、試合だけしっかりやろうとするから、無理があるということを伝えた。例えば、歌わなければならない場面では、自分をさらけ出さなければならない。そのときに自分の弱さや強さなどその人のいろいろな面が出ると思うので、そういう時にこそ、どれだけ笑顔で100%楽しめるかということも大事だということも伝えた。
 いつも話だけで実感としてどういうことなのか具体的にわからないと思ったので、あえてこういったこともやってみた。どれだけわかってくれたかどうかはわからないが、繰り返す中で、土壇場に強い人間、楽しめる人間になってほしいと思う。 日々努力。
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一生懸命やろう

2009-01-19 20:46:57 | Weblog
 きょうの練習では、「一生懸命やろう」と伝えた。当たり前のことだが、バレーはチームでやるスポーツ。しかし、一人一人の力が合わさらないとチームとしての力も発揮できない。前回の練習で、一生懸命だがメニューをこなすことに気持ちがいって、一つ一つの練習が適当になっていないか指摘した上で、一生懸命練習しようと伝えた。メニューを消化できなくてもいいから、一生懸命やることが大事だと伝えた。
 それから、パス練習で自分が動いたあとにクロスリターンしながら、手首も下にしながら素早く戻ろうと指示した。一つのプレーの後の動作が緩慢だったり、動いていなかったり、基いた場所に戻れなかったら、次のプレーにつながらないと思ったからだ。指摘した後はおおむねできているが、それがあらゆる場面で自然にできるようになるにはまだ時間はかかると思う。しかし、まず一つのことができることが大切にして広げていきたい。
 また、レシーブ練習でもレシーブの構えが高いことを指摘した。ここでどう股関節を使うかを子ども達に伝えた。まずは構えがしっかりしていることから全てが始まると思う。そして、その始動の原点が股関節だということを再確認した。身体の使い方は無意識に身についてしまっているものを意識させるのは難しいが、腰を低くなどの曖昧な指示ではなく、身体をどう動かすのかという明確な指示ができるかどうかが大切なのだと思う。
 きょうは細かい練習はできなかったが、一人一人のモチベーションは高かった練習だったように思う。たぶん、私自身が今子ども達に何を伝えたいのか、何をしなければいけないのかを明確に伝えられたからだと思う。
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プレミアリーグ

2009-01-18 22:17:28 | Weblog
 きょうテレビを見ていると、バレーボールのプレミアリーグで岡山シーガルズと久光製薬の試合をやっていた。岡山シーガルズの河本昭義監督はインターネットで「シーガルズ河本昭義監督のバレーボール理論」というものを見つけて、とても興味をもっていた。そういう監督のチームを今までテレビでも見たことがなかったのでどんな試合をするのかとても興味深かった。
 岡山シーガルズは、特別大きな選手や外国の選手もいなく、とにかく拾ってつなぐバレーだった。選手は、まるで高校生のように初々しく、純粋にバレーボールに打ち込んで、監督の教え通りに動いているように感じた。

 途中のタイムの時に、解説の人がミスをした人にどう声をかけるか、そこのところが河本監督が絶妙だというようなことを言っていた。また、河本監督がこちらがチャンスボールのときにこそいろいろと考えなければならないとつぶやいていた。それを受けて、解説の人がチャンスボールのときの攻撃は相手は体制を整えて準備しているのでいろいろと考えてプレーしなければならないと言っていた。
 試合を見ていると、チームとして戦っているという印象と一人一人が考えてバレーをしているように感じた。
 身長が高い選手がいるチームや全日本クラスのいるチーム、外国人選手がいるチームの試合を見ていてもあまりおもしろいと思っていなかった。大味で、バレーボールの魅力があまり感じられないからだ。しかし、そんなチームと互角に渡り合っている岡山シーガルズは見ていて迫力はないが、バレーボールを考える上ではとてもおもしろく、タイムの時に監督がどう声をかけるのかも指導者としてとても興味深い。これから注目して見ていきたいと思う。日々努力。
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今の子ども達

2009-01-17 21:54:22 | Weblog
 しばらく更新が滞っていた。子ども達は、練習をしていたのだが、私が私用で帯広を離れて家族サービスをしていたため、更新ができなかった。(携帯でやろうと思えばできたのだが、そんな気にもなれなかった。)
 さて、きょうは久しぶりに練習に行った。私がいない時にも自分達でできるメニューをきょうもやらせてみた。みんな一生懸命メニューをこなしている。ただ、見ているとメニューをこなそうとするあまり、身体全体を使っていないように見えた。
 今の子ども達は、みんないい子である。一生懸命である。しっかりやろうとがんばっている。そつなくやろうとしている。できるだけ怒られないよう、ある意味では適度に適当にやっている。少し厳しい見方かもしれないが、それではこの厳しい世の中を生き抜くことは厳しいだろうと思う。石橋を叩いて、結局渡らないような感じも受ける。
 バレーは、ミスがつきもののスポーツとも言えると思う。ミスをしないようにするあまり、小手先のバレーをして結局ミスをしてしまう。きょうの練習で、3本目を返す時にオーバーで返してネットにかけてしまった子がいた。安全にいこうと思ったのだと思う。日頃から、できるだけ打って返すことを言っている。打ってミスをするか、安全にいってミスをするか、場面で場面で意味合いは違ってくるが、せめて練習では思い切ったプレーをしてほしいと思う。
 子ども達には、今できることを精一杯やろうと伝えた。そして、次の人が気持ち良くできるように自分で精一杯のプレーをしようと伝えた。技術面の進化も必要だが、精神面、ものの見方、考え方なども多様に、幅広くなってほしいと思う。日々努力。
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へろへろでした

2009-01-12 21:51:52 | Weblog
 一昨日、昨日と全道教職員アイスホッケー大会に参加した。私は、キーパーで出場したが、自分の試合以外でもキーパーがいないということで、1日2試合行い、へろへろだった。老体にむち打っても、がんばりがきくものではないほど疲れた。
 そんな中で、自分自身がプレーしていて、何か子ども達に伝えられるものはないかと考えながらプレーしていた。よく子ども達には、何点差になろうと1点を取るために盛り上がろう、がむしゃらに点を取りに行こうと言っている。私は、1ピリを何とか0点に抑えようとがんばった。私自身、点差が開いたり、続けざまに入れられると集中力が切れて、投げやりなプレーになることがよくあった。しかし、気持ちを切り替えて、点差を気にせず場面、場面で全力でプレーすることは集中力を保つことにつながった。
 それから、たくさん点数を入れられたが、そのときの仲間の励ましの声がとてもありがたかった。点を入れられると、とてもへこむ。そこへ、仲間がすかさず来てくれて、「ドンマイ」とか「しょうがない」など、声をかけてくれた時は自分だけでプレーしているんじゃないんだと思って、気持ちを切り替えられた。やはり、仲間の声は大事なんだと改めて感じた。

 昨日の清水での交流戦は、コーチの人に大まかに状況は聞いたが、みんなよくがんばっていたそうである。ところどころ弱点はあったものの一人一人が何らかの得るものがあったのではないかと思う。私は、しばらく練習に行けないが、自分の弱点の克服に向けて練習に励んでほしいと思う。
 悪路の中、遠く清水まで送迎や応援をしてくださった後援会のみなさ
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明日の交流戦に向けて

2009-01-10 23:18:26 | Weblog
 きょうの練習では、もう一度球拾いのことを話した。どういうことかと言うと、以前よりも積極的に拾っているが、一人で何個も拾っていたり、かごのところにずっといて、持ってきた球を受け取ってかごに入れるだけ仕事をしている子などバラバラだったからだ。そこで、とにかく後ろにやらないように1個拾ったらすばやくかごに入れること。空いたところにすばやく行って拾うことを徹底させた。そんな細かいところから、一つ一つやらなければならないと思ったので実行させた。

 それから、もう一つ強調したことが、ゲーム形式で例えばサーブカットをはじいてしまった時にカバーに行っている子がいるにかかわらず、もうだめだとその場で落ち込んでいる子が多く見られた。バレーは一人でやるものではないこと、6人でカバーし合うこと、床に落としたわけではないのだから、カバーしてくれたボールをつなぐ意識に切り替えることを話した。まだまだ淡泊である。
 一人一人の身のこなしはよくできるようになっても、いつも言っていることだが、それをプレーに表せない、また気持ちの切り替えができないようだ。

 また、練習で思い切ったプレーをしようとも話した。簡単にアンダーでつなげたり、チャンスで返したり、パスアタックをしている場面が見られた。練習だからこそ、失敗をおそれず、思い切ったプレーをして見て、そこで失敗したら次どうするかを考えればいいということを話した。ここでも、練習でいっぱい道具を使ってみようと話した。

 明日は、清水町で交流戦が行われる。私は、全道教職員のアイスホッケー大会があるためついて行けないが、のびのびとプレーしてほしいと思う。それにしても荒れ模様の天候で無事たどり着けるかどうか心配である。気をつけて行ってきほしい。日々努力。
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サーブについて

2009-01-09 21:13:19 | Weblog
 先日から、サーブについて確認したことがある。それは、次の6点である。
1、一人で最低2種類の得意サーブを持つこと
2、3ヶ所の場所から、3ヶ所の場所を狙えること
3、狙ってもスピードが落ちないこと
4、1本目をウォーミングアップにしないこと
5、終盤になってもバテないこと
6、プレッシャーに負けないこと
7、練習でサーブを研究すること

 サーブはとても重要である。漠然とサーブ練習をしても、試合には直結しないと思うので、こういった戦略の下でサーブ練習を行っている。一人一人が課題を持って取り組んでいる様子がうかがえる。一人で何種類ものサーブを打っている。私から、試合前の練習できょう打つサーブを2種類に絞れるようにすることも伝えている。しかし、いくらサーブ練習でいいサーブを打てても、チーム練習などゲームに近い形でサーブを打つ時に入らない子もいる。まだまだサーブが自分のものになっていないように思う。いかに練習の中で試合に直結した状況で自然にプレーできるか。練習のための練習になっている。

 後半は、一人一人がいろいろなポジションでのチーム練習をやってみた。それなりに形になっているし、いろいろなパターンでやってみたので子ども達は楽しかったようである。同じような練習でもバリエーションを変えることで、子ども達のモチベーションはずいぶん違うことを感じた。
 
 まだまだやらなければならないことはたくさんあるが、常に前向きに明るく、バレーボールをしたいものである。日々努力。
 
 明日から、選抜優勝大会が行われる。帯広から出場している帯広ウエストにはぜひがんばってもらいたい。
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自分の技、道具を使う

2009-01-08 19:28:04 | Weblog
 きょうの練習では、コートにバランスボールを置き、それを2つのチームに分かれて、ボールを投げて、相手の方に押しやるというゲームを行った。寒かったこともあり、ウォーミングアップとスパイク動作の身体の使い方を兼ねるというねらいでやってみた。子ども達は、真剣にかつ楽しくボールでボールをぶつけていた。やはり、身体の使い方が上手な子はヒットする確率が高いようだ。

 きょうの練習で子ども達に強調して話したことがあった。それは、「自分の持っている技、道具を使おう」ということである。どういうことかと言うと、乱打をしているときに相変わらず小手先だけでレシーブしていたり、アタックをしていたり、サーブをしていた。練習の中で、いろいろなレシーブ、アタック、サーブなどをしている。つまり、子ども達はいろいろな技術(道具)の練習をしている。しかし、ゲームになるとそれらを使わず、何も考えずに手だけを出してミスをしていることが多く見られた。
 子ども達には、股関節から動くことを話したが、どう動かしたらいいのか、使ったらいいのかがわからないのだと思う。それは、空中を飛び交うボールにと自分の動きを同調させていないからなのだと思う。そういう練習をたくさんして、自然に股関節を使ってしまうようにしてほしいと思う。
 子ども達の今の弱点を見極め、分析して、次の練習に生かすようにしていきたいと思うし、そのためにもう一度、本やDVDから学ばなければならないと改めて思う。日々努力。

 これから、社会人のアイスホッケーの試合に行ってきます。それから、10日から12日まで、全道教職員アイスホッケー大会が帯広アイスアリーナで行われます。私も出場します。老体にむち打って、あきらめずにがんばります!
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今しなければならないこととは

2009-01-07 22:22:00 | Weblog
 きょうの練習では、注意することが多かった。
 一つは、素早く行動すること。
 一人一人の意識の差もあるため、素早い子は何をするにも積極的で、その分上達も早い。何かにつけて、隣の人と話ながら、行動している子は取りかかりも遅く、動きもゆっくりである。やらされていると感じている子とうまくなろうと努力している子とでは、何気ない普段の行動からよく見てとれる。

 もう一つは、球拾いをしっかりやろうということ。上記の行動面がそのまま球拾いにも表れている子がいた。今までの私だったら、大きな声で怒鳴っていたかもしれない。しかし、きょうは冷静に話をした。球拾いを一生懸命やる人はバレーが上手になること。そして、バレーの神様はそういう人をよく見ていて、味方になってくれること。球拾いを適当にやる人はバレーはうまくならないし、バレーの神様は応援してくれないこと。などのことを話した。

 いろいろなことがルーズになり、気持ちもゆるみがちで、本当に笑顔でバレーをするということがどういうことかまだまだ自分達で意識できていない。もう一度、やるべきことをしっかりやり、今何をしなければならないのかを一人一人が考えて行動しなければならない。そういう面ができていないとチームとして高まっていかないのではないかと思う。日々努力。
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