ようやく東西に横綱のいる番付になって相撲が始まった。
ある有望な力士が、慣れない取り口にあって手もなく負けた。
稽古は懸命にしているが、部屋の方針で出稽古に行かせてもらえないのだという。
前々世紀に、他流試合禁止道場でとられていた武士道指導方針の名残なのだろうか。
横綱、大関の座が7分の5まで外国人にわたっている今どき、そんな親方もいるのかと思うが、事実なのだろう。
所属している部屋でいつも相手が同じでは、変わった取り口や奇襲にあっても、とっさに体は動かない。
事情を知らない観客には、やる気がないようにさえ見えてしまう。
そういう相手が何人もいるわけではないから、そんなときは負けても仕方がないと、親方は言うかもしれない。
しかし、どの力士もたびたび口にするように、相撲は一日一番なのだ。
稽古の方針が苦手を作り出していることに、気づいていないのだろうか。
歩留まり相撲をとらされる力士が気の毒に思えてくる。
武士道 | |
奈良本 辰也 | |
三笠書房 |
全くその通りだと思います。各部屋の力士が出稽古もどんどんやって
お互い力をつけていけば、本場所の相撲も熱の入った相撲が見られる
ようになるでしょう。
そうなれば相撲人口の減少にも歯止めがかかるかも・・・
九州場所のTV放送に、毎日美人が写ります。
昨日は、お供が赤ちゃんを連れてきていました。
お孫さんなのか、姪御さんか、気にかかりました。
負けてでれでれ下がっていくお相撲さんよりも、周りの観客のほうが引き立つときもあります。