・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

購買選択制御

2012年09月30日 | つぶやきの壺焼

迷いは選択の友でありながら敵である。

選択だけが目的なら、対象を減らして、わかりやすくすればよい。

店に並べる品物は、多ければ多いほど客は迷う。
普通の人が一度に見ることのできるのは7ぐらいまでといわれる。

店にとって品物は多く売れたほうがよい。
選択肢を減らして早く買うものを決めてもらえば、数多く売れる勘定になるが、反対に買わないことも決めやすくなるから、そこがむずかしい。

買うことよりも、迷うことを楽しみに店を訪れる人も、だいじな客なので、話はいっそうむずかしくなる。

計算操作は簡単だが、むずややこしいのは条件設定。
こんなことを考えている会社はどこかにあるのだろうか。

何がどこでどのくらい売れているかぐらいのマーケットリサーチは、結果を追いかけるだけの行き当たりばったりサーチのような気がする。

 


入りやすい店売れる店 (日経ビジネス人文庫)
馬渕 哲,南條 恵
日本経済新聞出版社



ものの味は上がっていくものか

2012年09月29日 | つぶやきの壺焼

TVの食べもの番組で、「これは不味い」という人はいない。
何とかかんとか理屈をならべて、通じることのない味の説明を試みる人もいる。

せっかく誰かが作ったものだから、美味いとほめるのはよいことだが、美味いとはどういうことなのか。
美味いものが増えていくと、食べもの全体の水準は上がっていくのだろうか。

多くの人が口をそろえて美味いというのは、その味を好む人が大勢いるということである。
好む人が増えるにしたがって美味感覚の水準が上がることはありえない。
大勢の好みは、自然の法則どおり、低いほうを埋め、落ち着いていく。
美味いうまいともてはやされることが増えれば、総体の味は下落していく。

どこに行っても、美味いといわれるものがあるということには、なにか寂しさが漂っているような、奇妙な感じがする。


太秋柿 大玉5玉化粧箱入2kg  ミネラル水栽培
 
隣の客は・・・

望まれる技術開発

2012年09月28日 | つぶやきの壺焼

電車の線路に大雨で土砂が崩れ出た。
崩れたところがトンネルの手前だったので、止まりきれなかった電車が、トンネルの中に土砂を押し込んで脱線立ち往生。

2日がかりで復旧したが、思いがけない災難で、電鉄の関係者の方も、負傷された方もお気の毒だった。

電車の線路は、ある区間に電車がいるときにはわかるようになっている。
線路上に異物が載っていた場合、感知できるセンサーはできないものだろうか。

今回のように土砂がかぶさった場合に、乗り上げて止まるという方法は、どこか知恵が行き届いてなさそうに思う。
自動車でさえぶつかる前に止まれると、CMにも出るくらいなのだから、何か方法はあるだろう。

酔った勢いで線路を歩き出し、途中でくたびれてレールを枕に寝てしまう人が出ないとも限らない。
いまは想定外の世紀なのだから。


センサ活用ハンドブック―色/明るさから距離/圧力まで14のターゲットを検出 (トランジスタ技術SPECIAL)
トランジスタ技術SPECIAL編集部
CQ出版

パワースポット

2012年09月27日 | つぶやきの壺焼

マウント-シャスタという名からすれば、拡野にそびえる霊山のようなところを想像する。
まともな案内地図がないと聞いてはなおのことで、話を聞いた後 Google の航空写真を見て驚く。
近くをハイウエイが通り、周囲の道路はこんなところに山があるのかと思うほどくっきりと整備されている。
ただし、路面の状態がどうなのかはここではわからない。

これで標高 4317メートルというから、同じ名前の別のところではないかとも思ったが、そうではなかった。

2000 メートルを超えたところにある道は、熊と共用ぐらいのこの国とは、国土の形がぜんぜん違うのだった。

小さな島の周りに船で押しかけ、水鉄砲で意地の張り合いをしているのを見て、あの大国の人々は何を思っているだろうか。

 

霊山
飯塚 容
集英社

メモはすばやく書きたい

2012年09月26日 | つぶやきの壺焼

ちょっと覚えておくためのメモは、さっと鮮やかに書きたい。
書く前に忘れてしまっては話にならないが、書いてあったのに読み取れないのは悔しい。

メモ書きには芯がやわらかく太いのがよい。

使ってみたもので太い順にいうと、材木チョーク、デッサン用木炭、ダーマトグラフ、建築用ソフトカラー鉛筆、6Bの鉛筆となる。

このなかでいちばん使いやすいのは、建築用ソフトカラー鉛筆。
これは走り書きメモに最適である。

書きやすい筆記具を使うと、読めない字を書かないのが不思議である。
悪筆とは、整っていない字ではなく、読めない字をいうのだったか。


三菱鉛筆 ハイユニ アートセット
きれいな文字
美しいイラスト

福祉という名の奇妙な制度

2012年09月25日 | つぶやきの壺焼

福祉とは、奇妙な制度である。

高齢のみを理由に、働ける人に仕事をさせない。
自力で歩ける人を救急車で運ぶ。
歩ける人を車椅子に座らせる。
起きられる人をベッドに縛りつける。

それが、人間をだいじにすることだと、思うことにしている。
福祉とは、やさしさのニコゴリのような、水準の定まりにくい奇妙な制度である。


【パラマウントベッド】介護ベッド!KQ-159 

天然木ワイドアウラベッド 

在宅介護用電動3

パラマウントベッド
 



人材枯渇は望まれてなった状況

2012年09月24日 | つぶやきの壺焼

各界の人材枯渇は、普通の人しかいなくなってしまったことにある。(野口悠紀雄談)

なぜ普通の人しかいなくなってしまったのか。
その国の中では、いま普通の人しか望まれないから。

なぜ普通の人しか望まれないのか。
自分を見る前に他人との比較を気にする人が増えたから。

人間はみな同じがよいと思う人が増えたから。
傑出した人材が出ないのは人々の希望通りのこと。

「誰がやっても同じ」という言い草は、どういう意味かと考えていたが、それは「誰もが同じでいて欲しい」の言い換えだった。


大人のための偉人伝 (新潮選書)
木原 武一
新潮社



偶然と呼ばれる奇跡

2012年09月23日 | つぶやきの壺焼

史上初が重なった大相撲秋場所14日目、旭天鵬対若の里、どちらも前頭11枚目、どちらも800勝を超えている。
もうひとつ、黒海が引退発表、こちらは連続出場882の最高記録、しかもヨーロッパ人力士。

ウソでない800という数字。

偶然が重なると奇跡が生まれる。


 

ホント八百―ウソを見抜く ホンモノへの道
東 隆明
企画出版 天恵堂



ナポレオンの辞書を発掘せよ

2012年09月22日 | つぶやきの壺焼

放射能汚染に蓋はできない。
歌や掛け声で風化は出来ても除染はできない。
宣言で魂の植え付けはできても除染はできない。
賠償金、補償金、見舞金で除染はできない。
運転を止めたからといって安全の保障はできない。

古代遺跡もよいが、ナポレオンの辞書発掘コンペはどうだろう。


ナポレオンの生涯 (「知の再発見」双書)
福井 憲彦,Tierry Lentz,遠藤 ゆかり
創元社



映画は映画館でといわれても

2012年09月21日 | つぶやきの壺焼

映画館にはすっかりご無沙汰、この前に何を見たかも忘れてしまった。

半世紀前には、映画の講釈を「1すじ、2ヌケ、3役者」と聞いた。
まずはテーマだったのが、いまではなかなか佳いテーマが選ばれない。
3番目だった役者選びが、順序逆転して、誰に演らせようかが先、というより誰を売り出そうが先に立つ。
テーマは立てる役者に合うものを選ぶということになっているらしい。
昔の芝居小屋の流儀。

○流という様式のドラマに、まったく興味を引かれないのはなぜか、そのわけがなんとなくつかめた気がする。


Newsweek日本版別冊

時代を刻んだ映画300

2012年 9/7号 [雑誌]

阪急コミュニケーションズ
 

法に則った正しい裁き

2012年09月20日 | つぶやきの壺焼

自転車が急に飛び出して、それをよけたクルマが人を跳ねた。
自転車が悪いと判決が下された。
ここまではだれもおかしいと思わない。

だが、運転者にも車両にも原因がないから、保険金が出ないのだという。
もちろん自転車の持ち主はそんな保険をかけていない。
自動車の運転者が万が一を考えてかけていた保険は役立たない。

正しい裁きというのは、いったいどういうことなのだろうか。


よい保険・悪い保険 (別冊宝島) (別冊宝島 1849 ホーム)
横川由理,長尾義弘
宝島社



新入幕力士が露払い

2012年09月19日 | つぶやきの壺焼

横綱の土俵入りに新入幕力士が露払いの役に抜擢された。

役の名からすれば、通り道の濡れた草の露を払いながら先導するのは下っぱ役のようにも聞こえるが、横綱が引退した断髪式には、現役の横綱が二人以上いるときは、その現役横綱が太刀持ち露払いをするそうだから、相撲の世界では名誉な役割に違いない。

横綱と、いつも露払いをつとめる力士が対戦する日や、いつもの太刀持ちと露払いが対戦するときには、ほかの力士にさせなければならない。
露払いの指名権は横綱にある。

大銀杏が結えない力士はさせてもらえない新入幕の露払い。
横綱の目に留まってつとめることになったのだろう。
意気込みもおのずから高まり、大きく育つ要因になる。

指名したほうの横綱の眼力、度量を買いたい。
大臣や大使の任命に、たびたび失敗する人との違いが気になる。

ただ、この新進力士、気鋭が高ぶってか、立合いに手をつかないことがある。
本人はそれに気づいていないのかもしれない。
露払いには、先導としての周囲への気配りが必要なのだが。
まだ自分の露が払いきれてないようである。

相撲よ!
白鵬 翔
角川書店(角川グループパブリッシング)




販売促進に活躍するマイコン

2012年09月18日 | つぶやきの壺焼

「アイフォーン5はつまらない? 他のスマホに標準的な機能が欠落」

どこが気に入らないのかと読み進むうちに、では買ってみようかとついふらふらとなりそう。

こういうのもキャッチコピーの「標準的な機能」なのだろうか。

(題名とイラストに補足)
マイコン:マインドコントロール
意味ありげな旗の色:応援旗だった

iPhone 5 スタートブック
ソフトバンククリエイティブ
 




きれいな字を書きたい:2

2012年09月17日 | つぶやきの壺焼

「三日坊主」は習字の題材によいと思う。
「三日」と巧く書ければタテヨコの筆の運びがほぼ出来上がり、「坊主」が加わればテンとハネまで含めることができる。

「三」のヨコ線は長さが違うだけではない。
上の一は上に反り気味、真ん中は真っ直ぐ、下の一は下に反り気味、それぞれ筆の入り方、運び方、止め方が違う。

「日」には右上にヨコからタテに切ってはならないカギの部分がある。
タテの2本は、まったく平行ではなく、見てわからないぐらいに下にすぼまる。
下に広げては書くことはしない。

ハネも入ったが、ひとつ足りないハネがあった。
右下に向かうハネ、さてどういう字がよいか、考えてみよう。


三日坊主のやる気術
山崎 拓巳
大和書房



きれいな字を書きたい

2012年09月16日 | つぶやきの壺焼

清書の必要がなくなって、ペンや筆を持って字を書く機会が激減した。
それでも、きれいな字を書きたいという人はどこかにいる。

どうすればよいかよりも、その気になるかどうかが先なのだが、こういうことは、よしやってやろうと構えてかかると、困ったことに、たいがい途中で厭きがくる。

思っただけ、話を聞いただけ、ハウツー本を読んだだけでそのとおりになれば、世の中の悪筆はぐんぐん減り、好んでそれを持ちこたえる人のものだけになる。

Yahoo知恵袋にもこんな問答があった。

Q.字をきれいに書くにはどうしたらよいですか。

A.きれいに字を書くためには、手がよく動かなければなりません。
初めはタテ、ヨコ、ナナメの線をスゥーっと引けるように練習します。

真っ直ぐ線が引けるようになったら、マルを書く練習をします。
まんマルがきれいに書けるようになったら、手本を探します。

練習する人がきれいだと思う字ならどこに書いてある字でもかまいません。
よい字かどうか、自分で見分けられなければ、きれいな字は書けません。

手本が見つかったら、それに似た字が書けるまで、ひたすら練習します。
練習が嫌な人は、きれいな字が書けるようにはなりません。

練習は毎日少しずつ行います。一度にうまくはなりません。
まず、1週間続けてみてください。

結果は必ず現れます。


ふと思い浮かぶ「三日坊主」、これも四字熟語の仲間入りをして習字の題材になるだろうか。


太筆 好古
  呉竹
智印呉竹 1.0丁型
     呉竹