・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

あだ語やま:5

2017年01月30日 | つぶやきの壺焼

≪カナ群々≫

カナ文字で書かれるのは
日本語にないことがら

ことばがなかったのは
そんなことはしなかったから

たとえば コメンテイター

あれは お話をする人ではなく
作られている 筋書きどおりに
ことばを並べていく 役者さんら

筋書き作りと おはなし模様の
取り仕切りは 演技ビジネス

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あだ語やま:4

2017年01月28日 | つぶやきの壺焼

≪地主≫

その地にしっかり居を構えてこそ 地主

自ら農業に従事する 精農型が
地主の原型ではなかったのか

土地を商品に仕立てたのは
その土地にまったく関係のない人々による売り買いから
それには 農地改革というもっともらしい名がついていた

土地は 切り 売り されるようになり
名刺の半分の狭さの土地も
買えば地主になれる

地主は自分のその土地に
足を踏み入れるどころか
その目で見たこともない

小々地主たちが 自分の土地を
何かに逆らうだけの 道具に使いはじめたとき
その土地は 豊かな実りとはほど遠い
薄汚い紙切れに姿を変えていく

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あだ語やま:3

2017年01月26日 | つぶやきの壺焼

≪無償≫

それは 償い無しということか

償うとは 罪や借りを返すこと
もともと罪も借りもないのに わざわざ無しと言い立てられる
そのとき しっぽには化けの字が付いている

教育の無償化という言葉は そもそもおかしい
言葉を使いまわしているうちに
どこかでねじ曲がってしまったような

私立の学校の無償化というのは さらにおかしい
この無償は 授業料を納めさせないということだろう
先生が 給料を受け取らないということではあるまい

無償と言っておきながら 私企業に公金を支給する
この償いは どうするのだろう

無償という 奇妙な言葉は
どこかがいい加減な ぶしょうとも読めそう
ぶしょうの兄弟に ずぼらというのがある

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人類欠陥事典:31

2017年01月20日 | つぶやきの壺焼

≪実験≫

実験は 予想どおりになるかどうかを
確かめる方法
予想外のことがわかれば
それも成功

予想どおりにならないと 失敗と言ってしまうのは
そう言わないと責められるからか

失敗を褒める奇妙な習慣が いつの間に幅を利かせている
実験ではない本番が 実験と呼ばれることもありそう

それも 言葉は便利という実験か

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もう見ないシーン:16

2017年01月19日 | つぶやきの壺焼

≪自然保護≫

保護という行為は

限界を引きずりながら 広がります
できるかぎり それには線が引けません

保護という行為から
産業という呼び名の 別のものも生まれます
行為から名目への 目立たない変身です

この変身は ささやかではあっても
また別の人の 暮らしを支えます
それによって保護されるのは
初めの保護対象とは
ほとんど関わりがありません

樹を保護するかたちで
人間が保護されているのです

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