・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

珍語X番勝負:30 遊生

2020年12月31日 | つぶやきの壺焼

人間は遊び好きである。
そして究め好きである。

遊びと究めが結び付くと、すばらしい遊具が出来上がる。
遊具は、どれほど素晴らしくても、役立つのは遊びの世界の中でのみ。

素晴らしい遊具を作る頭が、やがて素晴らしい生活用具を作る働きを見せる。
だからこの遊びは優れているのだと、遊びの推奨者は言う。

遊びから生きること、生きるため備えることへの肝心な転換が、どう有効になされるか、誰にも予想はつかない。
究め好きと遊び好きの、どちらに傾注するか、人の心を引き寄せるには遊びのほうがたやすいから、どうしてもそちらの割合が強くなる。

遊びが、やがて呆けにつながったとき、その結び目はなかなかほどけない。

遊び呆け、平和愛好、日本の人々は、そういう人たちなのだ、心を奪われ、言葉も奪われ、そのうちに住む場所を奪われても、平和が続くと信じ切った人の集まりなのだと、国の外からは見えるだろう。

これこそ計画通りと、大悪人の笑みがこぼれても、慢性呆霞症の網膜に、それが投影されることはない。
くわばらくわばら。

来年は、ジムかパチンコかという疲労・消耗だけが結果でない、もう少しましな新しい遊生を見出すよう、みなさん、元気を出しましょう。

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珍語X番勝負:28 質儀

2020年12月30日 | つぶやきの壺焼

ぶら下がり取材にも、質問通告と回答準備があって、要人は原稿を持たされているという。

これでは、問答の場所が違うだけで、ボケ野党とアホ記者が入れ替わっただけではないか。

そこで行われるのは、疑問を質す質疑ではなく、質問という儀式なのだ。

それが記事になって、ただ読ませるというだけの、無価値な文字列が流布される。

報道とは、いったい何なのだろう。

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珍語X番勝負:27 BH

2020年12月29日 | つぶやきの壺焼

BH は略号、何の略号か。

ブラックホール、バイオハザード、いろいろ考えられるが、ここでは良くない見出し、bad heading のこと。

マス・メディアにとっては使われたくない、そんな言葉は決してはやらない。

この BH が、今日の新聞に三つもあった。

・『沖ノ鳥島調査 中国政府主導』
・『国賓延期 対中関係再考へ』
・『外交・経済に打撃 募る中国不信』

『沖ノ鳥島調査 中国政府主導』もし責められれば、日本の政府よボヤっとするなと言うつもりと、多分編集者は言い逃れるだろう。
しかし、中国政府主導という表現は、チャイナの政府がしっかりやっていると褒めているように読める。
とんでもない話で、要らぬことに手を出してきているということを、見出しで感じさせないのはどういうつもりなのか。

『国賓延期 対中関係再考へ』コロナをチャンスにご破算にと、なぜ働こうとしないのか。
再考へとは、いかにも未練がましい表現ではないか。

『外交・経済に打撃 募る中国不信』チャイナは、すでに不信の対象でしかない。
不信を募ると言ったのでは、それでは困ると言いたげな表現ではないか。

表現を責められたら、こういうつもりなどと言い訳ができるような、いや、はじめから言い訳半分のような、これでもS新聞の記事か。

こんなところから、ズルズルと気が緩み、ニタニタへつらい顔を見せて、悪魔を喜ばせることになる。
新聞の見出しは、姿勢の見せどころ、しっかりしてほしい。

もし、言われなくてもわかっているなら、こんな見出しを書くな。

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珍語X番勝負:26 自酔

2020年12月28日 | つぶやきの壺焼

自分に酔う、そのとき、そこに自分はいない。

酔いを保つ空気があればよい。
一緒に酔う人がいればなおよい。

酔いを保つ空気は、実は淀んでいるのに、それを流れのように感じてしまう。
酔った人は、自分が定まらずにふらふらと動いているのを、流れの中にいると勘違いしている。


心の定まっていない人が、政治の場に放り込まれたとき、まず感じ取るのがその場の空気、小才の効く鋭敏な人ほど、いち早く自分に酔う。

既成の自酔クラブに吸い込まれる人もいれば、酔人同士が意気投合して新たな自酔クラブが作られたりもする。

こういうありさまを冷徹な目で眺めながら、舌なめずりをしている悪党どもが海のすぐ向こうに居ることは、自酔の境地に漂ううつろな眼にはなかなか映らない。

自酔を覚ますサプリメントは、腹の脂肪を減らすものより需要が薄いから、出回ることがないだろう。
けだし、難題である。

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珍語X番勝負:25 無結獲迷

2020年12月27日 | つぶやきの壺焼

何やかや考えてはみても、結論を出せない。
手を着けては見たが、結果を見いだせない。
獲たものは迷いのみ。

なぜそうなるか。
途中で気にするから。
何を気にするのか。
していることに、何か言われないだろうか、マスメディアに騒がれないだろうか、野党から突つかれないだろうか、世論がどうなるだろうか。
次に考えるのは、その嫌な思いをかわすにはどうすればよいか。

こうしてマスに操られた政治集団は、無結獲迷へまっしぐら。

内閣・行政の仕事は「気遣い」ではないのだが。

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珍語X番勝負:24 欠議

2020年12月26日 | つぶやきの壺焼

ハウツーばやりのいま、「こうするとよい」という記事が数多く見られる。

「議事録の書き方」というサイトにこんなことが書かれていたた。

『あなたが“正しい”と思う「議事録」は別の誰かにとって“正しくない”』

この“正しくない”には、
1.誤認記録~修正可能
2.黙認記録~修正不能
の二通りがあるだろう。

記録の際に誤りを生じた誤認の場合には、皆に認められる修正を施すことができる。
黙認の場合には、正しくはないが、そのように記録しておかないとその会議を終えることができなかった、まあそういうことにしておこうという内容の記録が多い。
種々論議はしたが、審議未了になった事柄のうち、その旨をはっきり記録できない場合が、その部類に入る。
審議未了と記載できれば、それが正しい記録になるのだが、次の機会がない会議では、審議未了で済ませることはできない。
その場合、結論が出たことにしておくという、やや怪しげな記録になる。
その代表形式が“付帯決議”である。
付帯であれ決議と呼んでおけば、一応は会議の結論らしくなるので、まあまあこれでと、形だけは整うことになる。
付帯決議の多くは、提案はされたが認められずに終わってしまった事柄で、否決とまでは言いにくいけれども、そのまま承認はできない、そういうことを記録に残しておく便法である。

会議は終わった、提案したことは決定には至らなかったが、付帯決議に記録されているので、いつかは陽の目を見るであろうなどと考える人は、頭のどこかに欠陥があるとしか言えない。

重要な国際会議で、付帯決議への記載などは、土産の包み紙ぐらいのおめでたい効能しかないことを、しっかり見極めておかなければならない。

付帯決議の短縮形は「欠議」であると思っておいてよいだろう。

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珍語X番勝負:22 さんじ

2020年12月24日 | つぶやきの壺焼

考え込むと面倒なもの、それは「さんじ」。

「さんじ、何にする?」と聞かれたとき、それはほとんど質問ではない。
何か考えて作れという指令なのだ。

「さんじ」には、まず三時と賛辞の二つの言葉が思い浮かぶ。
心の底から食べさせたい三時、心の底から褒めてあげたい賛辞、それならば悩む必要はない。
そうではなく、後からの空気へのつくろいが先に立ったとき、碌な「さんじ」にはならない。

首相の初仕事で、電話であいさつの順番が良かったなどという賛辞、それしか褒めることがなかったとすれば、これはもう大げさに言えば惨事ということになる。
前途散々でなければよいが。

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珍語X番勝負:21 固化硬留

2020年12月23日 | つぶやきの壺焼

初めて口にすれば変な味、それがいつしか病みつきになる。
奇妙な飲料コカコーラ、ちかごろはTVのCMもいらないほどいきわたってしまった。

コカはどこか人を引き付けて離さない魔力をもつ。
それが怠惰を誘う力であることには気づきにくい。

いろいろなものごとの決まりも、しばらくの間に固化してしまうと、それに当てはめるか、あるいはそれを盾にとって言い訳け材料にするなど、応用度が増してくる。
行政の運びにとって都合よく進めたり居すわったり退けたりと、変幻自在に使われることもある。

たとえば、医療体制崩壊寸前の危惧を唱えながら、一方ではビジネス目的の出入国はズルズル。
一般感染者は症状の有無軽重にかかわらず一定基準のもとに隔離され、施設は人材の不足でガチガチ。
危機対応力ではなく、犠牲回避への声の力や技の力が効を奏するような情況を生み出している。

すり抜け上手は悠々と、真面目に働きゃいじめられ、もしこれが5年も続いたら、まさに前途は闇。
固化硬留は、やがて腐食崩壊現象の発生源となる。

大雪で皆が難儀をしているときに、さくらがどうしたなどとワイワイやっている場合ではない。

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珍語X番勝負:19 黙害

2020年12月21日 | つぶやきの壺焼

だんまりも、相手次第で害になることがある。

カネとコトバの先立つ国が相手の場合、およそだんまりは有害となる。

いま、世界のほとんどの国はそれに該当するから、不発信は不利情報の発信に等しくなる。

奥ゆかしさが通ずるのは、むかしの大和の国、敷島のという枕詞が生きていた時代のこと。
いま、沈黙は泥、ドルには逃げられ国泥棒にしてやられる。

重要事項の対外発信も、検討中でいるうちは「やってます」とつぶやいているだけの、だんまり状態に等しい。
急げ、そして出来る手を素早く打て。

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珍語X番勝負:18 配剤依存

2020年12月20日 | つぶやきの壺焼

地球は、絶え間なく隕石の襲撃を受けながら、被害を受けずに済ませているという。

隕石の大部分が、空気のおかげで内部崩壊を起こし、散らばってしまうからである。

地球はこうした天の配剤によって守られている。
地球人は、偶然なのか自然の力による必然なのか、とにかく配剤に依存しているのだ。

地球人のごく一部にでも、天の配剤を無視して世界制覇を目指そうなどと企む者が出てくれば、天はそれを許さない。
その無謀な人間は、やがて天罰を受けるに違いない。

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珍語X番勝負:17 性状手順

2020年12月19日 | つぶやきの壺焼

作業工程の中で、人間は間違えようと考えて間違いを犯すことはない。

薬品製造過程で、もし悪意のもとに違う薬品を混入させることがあったとしたら、それは間違いではない。
違うものを混ぜてみようという意思のもとに、わかっていてしたことは、間違いとは言わない。

間違いが起きるのは、作業手順を踏んでいるときの作業者の性格状態がそうさせるので、行っているのが正常な手順ではなく性状手順なのだ。

ひと言でいえば、うわのそら、作業に気持ちが込められていない、ただそれだけのこと、作業者本人にはおそらく間違いを犯したという自覚はないだろう。

自分が何のために何をしているのかという自覚が全くなく、ただ指示された通りの手順を踏んでいるだけの作業者は、作業管理のしようがない。

ひとこと、その人にその仕事をさせた作業割り当てが適切でなかったということなのだ。
間違いを犯したのがどこの国の人かは報じられていない。
それが日本人であったら、それが大問題なのだと思う。

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珍語X番勝負:16 恐謗症

2020年12月18日 | つぶやきの壺焼

誹謗は不愉快なもの、とくに謗のほうは、言いふらしで気分が悪い。

謗がお得意なのはマスメディア、言い広げるのが仕事だから、その網に載せれば効果はてきめん。

世評を気にする政府や役所は、恐謗症に罹りやすく、行動の習癖にそれが現れる。

たとえば、計上してある支出予算を残す癖などもその一つ。
期中にずっとその癖が出て、決算期に近くなると、余り過ぎもまずいから消化に大慌て。
3月9月に道路の掘り返しが増えるのもその現象の一端。
これが平常の場合なら、ああまたかで済むが、今年のように異常事態の最中にこの症状が現れると、事態の異常さをさらに上積みすることになる。
これが混乱を目的にした事態仕掛け人の思うつぼということになる。

恐謗症の症状形態は、慎重厳正適格。
こういう場合は、早く簡単に手続きを済ませることが肝要なのに、その逆の方向に懸命に頭を働かせる。

1日何百人かの感染確認者増加で、医療崩壊などと大騒ぎ。
これを見てニヤニヤ微笑んでいるのは誰だろうか。

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