人の耳に、感慨か関心かを吹き込む言葉には、対立概念が巧みに組み込まれているようです。
対立するものごとには、そこから何かの意味を見出す効力があります。
ものごとを考える上では対立があっても、理想は共有している、そうであれば、どうにもならない奇妙な対立はだんだん減っていくことでしょう。
対立が、あるときどきの状況ではなく、対立することを目的に何かが行われると、結果はろくなことにはなりません。
毎日ある時間帯には、その失敗が誰の目にもわかるような巨大建築物もあるようです。
ツインタワーの一方に、灯がともらないのです。
片側の施工権を強引にぶん取って、早く作れる力を見せ付け、威信をあらわそうとしたことが裏目に出たようです。
対立の話にさほどの興味は湧きませんが、写真を見ていると、二つのビルのつながったところに目が行きます。
このつなぎ目だけは、対立を忘れて協議しなければ話はまとまらず、技術者同士は結構仲良くやっていたのではないかと、勝手な想像をしています。
画像はこちらから拝借しました。
「胡乱な日々」
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