内憂外患という言葉があります。
国内の心配ごとと外国との間のわずらわしいことと読めますが、この文字の組み合わせは、私たちの住んでいる日本の、いまの実情と逆ではないかという気がします。
心配ごとは外国との間のことに多く、国内にはわずらわしいことが盛りだくさんにあって、むしろ外憂内患でしょう。
外憂は相手があってのことですから、望みどおりにかき消すことはできません。
しかし、自分のことである内患が、ずるずるつきまとうのを、うち祓おうとしないのはなぜでしょう。
自分の居場所が日本の国であるということを、すっかり忘れてしまって、国が邪魔もの、国が仇のように思い込まされている人が多すぎるのではないかと思います。
そんな人の集まりができやすい場所がN町にあります。
国が敵であると叫びながら、国から生活費以上のカネや権利をもらい、あろうことかそれが天職であるかのように、自分をだましながら生きている人たちが集まっています。
情けないことに、この「患」をはやしたてる人もいて、それが社是であるかのように振舞っている会社さえあります。
内患はせめて内憂ぐらいに、わざわざ裏返さずに普通の言葉が使えるようにしたいものです。
どうすればよいかって、「患」をぶら下げたままの人は会場に入れないよう、まずN町大会堂の入堂検疫の方法から考えてください。
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