・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

古歌顧裏:14 ボタンとリボン

2018年05月31日 | つぶやきの壺焼

バッテンボーと聞こえたボタンとリボン、友人と3人で箱根宮下から湯本まで、この歌を覚えながら歌って下ったのは、もうその中の一人が欠けるほど昔のことです。

rings and things and を聞いた母の「リンゴに芯がある?」とニコッとした顔も思い出します。
むずかしいのは、最後近くでいくつかの言葉を同じメロディーで繰り返すところです。
初めに覚えそこなったところを、いつまでも覚えられないのは、脳内にそのことへのバリアができてしまうからでしょうか。

Buttons and bows
East is east and west is west and the wrong one I have chose;
Let's go where I'll keep on wearin' those frills and flowers and buttons and bows
rings and things and buttons and bows.
(中略)
Gimme eastern trimmin' where women are women
in high silk hose and peek-a-boo clothes
and French perfume that rocks the room
and I'm all yours in buttons and bows,
buttons and bows, buttons and bows.

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古歌顧裏:13 A列車で行こう

2018年05月30日 | つぶやきの壺焼

ゲームソフトにもなり、JR九州の列車にもその名がついた「A列車で行こう」、TVで見た三田寛子、川谷拓三ではなくもっと前の、この曲にひかれた薬師丸の顔、レコード、車輪、三つの円が、かすかな記憶に残っています。
残念ながら、今の検索には全く引っかからなくなってしまいました。

Take the 'A' Train
You must take the A train
To go to Sugar Hill way up in Harlem
If you miss the A train
you’ll find you missed the quickest way to Harlem
Hurry, get on, now it's coming
Listen to those rails a-humming
All aboard, get on the A train
Soon you will be on Sugar Hill in Harlem

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古歌顧裏:12 汽車の旅

2018年05月29日 | つぶやきの壺焼

汽車と呼ばれていたときは
どこに行くのか それよりも
乗ればうれしいものでした
今は昼寝の 揺れる椅子

汽車の旅
千里(ちさと)の山坂 ひた走り
車は煙(けぶり)を 後にして
楽しののぞみを 乗せ行く時
嬉しの旅路を 駆け行く時
響くやわだちの 轟きに
心も空にぞ 勇むなり

___千里の山坂 つかの間に
___過ぎ行く旅路の 面白や
___遥かのみ空に 見えたる山
___忽ち来たりて やがては行く
___送りて迎えて 幾度か
___あまたの野山は 窓に入る

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古歌顧裏:11 元寇

2018年05月28日 | つぶやきの壺焼

初めて外国軍に本土を攻め込まれた戦いの歌です。
大軍を追い返したのは、プラカードやスピーカーではありませんでした。

元寇
一、(鎌倉男児)
四百余州を挙る 十万余騎の敵
国難ここに見る 弘安四年夏の頃
なんぞ怖れん われに鎌倉男児あり
正義武断の名 一喝して世に示す

二、(多々良浜)
多々良浜辺の戎夷(えみし) そは何 蒙古勢
傲慢無礼もの 倶に天を戴かず
いでや進みて忠義に 鍛えし我が腕(かいな)
ここぞ国のため 日本刀を試しみん

三、(筑紫の海)
こころ筑紫の海に 浪おしわけてゆく
ますら猛夫(たけお)の身 仇を討ち帰らずば
死して護国の鬼と 誓いし箱崎の
神ぞ知ろし召す 大和魂(やまとだま)いさぎよし

四、(玄海灘)
天は怒りて海は 逆巻く大浪に
国に仇をなす 十余万の蒙古勢は
底の藻屑と消えて 残るは唯三人(みたり)
いつしか雲はれて 玄界灘 月清し

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古歌顧裏:10 国歌

2018年05月27日 | つぶやきの壺焼

学校の教師で、奇妙な催眠をかけられ、国歌斉唱のときに椅子に縛られたまま立ち上がれない人もいるようですが、国歌には見えない力があります。

ボクシングの試合に外国から遠征してきた王者と呼ばれる選手が、緊張のあまりか、試合前の国歌斉唱のとき、リング上で一人だけうろうろ歩きまわっていました。
この人に勝ち目はないと思っていたら、案の定1ラウンドで2分ともたずにTKO、それにしても井上兄弟の強さには驚きのことばしかありません。

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古歌顧裏:9 県歌

2018年05月26日 | つぶやきの壺焼

これまで気づかなかったことがあります。
県の地図を抜き出して塗りつぶしてみると、動物の姿に見えてきます。
その動物が、横浜港あたりの形によって、いろいろに変わるのです。

昔の神奈川県の歌がありました。
昭和6年に作られたものの、あまり普及せず、いまは別の歌ができています。

一、そびゆるたかどの つらなる甍
装い新たに なりたつ巷
百船つどえる 港を見よや
力ぞ築きし 神奈川県を
いざいざ はらから 務めんいよよ

二、武蔵に相模に ひろごる沃野
よろずのなりわい 栄ゆるところ
実りに実れる 田畑を見よや
愛もて拓きし 神奈川県を
いざいざ同胞 務めんいよよ

三、撓まぬわれ等の 鑑とすべく
歴史を照らせる 雄々しきいさお
希望に輝く ゆくてを見よや
正義ぞ興こさん 神奈川県を
いざいざ同胞 務めんいよよ

自県の名をそのまま歌詞に入れ、それを繰り返しているところは、選挙カーの連呼を連想させ、歌品を下げているように感じます。

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古歌顧裏:8 市歌

2018年05月25日 | つぶやきの壺焼

小学校で校歌は歌わず、皆で歌っていたのは横浜市歌でした。

  わが日の本は島国よ
  朝日かがよう海に
  連りそばだつ島々なれば
  あらゆる国より舟こそ通え

  されば港の数多かれど
  この横浜にまさるあらめや
  むかし思えば とま屋の煙
  ちらりほらりと立てりしところ

  今はもも舟もも千舟
  泊るところぞ見よや
  果なく栄えて行くらんみ代を
  飾る宝も入りくる港

森林太郎作詞、南能衛作曲で、明治42年7月1日 横浜開港50周年記念祝祭に披露され、100余年歌い継がれてきています。 

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古歌顧裏:7 小学校校歌:2

2018年05月24日 | つぶやきの壺焼

覚えてなかった校歌があります。
二番目の小学校、転校先で卒業校の校歌です。

歌詞もメロディもまったく覚えていません。
歌ったことがなく、聞いた記憶もありません。

なぜ聞かされなかったのか、皆で歌うことがなかったのか、それが不思議です。

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古歌顧裏:6 小学校校歌

2018年05月23日 | つぶやきの壺焼

甲斐がねめぐる 甲府市の
舞鶴城に ほど近く
いしずえ据えし まなびやに
集う我らに 誇りあり

X十余年前に入学して2年間お世話になった小学校の校歌です。
そのころの校名は、春日小学校、いまは舞鶴小学校になっています。

はじめの「かいがね」が何を指しているのか、歌を覚えたときには意識もしていませんでした。
"ね"が"嶺"であることは、後になってわかればよいので、皆で唄う歌に理屈はいらなかったのです。

これが4番まであることを教えられたのはSNSのおかげ、お礼のコメントが、デバイスの機種制限で受け付けられないのが残念でした。

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古歌顧裏:5 雨降りお月さん

2018年05月22日 | つぶやきの壺焼

雪のあとは、はゆる野山か、それとも雨か、雨で思い出す歌は「雨降りお月さん」です。

雨降りお月さん
雨降りお月さん 雲の蔭
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
ひとりで から傘 さしてゆく
から傘 ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴付けた
お馬にゆられて 濡れてゆく

鈴の音のところで、どんな音だったか考えてしまうようでは、シャレになりません。
金属音から仲間外れになったような、湿った鈴の音、古い小さな神社の、色褪せた太い綱の上のほうに付いている鈴よりは、もっと軽い音でしょう。
耳の奥で想像はできても、カナ文字では言い当てにくい音です。

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古歌顧裏:4 スキーの歌

2018年05月21日 | つぶやきの壺焼

全く無関係の歌の記憶が混ざり合うと、そこから先は切れ切れの言葉しか思い出さなくなります。

スキーの歌
輝く日の影 はゆる野山
輝く日の影 はゆる野山
麓を目がけてスタートきれば
粉雪は舞い立ち 風は叫ぶ 風は叫ぶ

飛ぶ飛ぶ大空 走る大地
飛ぶ飛ぶ大空 走る大地
一白影なき天地の中を
ストックかざして我は翔る 我は翔ける


この歌の"はゆる野山"が、いつの間にか「村の鍛冶屋」の"はしる湯玉"に入れ替わり、記憶領域に居座ってしまい、まともに歌うことができません。
"はゆる野山"、"走る大地"、"はしる湯玉"、それらが渾然一体の誤記憶になっています。

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古歌顧裏:3 村の鍛冶屋

2018年05月20日 | つぶやきの壺焼

極楽寺坂を下ると長谷観音へ通じる裏道があります。
裏道の角に力餅の店があって、餅の名が権五郎力餅、鎌倉権五郎景正は、目に刺さった矢を抜いてやろうと、友の三浦為継が足で顔をお押さえつけたのを、倒れたまま刀を抜いて制したという豪傑です。

歌舞伎の暫でも、鎌倉権五郎景正のべらぼうに長い刀が目立ちます。

刀から思い出すのは、刀は打たなかった「村の鍛冶屋」の歌です。

村の鍛冶屋
しばしも止まずに 槌打つ響
飛び散る火の花 はしる湯玉
ふいごの風さへ 息をもつがず
仕事に精出す 村の鍛冶屋

息をつぐ、息をつく、似た言葉ですが、息をつくのは、していたことに一区切りついたときのことで、鍛冶屋のふいごが仕事の最中に息をつくことなどありえませんから、ここは息をも"つがず"でなければ打っている刃物ができそこないます。
それを"つかず"と覚えていたのは、何となく発音しやすかったから、それだけのことなのでしょう。

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古歌顧裏:2 鎌倉

2018年05月19日 | つぶやきの壺焼

鎌倉
1.七里ガ浜のいそ伝い     2.極楽寺坂越え行けば
   稲村ケ崎 名将の______ 長谷観音の堂近く
    剣投ぜし古戦場_______  露坐の大仏おわします
   
歌詞の記憶は極楽寺坂を越えたところで切れていました。
訪れたときにはいつも車がたよりで、この坂から長谷観音、続いて大仏さまへと歩いたことがなかったので、道を覚えてなかったのです。

足と頭は体の両極にありますから、歩かずに行ったところは、いくつかの点の記憶が相互につながりにくいのでした。

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古歌顧裏:1 箱根八里

2018年05月18日 | つぶやきの壺焼

私たちの歌は、唄った数より聞いた数のほうが多いものです。
歌を唄わずに覚えるのはむずかしいので、聞くだけのほうが多ければ、歌詞のうろ覚えも多くなります。

普段なんとなく口ずさんでいた歌の歌詞を、よく確かめてみようかと思いつきました。
そのときに、見えれば裏側までということで、「こかこうら」を試みることにしました。

はじめは、はがつく箱根から、箱根の山は・・・・・・。

箱根八里
箱根の山は 天下の嶮
函谷關も 物ならず
萬丈の山 千仞の谷
前に聳え 後に支ふ
雲は山を巡り 霧は谷を閉ざす
昼猶闇き 杉の並木
羊腸の小徑は 苔滑か
一夫關に当るや 萬夫も開くなし
天下に旅する 剛毅の武士
大刀腰に 足駄がけ
八里の岩根 踏み鳴らす
斯くこそありしか 往時の武士

函谷關は、Google map で見たところ険しい山地にあったのではなさそうなので、作詞の材料に引きずり出したのは、要衝としての検問の厳しさと箱根の山の険しさを結びつけたものとみられます。
一夫關に当るや 萬夫も開くなし という句も、李白の詩からの引用であるところをみて、作詞者鳥居忱(まこと)は、古代の中国へのあこがれをもっていたかと思えば、「旅順閉塞」の作詞、「支那征伐軍歌全集」の著作などの経歴もあって、傾中一辺倒でもなさそうです。

ここで記憶の間違いを発見しました。
天下に旅するを山野に旅すると二番と混同して覚えていたのです。
八里の岩根を七里の岩根とする誤記憶にも気付き、これは七里ガ浜の磯伝いの七里と、八里の岩根の八里とが、リズムは違ってもメロディが似ているからかなどと、いいかげんな思いがめぐりはじめたところです。

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チョイチガ:31 書類送検

2018年05月17日 | つぶやきの壺焼

罪を犯した疑いのある者の扱い方に、書類送検と呼ばれる処置があります。
自白されずに証拠もなければ、疑いが濃厚のまま野放しになるので、犯罪の種類によっては危険極まりない状態が続きます。
捜査は続けられるといっても、世間に奇行の主は無限にいますから、見張り方には濃淡が出ます。
悪知恵と悪勘だけは優れている悪者は、必ず来る見張りの手薄になる時期を見計らってまたわるさを始めます。
ところが時期を待っていたいらいら状態では、思いどおりにことが運びません。
相手が憎いわけでもないのに我慢ができなくなり、手加減も忘れてしまったとき大きな悲劇が起こります。

性犯罪の再犯防止には、本人のためにも監禁が最も有効でしょう。
監禁中に発散をどうさせるか、体を使わせること、そこでの矯正労働こそ最も人権を重視した扱いと言えるのではありませんか。
どうしてよいかわからずにいる者を、ひとりにして放って置くことこそ、人権無視ではないでしょうか。

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