≪付会≫
牽強とつないだ使われかたが一般化しているこの言葉
仮名で書けば こじつけ
たとえば「人道支援」
恩着せがましい 公金のばらまき
働ける人間を 見物させておいて
働きたい人を連れて行って 作業を見せる
見物させるだけで 何も覚えさせない
自分たちで なんとかしようという気にもさせない
そんなことが どこまでも いつまでも続く
≪偽安≫
気休めのこと、横綱格は「偽言」
なかでも、一定の実力をもっているのが
それそれ、「一定の」というあの言葉
どうなるかわからない、実態のないことをかくしておきたい
そんなとき便利な形容詞もどき
「一定」は、定まる、動かぬ、決まっている、なのに
その意味をふんわり変える、「の」が曲者
「一定の」を使ってものをいう人には
全幅の信頼は、寄せないほうが身のため
≪糊塗≫
人間以外の生物に、ないこともなさそうですが、それは生存のためです。
一時しのぎにこの手を使うのは人間だけのようです。
それが手段であるうちは、たとえ蔑まれても人間の行為には変わりありません。
ところが、塗りたくりが悪戯になり、いたずらが昂じて糊塗癖に、しかも塗るものが汚物排泄物になったのでは、人間のすることかどころか、動物以外のいきもののしわざでしかありません。
まさかのこのできごとが、実際にあった話も伝えられています。
百年糊塗という名の酒があります。
二口めには盃が持ち上がらない強烈な匂いがするようです。
糊塗を形容詞に使うところもあって、その国の言葉での意味は「わけがわからない」でした。
〔愚変禁止令〕
生活に定着した行動パターンを変えなければ使えないモノを、むやみに作ってはならないとする法律。
≪例≫
自動車のシフトレバーの動かし方
〔パラ禁法〕
公職選挙で落下傘立候補を禁止する法律
一票の格差を論じながら、その地にまったく縁もゆかりもない候補者を、他の地から飛ばして立候補、これは違法ではない不適正の代表格。
公職選挙法の破れ穴に早い手当てを。