かいわ、普通の文字は会話、話を交わすこと、かみ合わせていくことです。
もう一つの壊話は、話をぶち壊すこと、会話の形をとりながら話がかみ合わないよう、相手の思っている方向に話が進まないようこじらせていくことです。
たとえば、宇都宮で餃子を食べたらうまかったという話に、いくつ食べたか、誰と行ったかなどと詮索の方向を変えていきます。
そこがうまいという印象が植え付けられては不都合な商売がたきなら、そんな手を使いそうです。
自分のしかけた質問に、直接の答えがなければ説明不足と言いつのるでしょう。
挙句の果てに、その場の話には無関係な、一緒に行った人を呼んで来て話をさせろなどと無法なことまで言い出します。
壊話法の常用者は、全壊にまではたどり着けずに話のとりまとめの時がやってくると、「強行採決はよくない」などと言って、話の邪魔をし続けたことなど全く意に介しません。
こんな"かいわ"と、さほど質の変わらない大型会議が、1日3億円もかけて行われ、それがずるずると続けられているとは、ずいぶん情けない話です。