・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

待つ

2011年04月30日 | つぶやきの壺焼

覗きながら待つ。
誰も現れない。

待てば来ず 待たずば急に現れる

精一杯派手にしたつもりだが、こんな姿で目にとめてもらえるだろうか。

思い出した。電車の前に座ったおばさん。
あるかなしかの首に、ありったけの飾りを下げていた。
ポーチからイヤリングを取出し、手探りでつける。
福耳でよかった。
貧耳では、耳たぶを探すのも容易ではないから。

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花は花

2011年04月29日 | つぶやきの壺焼

いじけたように咲いても、花は花。

みすぼらしく見えても、人は人。


しっかり咲いてもらわなくては困る花もあり、しっかりしていてもらわなくては困る人もいる。

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かんじる

2011年04月28日 | つぶやきの壺焼

道端と言ったほうがよいのか、畑の隅と言ったほうがよいのか、物置小屋のようだが、小屋とも言えないような箱状物体がある。

「かんじる」と書いて去った若者は、何を感じていたのだろうか。
何を感じたいと思ったのだろうか。

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猛威

2011年04月27日 | つぶやきの壺焼

「自然の猛威に逆らうな」
台風の直後、水害に遭った現場に応援に出るとき、大課長は「がんばってこい」とは言わずに、こう声をかけてくれた。
退職後も何度かお会いしたが、いまはもう石の下。

胸まで水につかって土嚢を運んだそのあとでも、着替えなければ電車に乗れないなどと、あのころは気にもかけなかった。

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落花滞留

2011年04月26日 | つぶやきの壺焼

花びらは旅人。
旅人は、ちょっとした凹みにはまると、動きたくなくなることがある。

探していたのではないのに、ふと気に入った凹みが見つかったとき、その旅は最上のものになるだろう。

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本道/外道

2011年04月25日 | つぶやきの壺焼

本道を外れた行為に及ぶと、まずろくなことはない。

飲食店の店長が、従業員への給料が支払えず、金を工面しようと、強盗被害を受けたふりをしたり、住所不定無職37歳の男が、母親が被災したとウソをついて現金をだまし取ったり、みな外道の仕業だ。

石段が二つに分かれたところがある。上に上にと、幅の広い急なほうを駆け上がるとひとの家の庭だったりする。
写真になってから見ていたら、箱根の下り坂にあった緊急避難所を思い出した。
あそこは余程のもの好きでないと上がってみようとは思わないが。

一方飲食の世界では、ラムネにも、たこ焼風、キムチ風、カレー風、ラー油風のというのがあって、本道から外れているようでなかなかのものらしい。

本道/外道の区別は、商売がからんでくると、正邪の区別とは一致しなくなるからやっかいである。

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寂寥

2011年04月24日 | つぶやきの壺焼

ひと気のない材料置き場を兼ねた駐車場。

ここでひそかにシュートの練習を積んで、クラブのメンバーを驚かしている子を想像すると楽しい。

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浜辺

2011年04月23日 | つぶやきの壺焼

さあ、この海、よーく見ておくんだよ。

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突然

2011年04月22日 | つぶやきの壺焼

何でも突然目の前に現れると驚く。

まわりが全部畑、そんな道を歩いていたら、急に幅の広い歩道が現れた。

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塁々

2011年04月21日 | つぶやきの壺焼

重なり合って、やがて土を肥やすものがある。
それは、そのつもりで積まれたもの。

重なり合って、果ては何を肥やすかわからないものもある。
人びとの生活に組み込まれ、なくてはならないものだったのに。

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廃棄

2011年04月20日 | つぶやきの壺焼

捨てるつもりで放り出されたものから、元の持主に同情の気持ちは起きない。

捨てるつもりなどさらさらなかった、津波の跡に残されたものを見て起きる気持ちは、同情などという簡単なことばでは言い尽くせない。

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散ってから

2011年04月19日 | つぶやきの壺焼

散ってからも、楽しませてくれる花がある。

散る前から、嫌がられ、そしられ、疎んじられる××も。

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元気に

2011年04月18日 | つぶやきの壺焼

咲き、そして芽吹く。

何があろうと、元気に。

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孤花

2011年04月17日 | つぶやきの壺焼

花が咲くと、回りに誰もいないのが目立つ。
花が散って来年の春までは、孤独であることに気付く人は少ない。

日本の桜は、もともとはこの山桜。
わいわい集まって咲く花ではなかったと聞く。

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散る桜

2011年04月16日 | つぶやきの壺焼

散る桜を静止画でぶらせて撮る方法は、シャッタースピード優先モードのない安直コンデジにはない。

空中の花びらはゴミのようにしか写らない。

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