民主主義の弱点は、ゆるゆるが好ましいとされがちなところにありそうです。
▼国の政治の中心であるはずの国会で、酒場の戯れ言や買い物帰りの立ち話のような題材が、息抜きにではなく、これこそ本題と喧伝されながらとりあげられます。
▼国の政治にかかわるはずの政党が、国そのものを否定してみせたり、敵対行動や敵対報道を休みなく続ける隣国に応援姿勢を見せたりすることを、自由気ままにやってのけます。
▼国の未来を担う人を育てなければならない義務教育に携わる教師に、国を否定しながら、国が定めた法に基づく免許を受けた人が混ざりこんでいます。
人のすることは、とかくゆるさを求め、ゆるいほうに向かいます。
たがを締めるには力が要りますが、ゆるいままなら力は要りません。
たがが外れきったときどうなるか、国といういれものはその体をなさず、その姿も見られなくなるでしょう。
そのときが来るのを待ち構えている国があるということを、ゆるゆるの夢心地の中にも忘れてはなりません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます