仕事っぷりがいいよ、働きぶりがなかなかのものだ、そう言われると、仕事に生き甲斐が生まれます。
ところが、この生き甲斐がまたなかなかの曲者で、仕事の成果よりも生き甲斐を生かすほうに力を向けさせるという悪さをしかけます。
報道の仕事でも、伝える中身が、ものごとのありのままの姿よりも、伝える人自身の努力を伝えたがるようになっていきます。
危ない所に行ってきたとか、会い難い人に会ってきたとか、取材の困難さが売りもののような報道姿勢で、人々の興味を引き寄せるのです。
報道を受け取る人のイメージも、取材している場面がまず頭に描かれるようになって、伝えなければならない対象の実態でも、訴えかける何かでもなくなっているのです。
ニュースでだいじなことは、何なのでしょうか。
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