留守番電話には、どすのきいた声がよいと聞きました。
表札に女子名を出すと危ないそうです。
表札に家族全員の名前を書くのは、留守のようでも誰かいるかもしれないという、空き巣防護の効き目に期待してのことでしょうか。
空き巣ねらいは来なくても、別の何かが来そうな気もします。
ペンネームを並べて書くと、書き方によっては、そのペンネームの人が同居しているようにも見えます。
不思議なことに、ペンネームでないほうの名前は、見ても覚えられません。
表札だけに使う名、表札名という名の名前もありそうです。
表札に、犬の名前を書く人もいるそうで、愛犬家というより尊犬家と名づけたほうがよいかもしれません。
表札を出さない人はいるけれども、名前を書かない表札があるだろうかと想像すると、どこか不気味な感じもします。
集合住宅では、住んでいても名前を書かない人もいますが、雑居ビルで、何人かの人が仕事をしているのにドアにも郵便受けにも名前がないのは、どういう人たちなのでしょう。
言葉は交わしても名前を知らないどうしが多いのは、名乗らずに自然に名前をおぼえてしまう子どもの頃の不思議な才能を、いつまでも持ち続けられると思っているからでしょうか。
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