メモを綴じない人と綴じる人、綴じないけれどもクリップで挟んでおく人がいます。
綴じるか挟むか、どちらかの場合、紙面に向かって右側がよいか、左側がよいか、ふと考えました。
右左と言えば、その概念の出発点をつかめない疑問は、いまだに解けません。
太陽の沈む西に向かって、北極星を見られるほうが右だというのも、いかにも苦し紛れの出来そこない定義です。
しかしいま、それは関係がありません。
無関係の話題は、話をそらしたいときにしか効果がありませんから、そうでないときには止めたほうがよさそうです。
ひとの話なら、混ぜっかえしの趣味を満たせますが、自分のしている話を混ぜ返しても仕方がありません。
横書きものは左綴じが普通のかたちです。
ところが、メモの場合には、ずっと綴じてはおきません。右手で剥がすには、紙の端をつまんで右に向かって開く方向に引っ張れる右綴じのほうが具合がよいのです。
では、既に綴じられている親切なメモ帳や、ノートブックをメモに使う場合はどうしたらよいでしょうか。
紙の上下を気にしないなら、水平にくるっと回せば、左綴じがたちまち右綴じになります。
逆立ちが嫌ならどうするか、後ろから使えばよいのでした。
左とは、右の反対だったのです。
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