・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

ひそかに活かされるハイジン

2015年02月19日 | つぶやきの壺焼

ハイジン、それは、風流の道に明け暮れる俳人とも、もうだめになった廃人とも違います。
ある目的のもとに人材を配置することを、配人と名づけてみました。
はっきりした契約のもとに行われる人材派遣とも、また違います。

配人は、深く静かに、表面上はまことに穏やかに行われます。
世にいうテロのような、乱暴な個別行動は禁止されていますが、ときに多勢を装う必要のあるときには、随所に集団を形成して、多少の被暴力行為を演じることもあります。
被-ヒは彼-カ、彼-カは加-カに通じ、暴力エネルギーが往復運動をすることもありますから、被が被だけで終わらない場合も、ときにはあるでしょう。

配人は、人の配置という行為の抽象表現ですから、具体性を持ちません。
工作という具体行動の名称もありますが、たぶん本人にも意識させられることはないでしょう。
無理に意識を持たせれば、保険の外交員が、自ら売り歩く新型保険制度を、平然として「商品」と呼ぶような、間抜けな言動に至るおそれがありますから。
適材適地に配置された人は、隣人を作り、仲間を育て、弛緩と先鋭を織り交ぜた無意識の連帯を、日常の生活の低層の部分に浸透させていきます。

悪い人と思われないようになれば、配人は成功です。
やがて家を手に入れ、土地も手に入れます。
家や土地は局所のものでしかありませんが、手に入れたら最後、決して話すことのないもっと大きな利用価値を持つものがあります。
XX特権という名の「制度」です。
制度は人を動かし、地方自治にも揺さぶりをかける力を持つようになります。

江戸や明治との時代の違いを見定めること、歴史はそう読まれなければならないでしょう。
何度も繰り返すための参考書ではありません。

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