江戸時代の庶民生活を書いた嬉遊笑覧という大著があります。
書名から想像すれば、面白おかしく書かれていそうです。
きゆうしょうらんを漢字を入れ替えてみると、杞憂招乱、こんな言葉が出来上がります。
いま地球全体に被せられてしまった未知の病の感染網は、それを消し去るまでには程遠く、大地に浸み込んだ放射能のように、超長期にわたって害を及ぼし続けるのではないかと、社会生活のすべてに混乱を招いています。
それで実験が成功したと満足していそうな大悪人が、杞憂という言葉の本家である国の首領であるという、なんとも皮肉な状況に置かれているのです。
病に勝つには、気持を明るく持たねばなりません。
しかし、自分勝手におちゃらけている場合でもないのです。
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