将来に希望を持てないという空気感は、人々を無気力にし、無気力がまた空気を悪くするという渦をつくります。
TV放送も、催しものも、仕掛けられたそのときだけの騒ぎ合いで心をとらえようとするものが多く、それでは余韻も思い出も残りません。
酸素の分量が減ってきているのではないかと思うような、何か薄い社会の空気感に、大きな影響を与えているのは、マスメディアの経営者たちの心の向きでしょう。
彼らには、自分の預かった会社が、自分の国の社会を動かすだいじな機関であるという認識がなさそうなのです。
自分の国ということさえ忘れているのかもしれません。
自分の国を忘れていれば、自分たちが報じたことを、世界の国、世界の人がどう見ているかも気にとめることをしません。
親の悪口を書きならべる子ども作文のような、不幸願望記事が目立つのです。
そんなことを並べておけば同情が集まるとでも思っているのではないでしょうが。
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