破壊願望という言葉をときどき耳にします。
なんでもぶち壊したい人の気持を言い表しているつもりなのでしょうが、この言葉は、やや無理繋ぎのような気がします。
いまあるものを壊したいのは、そのものが邪魔なのではなく、また壊れた状態を望むのでもなく、ただ壊したい、快感が得られるわけでもないのにそうしたいということなのでしょう。
そうだとすれば、破壊には願望などという、いくらかの優しさをもった言葉は繋がりにくいのです。
願望ではなく主義、それが言い過ぎなら破壊性癖とでも言うのでしょうか。
願望は、"壊したがる"性癖とは別の次元か、あるいは性癖のなかでときどきちらっと現れる現象なのかもしれません。
願望は抑えられても、性癖を抑え込むことは、本人の自覚がなければできることではありません。
どうすればよいのか、とりあえずは相手にしないのが一番でしょう。
では二番目は、本人の動き方次第です。
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