「正しいですか」とすぐたずねる人は、ものごとのありようを正したい、あるいは知りたいのではなく、正誤正邪をとにかく決めたいという気持ちが強いのでしょう。
白黒をはっきりさせたい、ただし自分は白でいたい、勝敗を明らかにしたい、ただし自分は勝者でありたい、勝つまでは頑張る、いつも勝って終わりたいという、ゲーム感覚の強い人がそうなるような気がします。
知らない間にゲーム病に罹っていると、その症状が、持病のように、何かの刺激を受けてすぐに顕れるのでしょうか。
あるいは、お引きずりのように、厄介だけれども見せたいという、ややこしい感情に、実は悩まされているのかもしれません。
お引きずりが、外に出ればまことに面倒な非生活様式であっても、できるだけその姿で長くいたい、ゲームが、時間つぶし以外に何の意味もなくても、できるだけ続けていたいのです。
なにしろ「正しい」時間の使いかたがわからないものですから。
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