さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

学校の二宮さん

2010年08月27日 12時35分12秒 | Web log
薪を背負って論語を読む、二宮金治郎(尊徳)さんの銅像が、わたしが通っていた小学校にありましたねぇ。

勤勉の象徴としてありましたが小学生のわたしにはなんら特別な意味もなく「偉い人なんだ」くらいの印象しか残っておりません。

でも、本当にすごい人だったらしいですね。最近知りました。

遠きをはかる者は富み 近くをはかる者は貧す。
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。
まして春まきて秋実る物においてをや。
故に富有なり。

近くをはかる物は 春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく。故に貧窮す。

と仰ったとか。

目の前の出来事に翻弄されがちな自分に「目先にとらわれず先を見なさい」と諭してくれているような感じです。

先を考えて生きるって難しい。

でも、結果がすぐ手に入らないようなことは、視点を先においたほうがうまくいくような気がしないでもない。

でも、結果をじっと待つってのも、結構なストレスのような気もする。

人間誰しも、早く結果をみたいものですからね。

だから、変な商売にひっかかったりするわけじゃないですか。

ダイエット商品なんて、そのいい例でしょ?

弱みにつけこんで、数週間でマイナス○キロ!!とかいう広告って、
そうじゃないですか。

ま、すべてにおいて、簡単に結果が手に入るなんてわたしは信じてませんけれど、でも、その誘惑は果てしなく大きいというのは、わかるような気がします。

で、二宮さんは、こんなことも言っているそうです。

道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である

道徳なき経済かぁ

そういうのは世界中、特にお金が集まるところにはゴロゴロしているような気がします。

お金はすべてを凌駕してしまうくらいのパワーがありますからね。

さて、二宮さんの言葉に感動するのはいいんですけれど、きっと来週には忘れてしまっているんだろうなぁと思うと、そういう自分がいちばん悲しかったりする。(笑)

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