バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

座ったかかしはいない。

2012-09-17 07:44:46 | Badminton
 9月に入って最初のサタデークラブ。まだまだ暑いからどれだけ集まるかと思いきや、ほぼいつものメンバーが出席した。
 二階も下窓も、扉も全開にする。風が入ってはいけないからってバドミントンは閉め切ること多いけど、こんな日は開けた方が良い。風で流れるなら、それにあわせて打てば良い。といわけで扉も大きく開け集合すると、正面にかかしが立っていた。プールと体育館の間のスペースにある小さな田んぼに大きなかかしが一本ぬっと立っている。これでいこう、と思う。サタデークラブ生には飽きず、楽しく、さりとてバドミントンに有意義となるようなトレーニングを最初に入れる。今日は何やろうかなと考えていた時に、かかしが目に入った。
 体操終わったので、全員「かかし」になるようにと指示する。すると何の説明しなくとも、全員が片足立ちで両手を広げた。その姿勢のまま鬼ゴッゴ、名付けて「かかし鬼ごっこ」開始!これは、予想以上にきつかった。モモにくるし、ただ走るのと比べると数倍息上がる。
 
 この日のサタクラには、初期の川間ジュニア生がコーチとして参加した。「久しぶりに打つしラケット持っていない」、とはにかみながら体育館に入って来た。そして、初参加なのにすぐさま子ども達に取り囲まれていた。残念なことに、子どもって少しでも若い人がいいんだよね。それはそれとして、その子曰く、「教えるって難しいです。」
 初日で「教えるの楽しい」って言われるより、「教えるの難しい」と言われる方が良い。それが次に教え方の工夫につながるのならば。

 体の動きを説明する時にわかりやすくするために「○○みたい」と言うことが多い。例えばオーバーヘッドストロークでキーになる左手は、二階のカーテン開ける様に動かす。そして左手でつかんだ綿アメを口に入れる。こう説明するとだいたいイメージ通りの動きをしてくれる。ヘアピン打つ時は、左手は出前持つ様にすることと言うと、これは伝わらない。子ども達は「出前?」となる。ど根性がえるのウメさんスタイルのこと指すんだけど、この出前は子ども達と共通語ではない。「かかし」と言ったら全員が同じスタイルがとれるように、ユーモアがあって一言で体やラケットの動きなどを伝えることができる、説明語。さしずめワンピースあたりから探れば良いのだけど、一度も見たことがないから何も浮かばない。そもそもワンピースでは古い?
 子ども達に年齢が近い20代コーチから、思いつかないような「説明語」が出てくることを期待。


踊り場ラリー

2012-08-12 13:20:50 | Badminton
 ここ数日記憶が飛んでいる。
 カレンダー見ながら、いろいろ思い出してみる。ぶっ続けの夏期講習2クール終え、諸々の予定を消化し、帰省もしたけど、どうにも何やったか思い出せない日が2日ある。帰省すること、人に会うこと、暑気払いやること、関東中学に応援に行くことは予定通り。そして書類作ること、これに5日間割いておいたけど、これが予定より2日早く終わった。
 何かの計画をたて、前倒しにことが進み、余裕を持って終えるという経験は過去に一度もない、と思う。だからこの突然生まれた「ゆとり」の2日間の過ごし方が下手だったと、今になって反省。どうせなら栃木の温泉行くとか、焼き物やるとか、絵を描き上げちゃうとか、なんかできたはず。せっかく出現したゆとりの2日間、何に使ったんだろう。強いて言えば1日は草取りで消費。それだって熱中症の危険あるから、丸一日やるわけじゃあない。
 結局は、オフにはオフなりの予定を立てておかないと、無為な時間を過ごしてしまうということなんですね。また、性分的にそういう過ごし方にとても罪悪感を感じてしまうということ。こんなんじゃ、高齢者になって日がな一日やることなくなったら、どんだけーな日々になってしまうことか。

 オンあってのオフで、無為なオフは無意味っていうこと。
 
 先日の関東中学で、中学生のバドミントンみていて思ったのは、ラリー中に「え?」って言うタイミングでオフが入る子がいたこと。個人的にこれを『踊り場ラリー』って名付けたんだけど。踊り場で一呼吸置く、すなわち攻めのラリー途中で一息入れてしまう状況。踊り場で荷物持ち替えてその後上に上れるのなら良いけど、たいていは踊り場に入った途端相手に急襲されてしまい、一気に奈落の底へ。
 攻めている途中に入るクリアやロブ。この子はなんのためにここでラリーリセットかけるんだろうか。無意味なオフだから、「なんであの時クリアあげたの?」って聞いても明確な答えが返ってくることはなく、そもそも自分がオフした意識ないからね。


のんびりがもたらす効果

2012-07-07 21:57:46 | Badminton
 蒸し暑い体育館で,サタクラ。二階も足下も窓全開にする。
 小学低学年から中学生になっても,ずーっと通ってきている子。いつまで経ってもそこそこなんだけど、今日初めて基本的な指摘をした。それは,肩が回っていないということ。指導のタイミングが合ったのか、なんてことはない、練習前にほんの5分ほど説明しながら打ち合っただけで、いきなりきれいなハイクリア打てるようになった。本人も,「楽にとぶー」ってご満悦。
 月に1回程度の練習だから教えても無理、なんてやり過ごしながら何年も経ってしまったけど、やればできるじゃん。これまで全く指摘しなかった訳じゃないけど、どうせ月1回だしってお互いスルーしていた。それよりとにかく打ちましょうよ、そうだねそうしよう、って流していた。じゃ、どうして今日指摘し説明し、直そうって気になったのか。
 もしかしたら全体にも同じことが言えるかもしれないと思い、完全に今日は本格モードにした。いつもの鬼ごっこはやめて、ステップをとりいれたトレーニング、素振り、そして床打ち。
 こういうトレーニングや基本練習でも、飽きることなく落ち着いて練習してる。1年前の子達は,これができなかった。去年とはメンバー入れ替わりがあるものの、基本的には学年構成も人数も同じようなものだから、大差はない。もしかしたらこちらの問題かもしれない。指導者側の空気の変化かも。
 最近まったりした新人コーチが加わったのも良いのかもしれない。
 この新人コーチは川間ジュニア卒業生。
 子供達にステップや素振りを説明する。みんな落ち着いて話聞いて,言われたことをやろうとする。「あんた達に教えた時より,ちゃんと話聞くからやりやすいよ。」と新人コーチに言うと、「そうですかー」と間延びした答え。そしてゆったりした語り口で,「もう一人卒業生が誘ってほしいって言ってますよー」だって。サタクラ若返りだね。



いい子達に囲まれる

2012-07-03 09:19:57 | Badminton
 最近OB,OGとの食事会の機会が続いた。
 ワーッと集まり、めいめいに席に着いているところにバネ終えて合流。こういう状況ではたいてい座卓の回りに隙間なく座っている。が、先日はいつもと様子が違った。
 久しぶりに訪れた元下宿人。彼の配慮だと思うんだけど、私の定位置を空けていた。さすが営業マン。
 テーブルの上を見ると、みんな練習後で空腹だろうにコンビニで買ってきたつまみしか並んでいない。これじゃだめでしょー、ってチャーハンだの焼き肉だの、サラダだのと作り始めると、元下宿人は横に立ち一緒に料理する。なつかしいね、この感覚。そういえば彼らが居るときはいつもこうだった。私切る人、彼炒める人で流れ作業で大皿料理が次々できあがる。
 卒業生が集まると、だれが先輩で後輩なのかよくわからない。卒業しちゃうと皆一緒に見える。でも思い出話しになった時に、それを共有しているかどうかで世代が判明したりする。どのイベントを知っているか。たいてい我が家がどこにあったかで世代が区切られている。アパート時代。借家時代。そして今の家。
 先日初期の頃のOBに誘われて食事会に出かけた。もうこの辺まで戻ると、それはアパート時代になる。身も心も大きく、立派に成長した卒業生にすっかりお世話になってしまった。これからはこうやって卒業生に支えられながら進むのかな、とも思う。
 
 きっと彼ら、彼女らが、今後しっかりした土台となるであろうと確信した夜。


応援、って何のため

2012-04-23 14:35:43 | Badminton
 大学のリーグ戦、見に行ってきました。
 何が驚いたかって、大学生の応援。
 千葉県内某ジュニアチームは、いつも目新しい応援を披露した。それは「エルユーシーケーワイ、エルユーシーケーワイ,ラッキー」や「よう見た、よう見たー」というベンチのフレーズ。ちょっとヤジっぽい、それ。こういった声だしは、どこかのチームがやると全国に広がる。これは小学生だけのことかと思ったら、小学生に蔓延している応援と同じものを大学生がやっていたことが、驚き。それも1校だけでなく、ほとんど皆同じものを。
 応援のフレーズってチーム独自のものがあるのではなく、全国的な流行があるとみた。それも小学生から大学生まで同じものが。いや、小学生の方がもう少しチームオリジナリティがあるような気がする。これは大人が口だすからかな。
 一日中同じ応援聞かされて「うーん」って気持ちになったけど,声張り上げている方は気持ち良さげだからこれ以上のコメントはなし、つーことで。
 

全力で手探り

2012-04-20 16:35:24 | Badminton
先日川間ジュニアの元保護者との食事会があり、出かけてきた。
 その席では、やはり当時の思い出話に花が咲いた。そうやって話し込んでいるうちに、子ども達とのやりとりがいかに楽しかったかをまざまざと思いだしてきた。私は楽しかった。で、そちらは?と聞くと、「なんだかいろいろ手探りでやっているみたいだった」と微妙なご意見。ふーん、そうなんだ。手探りなんじゃなくて、その時その時はこれがベストと思い全力投球だったんだけどな、とそれぞれのアクションへの説明を軽く入れる。すると、へーそうだったんだと、今になっていろいろな試みの意味を理解してもらえた様子。確かに保護者から見れば「また何か始めた」って感覚だったかもしれない。それもそのはず、事を始めるとき子ども達にはその理由を説明したけど、わざわざ保護者集めて逐一話したわけじゃない。
 子ども達は家に帰り、「監督が明日からこうしなさいって言った」とお母さんに伝える。するとお母さんは「監督が言うんじゃ、そりゃ大変だ。すぐその通りにしなくっちゃ」となる。どうやらこんな調子だったというのだ。
 
 これで良いと思う。
 これが勝利への近道か、技術向上につながるのか、なんてわからない。だからその時わかる範囲でベストを尽くす。そして子ども達は、それに真っ正面から向かう。それに保護者もつきあう。

 教育を科学する、なんてできないんだから。

事業は人が作る

2012-01-30 08:39:26 | Badminton
 昨日は野田市小中学生バドミントン大会。
 平成14年度から始まった,市の青少年教育事業のサタデークラブ。ここでバドミントンを受講する児童の成果発表の場として、本大会へ児童の参加を呼びかけたのが数年前。当初は川間小会場登録児童数名のみの参加であった。その後各会場関係者に働きかけ、年々参加数を伸ばし、今年はサタデークラブ生が、小学生参加者の半数をが占めていた。
 サタデークラブの目的は,競技力向上にある訳ではないと市担当者談。それはよくわかっているけど、ゴールがない中で、隔週土曜の2時間の集まりを年間15回程度行うのでは、児童にも指導者にも進歩や充実感は得られず、それこそ生産者と消費者の関係に収まりそうであった。ということは、この集まりに教育の要素が見いだせなくなっていく、ということを意味する。
 1月の大会に出よう、と4月の第1回受講から子ども達に語りかける。毎回言う。子ども達は最初、「どうせジュニアの人たちが出るんでしょ」と敬遠していたけど、何度か言い続ければ何人かはその気になるし、真剣に話を聞くようになる。
 そうやって、その気になって出場した子達。全員賞状をもらうことができた。
 
 サタデークラブの持つ可能性。そろそろ次ぎのステップにきていると個人的に考える。

足りないくらいが調度いいって、わけがない。

2011-12-03 15:18:49 | Badminton
 今年最後のサタデークラブが終わった。
 ほぼ同じ顔ぶれが集まるけど,月に一回か2回の練習だから、いつまでたってもうまくならない。学年の幅も広いから,一律で教えるのも難しい。だからとにかく打つ楽しみを味わってもらおうと,打ち続けることがメインテーマとなっていた。しかしひょんなことから一人の子にラウンド側に下がるフットワークを教えたら,意外にも良く話を聞き,何回か練習したら下がりながら打てるようになり,本人の満足げな顔。これが火をつけましたよ。よし、では次の練習は思いっきり本格的に教えちゃおうって。
 こういう時,指導者と子どもの気持ちがシンクロしないで一人で空回りすることがある。しかし今日は違っていた。最初の説明から聞く。真似してやろうとする。そこでグループ分けしたら、「試合やりたーい。」ちょっとまて。じゃこれを打ち返してごらんとサーブを高く上げると,一球も返せない。だからさっき練習したフォームとフットワークで打てるようにしようと言うと,納得したようなしないような。神妙な顔して列に並んだ。しばらくノック練習すると,全員がほんの少しずつ整ってきた。他のグループも指導者が同じ練習を丁寧に繰り返してくれている。春だったら、まず集まって話が聞けない。夏だったら説明をきいても、我流で打とうとする。秋だったら同じ練習にはすぐ飽きてしまう。なぜ今日は全員が落ち着いて練習できたのだろう。
 残念なことに,次回は一ヶ月以上先。こういうタイミングがあわないんだよね。


お勧め青春映画

2011-11-11 11:22:54 | Badminton
 昨晩は心が震えるいい映画を見た。
 先日の結婚式で、仲間が高校時代の部活の思い出を映画にして上映した。
 
 演じるのはおっかさんになった元女子高生達。思い出のシーンをおっかさん達が実写。通行人や店員さんの目に臆することなく、楽しそうに再現している。カメラを覗く目からも楽しさが伝わってきている。校庭走ったり、罰ゲーム(?)の抱え込みジャンプやったり、足が重そうなのも、いいね。
 
 青春っていいな、同期っていいな、仲間っていいな、って思う。
 現役生よ、新人戦や受験の真っ最中でそれどころではないと思うけど、先輩であるおっかさん達の青春を覗いてごらんよ。

 ただ一つ違和感があった。これは私だけかもしれないけど。
 
 それは、文字が早くて読み切れないこと。半分程度読んだところで、次の画面に行ってしまう。

 先日来より速読に目覚め、いろいろ調べたところ、自分の読む速度は1分間に1500字程度。超普通人であるということがわかった。だから遅くない方だと思うんだけど。そして速読っていうのは、心で音読せずに文字を映像として目で捉えるのだという概要はわかった。(できないけど)
 映像に挟まれるように現れる文字のみ画面を、気がつくと速読みたく、バシャって写真撮るように写し読みしようとしていた。でも真ん中の2行ほどを写すのが精一杯で、無情にも画面は消えていく。
 何度か見ないとだめだね。NHKのカーネーションなんかも、何回か見ると隅々にあるスタッフの心憎い演出が発見できるというのと同じで、このミニ映画は二度、三度と見るたびに発見がありそう。
 近々αにアップされるというから、YouTubeで見直すとするか。
 

肩の力を抜いたら見えるもの

2011-09-21 23:39:29 | Badminton
 先日長野に行ったついでに新潟の大会に行った。新潟県と長野県は隣同士だから、ちょっと埼玉まで行ってくるって言うくらいお気楽な感じなんだけど、実際は上田市から新潟市までは250キロくらいあるんだよね。
 そんなちょっと行ってくるっていう距離じゃないところにフラッと行ったら「(子供が出ていないのに)なんで来るんですか!」って言われちゃったけど、そこはニヤッてごまかす。
 実はいくつか確認しておきたいことがあった。2日間の滞在で、ほーなるほどね、やっぱりね、といくつかがはっきり見えてきたので、行っただけのカイはあったと言えます。
 どっぷり選手の親であったときに見えていなかったものが見えた。見えていないまま指導者やっていた自分を認識したり、見えている人から見たら、「あーああの人あれじゃーね」って思われていただろうことに気づいたり、見えていないでやっている人って実は多いんじゃないかって思えたりして。

英語が日本語に聞こえる時

2011-07-31 09:19:34 | Badminton
 せっかく野田に来ているクローイちゃん親子をどこかに案内しようと思う。"I love it,soy sauce."って言うし、箸なんかチョー上手。器用に豆をつまむこともできるんだから、たぶんIゾーより箸の使い方は上手いと思う。味噌汁も大好きって、具のわかめも箸でつまんでいたから、そうかそれじゃやっぱり「ものしりしょうゆ館」へ連れて行こうと思う、が。
 夏季は電力不足の影響で午前しか開館していないというから、残念ながら行かれず。では関宿城に行こうということになった。「あすこ行っても何も見るもんないですよ。」って周囲の意見も聞かず、途中の「板東太郎」で腹ごしらえをして城に向かった。案の定ガラガラ。だけでなく節電でエアコン切っているし、窓開いていないしで「あづい」。英語のパンフレットあるけど、館内の表示はほぼJapaneseオンリー。天守閣へ行くとここなんかもっと「あづい」。あいにく雲で眺望悪し。向こうに富士山が見える予定ですなどと説明していると、k松のおかあさんが、「あ、今、トベシンイチって言った!」とドナさんを指さしトベシンイチを連呼する。たぶんTo beなんとかって言ったんだろうけど、そのあと何言ったのかと聞き返すたびに、「ほら、トベシンイチって言ってる!」とみんなで騒ぐ。関宿城売店でもドナさんの英語を「こえがちいさーい」って言ったと翻訳ではなくダイレクトに聞き取り、なぜかその返答を大きい声の英語で返すというこっけいな我々なのでした。
 城を出て近くのひまわり畑にいくけど、ここも1週間早くくればよかったんじゃん、っていう微妙な風景。一応ドナさんは一眼レフカメラで写真撮影。そして私のお気に入りスポット「喜八堂」へ。店内の七夕短冊にクローイは夢を書き、みんなであんみつやらかき氷を食した。クローイはお父さんへのお土産と言って、「鬼の涙」という唐辛子たっぷりかかったせんべいを買った。レジで「すっごく辛いけど大丈夫でしょうか?」って心配されたけど、どうやらそれが狙いのようでしたね。
 さて〆として桜木神社に案内する。我々一行はヤブ蚊の襲来を受けながら、おみくじを引くと、クローイちゃんのは「大吉」。日本人組は中吉とか小吉。クローイちゃん、かわいくガッツポーズ。
 私達が中国に行ったときは、観光したいけど練習もしたいけど買い物もしたい。こんな感じだった。たぶん同じ感覚じゃないかなと思う。





いろいろあって

2011-06-17 23:08:03 | Badminton
 高校生の県大会応援に行ってきた。久しぶりに行く天台の競技場。小学生の大会で行くときとはまた違った気分。娘が小学1年生のときからこの体育館でいくつもの大会を経てきた。この体育館のコートのあちらこちらにいろいろな想い出がある。あのコートで叱ってしまったこと、こっちのコートでのど元心臓な試合をしたこと。他の子の試合のベンチに入り,背中で試合の気配を読んでいたこと。あれから12年。
 他の学校の子達は皆お姉さんになっていて,小学生の時の面影がみつからない。無理な体勢で打つ時,体をクネってさせるあたり、お嬢な様が垣間見える。かたやこちらの学校の子達は,皆小学生の面影丸出し。まぁ強いて言えば、あの頃よりがっちりむっちりしたって感じで、お嬢らしさが漂う瞬間はない。そんな彼女達がベンチで大はしゃぎしながら応援している。まるで若葉カップ県予選のときのあの子達のあの時の姿。
 そこへプーさんのお母さん登場。そしていつものパワーゼリーの差し入れを置くと,すぐさま男子の会場へ。さすがプーさんお母さん。部員や応援のみんなで美味しくいただきました。青春の味、レモンゼリー。そしてこのパワーゼリー効果で男女アベック優勝でした。
 良い気分のままKさんの紹介で、我孫子の治療院へ。ここの先生は濃い。トークと施術に圧倒、感動。おかげでよく見えていなかった部分が、少しクリアになった感じ。その帰路、クーラーバックを届けにプーさん宅へ行くと、ここでまた不思議体験。
 濃い1日。

 

回転に対応する頭の回転

2011-06-13 23:40:56 | Badminton
 「卓球とバドミントンとの違いは回転です。」とは私の卓球の師の言葉。相手のかけて来た回転方向に即座に対応して打ち方を変える。「回転に対応する頭の回転が必要なんです」ってサラッとオヤジギャグをかましても、中高年の皆さんはギャグに無反応な回転の悪さ。
 卓球を始めた頃は,バドミントンの癖で相手ばかり見ていることに気づいた。打つ瞬間は自分の面に目を向けるようにするとうまく打てることがわかった。とにかく打ち合うことが課題であったときのこと。そして今わかったのは、相手の握り,フォーム、ラケットの面を常に凝視しながらラリーするのだなということ。相手を見ているには見ていた。しかし、それはlookでありwatchではなかった。じっとみる。下回転がくる。上回転で来る。瞬時に判断しそれに対応する。下回転と見せて上回転をかける。面を隠して打つ。また回転の強さやスピードも人それぞれなので,それに返球を対応させる。微妙な加減をその都度していく。実に深い。
 バドミントンでこれほど相手を良く見ているだろうか。
 他のスポーツをたしなむのも時には良しということで。

関東大会で勘を取り戻す

2011-06-06 07:22:25 | Badminton
 高校生の関東大会が終わった。終わったけど、この大会が夏シーズンへの始まり。特に今年は震災の影響で選抜がなかったから、久しぶりの大きな大会なので、大会観戦というか応援のポイントを忘れてしまった。まず最初にビデオの扱いに戸惑う。あれ、これどうやって電源入れるだっけ?で始まり、設置ポイントの勘を忘れてしまい、「あの上で撮った方がいいんじゃない」って指し示される場所に行くとそこはすでにビデオ帯がズラーッと陣取っていた。暑い体育館での対策グッズ準備もいまいち。せいぜい忘れずに用意したのはウチワくらいで、足りないと思ったのはあせ拭きタオル、お手拭き、ゴミ袋。それに何より忘れてしまったのは、初おろしの物を何かひとつ身につけること。これは10年来の習慣で、大事な大会では必ず実践してきた。ソックスや下着類であることが多いけど、シューズであったりハンカチであったり。車であったこともある。新車で会場に乗り付けると、体育館前で開場待ちしていた軍団の中からテツが「シンシャダー」って駆け寄ってきて、危ないからやめなさいってお母さんに怒られていたっけ。
 あーあ何やってんだろ、ってホテルでため息ついていたけど、ふと思い出した。そうだ新品のクーラーバックをチャーに預けてあったんだ。大会最終日の朝新品の袋を破り、折り目のついたバッグを広げた。
 最近用事で駅前のイトーヨーカドーに車を止めることが多く、そこでは3000円以上買うと駐車代が4時間無料になるから、できるだけ3000円の買い物をするようにしている。保存食品中心にかごに入れていったら4500円になってしまい、これってしまい込んで買ったことを忘れてしまう結果無駄買いになる予感大なり。それで次回はドッグフードを中心に買うことにした。しかし近所のスーパーより2キロのもので100円以上も高い。これだったら駐車場代払った方が安く済むんじゃん?って思いながらも3000円分購入しようと清算すると、2890円。あわてて缶を一個追加に売り場に走る。これじゃまるで志の輔の落語「ハンドタオル」と一緒じゃん。金額まで一緒。
 3000円以上で無駄にならない物ってことで今回はクーラーバックだった。程よいサイズは2570円。これじゃ足りない。一つ上のサイズは3460円。近所のホームセンターならもっと安いかもしれないけど、アウトドアのブランド物だし、作りがしっかりしているから保冷力もありそう。よしこれにしよう。こうして買ったクーラーバックをチャーの車に入れっぱなしにしていた。
 そのかいあって(?)、女子は初優勝。よかった。

 

アドバイスの仕方、聞き方

2011-05-29 08:27:42 | Badminton
 早朝から絵を描き続け,ようやく仕上げ一歩手前まできた。しかし必要な色がない。最後の最後までチューブ絞り出したけど足りない。飛び出すように守谷まで買いにいく。その1本だけ買ってまさに走るようにして帰ってきた。そんなこんなで気づくと2時。以前だったら週末こういうまとまった時間とれなかったから,細切れに,かなりの間隔あけながらの制作だった。だけに今は描き過ぎに気をつけないといけない。おわりないものに時間をかけすぎると,終わらない。
 S大学の選手とT監督さんが来校されているとのことなので、これ以上描いても描き過ぎになりそうなのでそこそこで切り上げ、挽きたてコーヒーの差し入れに行くことにした。
 コーヒーを飲みながら、T監督の高校生へのアドバイスに耳を傾ける。なるほど、こういうときはこう言うんだ。自分には見えていないことがたくさん見えているのがわかる。選手の心のキャッチの仕方、アドバイスの仕方に感心する。ダメな点はグサリと言う。言われた本人は図星なのでギクリとする。そこまでは自分でもするでしょう。しかしその後が素晴らしい。選手の数年後にまで言及する。その未来は、その選手の今の持ち味と、その後の工夫と努力が最低条件として組み込まれた明るいものだった。小学生のときから見ているこの子、そこまで工夫と努力するかなーって思いながら聞いたけど、このアドバイスがきっかけで「そうだ俺には可能性がある」ってピグマリオン効果で本当に明るい未来になるかもしれない。こういう風に成長に導くアドバイスは素晴らしいと思った。ただその時見えた一筋の光をいつまでも追い続けるよう導くのは、いつも身近にいる指導者であり、何より本人なんだけどね。