バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

全てを一度に新しくする危険性

2016-04-11 08:54:28 | バネ
新年度が始まった。
授業時間割と出席人数を体で覚えていないので、毎回出席ボードで確認して授業の準備する。
今日はこの時間は最初は一人だからゆったりできるな。しかし途中から3人来て、そのあと4人来てなどと入室シーンからシミュレーションする。

みんなの希望を取り入れるから時間割はいつだって複雑になってしまう。同時に入出、退出して同時に入れ替わるわけではないので、多学年が重なる時間がある。小学生と中学生が混在するだけでなく、受験組、補習組とそれぞれのゴールが異なる子が混じる。さらにはバネスタート時期が異なるので、個々の進度も異なる。
今年度は特に複雑な気もするが、しかし思い直してみるとこういった状況は今年度だけのことではないや。いつだってこんな状況。でも何か今年はなめらかに行かない。

いろいろと効率よく立ち回れなくなった?
年のせい?
などとため息付きながら、複雑な組み合わせをなめらかに回すためにと工程表を作成し、時間に合わせて資料を重ねていった。上から順々に使っていけば全て回る。ただこうやって事前に準備した時は大抵うまくいかないんだよね。人相手のことなんだから、何事も予定通り行くわけない。ほら、案の定。用意した問題をさっさと終える子がいる一方、すっごく時間がかかる子もいる。後者は手厚くケアしないと大きな穴を作るからそこで一緒に立ち止まり、急がさず待つことにする。するとほらその後ろで暇そうにしている子がいる。

4月はいつもこんな感じ。
でも子ども達もしばらくすればこんなバネの進め方の要領を得てきて、今先生はあの子の説明しているからここの質問は後にして、それまでは先に自分はこっちの勉強しておこうなどと「自学」するようになる。いつもこんなもの。慣れればお互いうまくいくよ、と思うものの何か違う。

ふと気づいたのは、教室内の模様替え。3月下旬に床張り替え工事したついでに、全面模様替えした。
だから、いつも使う場所に鉛筆削りがない。本が同じ棚にない。
笑っちゃうのは、いつも文具を置いていた場所に今は何も置いてない、なのにその空虚なテーブルに鉛筆取りに向かう自分がいる。
「あ、ちがう。」
を繰り返す日々。


うーん、これらに慣れる頃になったら庭のハナミズキが満開になるかな。