バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

アルファクラブ、今年度最終回の巻

2023-03-16 18:27:35 | NPO法人アルファバドミントンネットワーク
昨日は今年度最終回ののアルファクラブがあった。

水曜の夕方4時から6時までのバドミントンレッスン。
レッスンとは言うが、積極的に指導するわけではなく、小学生がゆるりと集まりバドミントンを通じてわいわいやる場所作り。
バドミントンの子ども食堂版。
この時間設定がミソ。夜ではいけない。平日の放課後であることがこだわり。
練習終え迎えに来たお母さんと帰り、それから風呂に入り夕食を食べる。
小学生の習い事はこうあって欲しい。
子どもの頃、「ごはんだよー」と母親の声がかかるまで、みんなと外で遊んでいたノスタルジーの再現といえば自分勝手なんだけどね。
体育館を引き上げる親子がぺちゃくちゃと話している様子を見るのも、好き。

大会に出るわけではないし、勝ち負けにこだわるわけでもない。
だから目標設定が難しい。
そんな問題を解決するために、ブラン君カレンダーを作った。
月のレッスン目標を、ブラン君がポーズするカレンダー。
一応、体の動きをイラストで覚えるよう、犬だけど人間の動きで描いてみた。
子ども達はこのイラストをもとに、毎月共通テーマで練習する。
「今月ははたうちだね」とか「来月は難しいぞ」などと練習を意識した会話を成立させやすい。




そうやって迎えた最終回。
6年生にとっては最後の日。
1年生から続けていた子が、先月からじわりじわりと最後感を漂わせている。
言葉の端々に、「あと何回」と挟む。
そしてついにやって来た最後の日。

手がかかる子ほどかわいいと言うとおり、その通りです。
いつまでも名残惜しそうな様子が垣間見え、それを照れ隠しする様子が見え、なかなか帰らないでまとわりついていて。

これだからやめられない。
夕方の二時間レッスン。
たいしたことできないけど、たいしたことしようと思っていないけど、また4月から新しい年度が始まるよ。

孫に会いに行く

2023-03-16 17:57:14 | ライフスタイル
一人娘が鳥取に行き7年経ったかな?
何年前のことだったか思い出せないのに、これから生活を始める娘の引っ越し手伝いに初めて鳥取に行き、娘と別れ、飛び立つ飛行機の窓から見た鳥取の景色は忘れられない。
海と山に挟まれたグレーの街。すぐに街並みは切れ、サンドベージュの砂丘が見えた。
この街で一人でやって行かれるのだろうか。
2年位で戻っておいでといった言葉を、「3年くらいはいるかな。4年かも。」とじわりじわりと流したあの子は、ここでどんな生活を送るのだろうか。
遠くに小さくなる鳥取の街は寒々しかった。

やはりというか、そうなるだろうと予感はしていたが、数年でキリを付けることなくやるだけのことを存分にやり、更には鳥取で結婚し、家族ができた。
先日生後3ヶ月の孫に会いに行ってきた。2ヶ月になるまで里帰りしていたので、一月ぶりに会う孫。
「お孫さんはかわいいでしょう」
と皆さんに言われるが、まだ孫よりも娘のほうが気にかかる。
ちゃんと生活しているのだろうか、と。

新居に行ってみれば、丁寧に生活している様子がうかがい知れた。

帰路久しぶりに午後のフライトだったので、窓外に鳥取の街が見えた。
調度初めてきた時と同じころなので、海も街の色も同じだった。
一瞬、あのグレーな気持ちがフラッシュバックする。
しかし、なんだろう、この安心感。
全く同じ色と景色なのに、一瞬思い出したのに、口元はほくそ笑んでいた。
ペットホテルに預けているブランへとすぐに思いは飛んだ