バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

緊張は酸欠、興奮は過呼吸

2012-04-06 10:12:22 | 
 おもしろいこと始めた。
 ひょんなことで知った、裸婦デッサンの会。
 裸婦を描く機会なんて、そうそう得られるものではない。しかし、今後も人物画を描きたいので、是非ともやっておきたいと思っていた。
 周囲は皆経験者で、昨日までの続きという感じで部屋にいる。
 とにかく初めてなんだから、なにがしらかの説明はあるだろうと思っていたけど、どうやら当てが外れたようだ。「今日はクロッキーやりますよ」と講師が他のメンバーと雑談。クロッキー、って何?そもそもクロッキーとデッサンの違いは?こんなこと聞く雰囲気でないので、あわててスマホで調べるが、よくわからん。

 1ポーズ20分を2ポーズ。続いて5分を4ポーズ。それを2セットやります、と3時間の流れの簡単な説明がある。
 クロッキーっていうんだから、とにかく線画を描けばいいんだろうと2分程度で描き終えると、講師が「皆何やっているか、全体見て回った方がいいですよ。」と耳打ちする。言われるまま、ザーと教室内歩くけど、何もつかめず。2枚目に描き直す。1ポーズの20分はこれで終了。しばしの休憩で、みんなの作品を見て回る。自分は木炭を使ったけど、コンテ、鉛筆と皆それぞれ。

 良くつかめないまま、2ポーズ目に入る。
 すると講師は後ろで少しずつ言葉を足していく。

 「もっと描き込むのです。画面真っ黒にしていいから。」
 「こすって、ぼかす場所も入れよう。」
 「紙を押さえるのにこれを使って。」
 「好きな場所に移動していいよ。」
 「もっと大きな画面で描いた方がいいから、ここで大きい画用紙買えるよ。」
 「正中線(漢字これであっていると思う)捉えて。」
 「輪郭よりも筋肉の動きを見て。」
 「遠くは弱く、強い動きは線を強く。」

 2セット目に入ったときに、わかってきた。このおもしろさが。
 皮膚の下にある筋肉、血を見る。モデルは無理な姿勢で動きを止めてくれているから、筋肉がピクピク緊張し盛り上がってくる。皮膚がピンクに染まり始める。それにつれ、こちらの息づかいが荒くなる。

 集中して絵を描くと、大抵具合悪くなる。無意識に呼吸を止めているから、たぶん酸欠状態になるのだと思う。
 きっと今日は具合悪くなるだろうなと思うが、意外にも平気。しかし家に着いた頃に、今まで経験したことのないような具合悪さ。それも数時間続いている。吐き気がずっと続く。
 酸欠?
 そう言えば、今日は途中ではぁはぁ言いながら描いていた。これは過呼吸か?
 次はマスクしてやろう。

 2セット目20分間
 

 2セット目5分間
 
 
 2セット目5分間 最終
 

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