もう一週間も前になってしまいましたが、本ブログにたびたび登場する大泉のアイリッシュ・パブ【Bull & Bear】に行って、小間物商会のクリスマス陶器小物が付いてくるケーキプレートを食べてきました。(美味しかった!)
開店の午後2時までしばらく時間があったので、11月末にオープンしたばかりの隣りの【Cafe otono】に入って待つことにしました。
外観は普通の一軒家風。けれどドアを開け一歩中へ入ると、ワインレッドのベルベット地が目にも鮮やかな豪奢な椅子が目に飛び込んできました。八ヶ岳によくある山小屋風のカフェとは違う、街中にある昔ながらの名店の雰囲気。
ちょっと戸惑いながらカウンターの端に腰掛け、デミタスコーヒー付きのみつ豆を注文し、店内を見渡すと、【INODA COFFEE】と大きく書かれた立派なプレートが壁にかかっているのが目に留まりました。ご主人に尋ねると、40年近く京都のイノダコーヒにお勤めになられていて、このたび晴れて独立されたのだとか。
「行ったことはないんですけど、イノダのことを歌った曲を聴いたことがあって…」と言うと、とても嬉しそうな顔をされた後、「ああ、最近亡くなられましたよね…ええと、誰だったっけ…」と奥に引っ込まれ、「そうそう、高田渡さんでしたね」と、辻香織によるカヴァー版「コーヒーブルース」を手に戻ってこられ、続けて「これ、差し上げます」とおっしゃられました。
それから小一時間ほど、お喋りに花が咲き、その間、デミタスコーヒーのお替りが2杯、ドイツのクリスマス時期の発酵焼き菓子シュトレンが一切れ、ウェーハース…と次から次へとテーブルに並びました。
でも、これ、全てご主人のご好意によるものだったんです。結局母と二人でみつ豆二人前の御代しか置かず、店を後にしました。
でも気っ風がいいだけでなく、お菓子とコーヒーの取り合わせといい、それぞれを出すタイミングといい、極上と形容したくなるサービスでした。さすが名店を支えてこられた方ですね。これはご贔屓にしなくっちゃ。
開店の午後2時までしばらく時間があったので、11月末にオープンしたばかりの隣りの【Cafe otono】に入って待つことにしました。
外観は普通の一軒家風。けれどドアを開け一歩中へ入ると、ワインレッドのベルベット地が目にも鮮やかな豪奢な椅子が目に飛び込んできました。八ヶ岳によくある山小屋風のカフェとは違う、街中にある昔ながらの名店の雰囲気。
ちょっと戸惑いながらカウンターの端に腰掛け、デミタスコーヒー付きのみつ豆を注文し、店内を見渡すと、【INODA COFFEE】と大きく書かれた立派なプレートが壁にかかっているのが目に留まりました。ご主人に尋ねると、40年近く京都のイノダコーヒにお勤めになられていて、このたび晴れて独立されたのだとか。
「行ったことはないんですけど、イノダのことを歌った曲を聴いたことがあって…」と言うと、とても嬉しそうな顔をされた後、「ああ、最近亡くなられましたよね…ええと、誰だったっけ…」と奥に引っ込まれ、「そうそう、高田渡さんでしたね」と、辻香織によるカヴァー版「コーヒーブルース」を手に戻ってこられ、続けて「これ、差し上げます」とおっしゃられました。
それから小一時間ほど、お喋りに花が咲き、その間、デミタスコーヒーのお替りが2杯、ドイツのクリスマス時期の発酵焼き菓子シュトレンが一切れ、ウェーハース…と次から次へとテーブルに並びました。
でも、これ、全てご主人のご好意によるものだったんです。結局母と二人でみつ豆二人前の御代しか置かず、店を後にしました。
でも気っ風がいいだけでなく、お菓子とコーヒーの取り合わせといい、それぞれを出すタイミングといい、極上と形容したくなるサービスでした。さすが名店を支えてこられた方ですね。これはご贔屓にしなくっちゃ。