水の門

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歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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聞茶(43)…誕生日のお祝いに、と

2011年02月27日 14時26分17秒 | 聞茶・聞豆
先月末の日曜の夕方、風呂から上がり服を着てキッチンをうろついていたら、ピンポーンという音が鳴った。
慌てて母にその場を任せて居間に避難。前日にネットで注文した本がもう届いたのかな…?と訝りつつ荷物を見ると、宅急便の伝票には見慣れた名前が。茶道の時にご一緒していた女性からの贈り物だった。
その数日前にやまなし県民文化祭の合同展示のご案内のポストカードを出したばかりだったので、「ありゃ~、気を遣わせちゃったかな…」と思いながら包みを開けた。すると、ホワイトチョコレートと【ルピシア】の紅茶が三袋も。同封の手紙には、「遅くなりましたがお誕生日のお祝いを。上京しましたもので」と書かれていた。
よくよく考えてみれば、遡ること一週前に「母とランチしてきたんです。一週遅れの誕生祝いです」なんてメールを出していたのであった。メールの文面が貧弱にならないようにと近況を添えただけのつもりだったのだけど…、遠まわしなプレゼント催促になってしまったみたい。こりゃ失敗したな。勿論その日のうちにお礼のメールを入れた。
翌朝 早起きしたので、早速チョコをいただくために紅茶を開封した。頂戴した紅茶は、【ウバ・ハイランズ】 【バースデイ】 【カリソン】の三種類。やっぱりここは【バースデイ】で決まり。上品な甘さがあって美味。その日 水筒に詰めて作業所にも持って行って友達に飲ませたら、「バニラのような香りがするね」と。ナルホド、言い得て妙。
それからしばらくして父が殻つきの生牡蠣をレモンと一緒に持ってきて、レモンがだぶついた関係で、シンプルな紅茶にレモンを入れて飲もうと【ウバ・ハイランズ】を開封した。きりりとした渋みはレモンによくマッチ。まぁ、「ウバはミルクティー」と巷では言うけれど、そこは大目に見て(苦笑)。
レモンが大分はけた頃に、【カリソン】に手を伸ばした。これがビックリ。とってもミルキーなのだ。南仏プロヴァンスのお菓子「カリソン」とは、アーモンドに砂糖とフルーツの砂糖漬け、オレンジの花の水を入れ、菱形にした焼いたものだそうで、ルピシアのそれはそのお菓子の風味を模して作られたらしい。砂糖漬けのフルーツとしては、主にメロンやオレンジを使用するようで、ルピシアの茶葉にもドライメンロン、オレンジピールが加えられている。確かにメロンの味がする。結構やみ付きになる美味しさだ。
この【カリソン】の風味に合わせて、リンダ・ルイスの『Second Nature』を選んでみた。甘い伸びやかな声が、春らしい軽やかなトラックを縦横無尽に駆ける…、今回ばかりは選盤に迷いませんでしたよ(笑)。
コメント (2)
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