水の門

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歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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クラムボン ライヴ@桜座

2011年06月06日 13時26分11秒 | ライヴに寄せて
昨日は、待ちに待ったクラムボンのライヴでした。去年はネットの一般発売を待ったら、すぐにSOLD OUTで涙をのんでいましたので、リベンジです。そんなこんなで朝から緊張していました。
桜座の付近に開場の15分前くらいに着くと、明らかにライヴ待ちとおぼしき人だかりができていました。自分より一回り若い客層にちょっとオドオド。でも、私の後ろには、20代の娘さんにご両親という親子連れも来ていたりして、ちょっと安心しつつ何か羨ましかったりして。
桜座は初めてだったんですが、畳敷きなんですね。ビニール袋を渡されて靴を入れて上がるというのにちょっと面食らいました。さすが歴史のある建物だなあ。一階席の少し後ろの方の中央を確保して待ちます。客席にはiPhoneを繰る人があちこちに。やっぱり音楽好きが集まるところは違うな~と思いました。
15分押しでメンバー三人が入場。ラフな格好の彼らにちょっとホッとしました。一曲目の「ミラーボール」のイントロが流れた瞬間に、もう戦慄が走りましたね。(これは凄いライヴになるゾ…!)と。次の三曲は、1stアルバム『JP』から「雲ゆき」「はなればなれ」「パンと蜜をめしあがれ」。郁子ちゃんの律動的なピアノがカッコ良かったです。ベースのミトのテクニックにも舌を巻きました。実は、『JP』は6月に入ってようやっと入手してから集中的に聴いていました。この時ばかりは、予習しておいて良かった!と思いましたね。
疾走感あふれる「tourist on the 未来'n」に続き、ジャズ・テイストに富んだ「おだやかな暮らし」。「便箋歌」が始まると、客席から拍手が。やっぱりこの歌詞は、グッときますもんね。
ここでMCが入り、ミトが年のうち三分の一は小淵沢にいるという話になり、山梨の空気を感じられる曲を…ということで、小淵沢レコーディングの『Id(イド)』から「ハレルヤ」を。浮遊感のあるシンセのサウンドがアンビエント的に響き、高原のひんやりした空気を感じました。さらに、小鳥のさえずりのSEをイントロにした「Re-雨」。これは嬉しいサプライズ。Bメロの和風な旋律と短歌を想わせる歌詞が、個人的にとても大好きなのです。しかし、この曲をただたおやかな曲として終わらせないのがクラムボン。ミトが後半、暴れ始めました。
ここから、怒濤の後半戦です。「バイタルサイン」「サラウンド」「NOW!!!」と息も着かせぬ展開。ミトは、そのうちアンプにベースやギターを突きつけている状態に。最前列に若い母親と観に来ていたまだ幼稚園生くらい男の子が、ミトがノイジーな音を出すほどに、ノリノリになっていました(笑)。
そして、311以降最初に作った曲という新曲「ある鼓動」が披露されました。祈りが込められた美しいメロディに酔いしれ、最後に、ほぼインストのグルーヴィーな「KANADE Dance」で締めてくれて、気分は最高でした。
アンコールは、ジョン・レノンの「イマジン」を彷彿とさせる ミトのピアノ弾き語り「no one really knows」、そして三人での「シカゴ」「Folklore」で幕を閉じました。

いや~、満喫しましたね。山梨に来てから観たライヴで一番気持ち良かったんじゃないかな? 郁子ちゃんが「また桜座来るよー」と言っていましたが、是非そうしてください!とお願いしたいです。帰り道は、興奮気味で素面なのに千鳥足で帰ってきました(苦笑)。
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